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寒い試合 [ 年代別代表 ]

オリンピック北京2008 2次予選 日本対香港は3-0で勝利。

来なきゃよかった。
試合終了直後の率直な感想である。
暖冬でしかも2月ももう終わりとは言え、強い風が吹き付けている中、
震えながら観るような試合じゃなかった。

今日の試合では梶山がトップ下に入ってるように見えたけど、
そうなると今時珍しい中盤がダイアモンド型の3−4−3。
だからなのか、まずトップに当てて梶山が前を向いてスルーパスってな形で何度かチャンスがあったけど、
サイドに振った時に水野あるいは本田が孤立していて数的優位を作れていない。
もっとワイドのFWと絡みたい。

まぁでもそんなことよりイージーなミス、コンビネーションのずれが多過ぎ。
私はカテゴリー3のバックスタンドホーム寄りに座っていたんだが、
周囲の反応も厳しいものだった。

平山、カレンとゴールポスト直撃のシュートが続いて
「ポストを狙ってるのかあいつらは」

凡ミスの連発に業を煮やして
「おい!集中しろ!!
相手香港だぞコノヤロー!!!」

試合後、大江戸線が人身事故のため運転見合わせとの電光掲示板を見て
「寒いのは風だけでも試合だけでもなかったね〜」

試合後
「高校サッカーの方がおもしろかったな」
「応援しがいのない奴らだ」

散々言われていた。
私も言わせてもらう。
ちゃんとやんねーと観に来ねぇぞコノヤロー!!

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大きく広がれ [ 年代別代表 ]

アジア大会ドーハ2006 2次リーグ第2戦 日本対シリアは10の勝利。
TBSにてTV観戦。
パキスタン戦とは打って変わっていい試合だった。

前半、シリアの(OA枠があるが)ホントにこいつら23才以下なのか
と疑いたくなる面相の選手達が、えらい勢いで攻めてくるのを粘り強く守って
機を見てカウンターを放つ。

後半はボールを支配、長短のパスを駆使し、かつ多くの選手が攻撃に絡み、
選手もボールもダイナミックに動く素晴らしいサッカーを披露した。

この世代は、ワールドユースオランダ2005でグループリーグを突破したものの、
1勝もしないまま大会を終えた世代だ。
極端に守備的というわけではなかったが、本田圭佑、水野晃樹、前田俊介といった
攻撃のタレントがあまり起用されず、
小さくまとまった印象のサッカーをしていたことを記憶している。

それがこの変貌ぶりである。
しかも大会参加者的にも、出場停止などの面から見てもベストメンバーではない。
にも関わらずこの内容。
指導者が変わればチームはここまで変わる。
先日の日中韓3カ国対抗戦 アウェイ韓国戦でも感じたが、この世代はポテンシャルが高い。

そしてこの試合驚いたのが運動量。
このサッカー、省エネでは実現不可能だ。
みんながみんな、恐ろしく走っていた。
特に目についたのが増田。
鹿島ではあんなに走ってたっけ。

とにかく期待してるぞ、アジア大会も、オリンピックも。

経験 [ 年代別代表 ]

アジア大会ドーハ2006 2次リーグ第1戦 日本対パキスタンは32の勝利。
NHK総合にてTV観戦。

国際大会初戦の固さはなかった。
むしろ必要以上にリラックスしていた。

その時の印象に忠実に表現すると、落ち着き過ぎる程に落ち着いていた。
DFラインでゆっくりとボール回しする様子に、
ジーコジャパンのちんたらサッカーを思い出したくらいだ。

確かに主審に苦しめられた面はあったかも知れないが、
選手達が口々に言うほどかな、と思う。
誉められたジャッジでないことは明白だが、
私には”よくある”程度のひどさ加減という印象だ。

まぁだからこそ、国際経験に乏しいこの世代にとって
来年のオリンピック予選を視野に入れた大会初戦で
こういう経験ができたのは収穫だったと言えるだろう。

しかし守備の要と中盤の要のダブル青山が、
ともにケガと警告2枚で退場してしまったのは痛い。
このチームにとってはかなりの損失だ。

FIFAランキング165位のパキスタンに続いて、第2戦の相手は、118 位のシリア。
経験がないということは、逆に言えば延びしろはあるということ。
1戦1戦成長する姿を見せてほしいものだ。

層 [ 年代別代表 ]

日中韓3カ国対抗戦 韓国対日本は11に引き分け。
NHKの録画放送で観戦。

いろいろと課題はあるだろうけど、ちょっとその辺は今回置いておいて。
驚いたのが後半の日本の変貌ぶりだ。

前半の攻撃はなんだか手探り状態で、Jで出場してない選手もいるし
いつものメンバーじゃないから仕方ないか、と思っていたら、
後半の攻撃が凄かった。

華麗なパスワーク、思い切りのいいフリーラン、
勇気あるタメ、キレのあるドリブル突破。
寄せ集めとも言える今回のメンバーで、これだけクリエイティブな攻撃が出来ることに素直に驚く。
前回国立での中国戦では、勝ったものの内容には大いに不満が残っただけに尚更。

代表における2線級の選手達であの内容が出せることに、日本サッカーの層の厚さを感じる。
この世代には(平山を筆頭に)なんとなく伸び悩みを感じていたが、そうでもないのかな。

最後の最後で [ 年代別代表 ]

アジアユース選手権決勝 日本対北朝鮮は11 PK53で敗退。
BS朝日で観戦。

選手達は最後の最後で自分達のサッカーが出来なかったことが悔しいだろうし、
またそれが最大の敗因だろう。

足元へのパスは北朝鮮のハイプレッシャーに寸断され、
FWへのくさびやDFラインの背後を狙ったパスは北朝鮮のフィジカルと走力に押さえ込まれた。

しかし北朝鮮てのは体力あるよな。
国内情勢は最悪じゃないのか。
お前ら何食ってるんだって感じ。
あんだけガンガンプレスかけても平気なんだから。
さすがに終盤は落ちていたが。

日本がパスサッカーを貫くには、解説の松木が再三にわたって言っていたように
もっとスペースを意識しなければいけなかった。
スペースへの走り込み、スペースへのパス出し。
その前段階としての、スペースを作る動き。
ハイプレッシャーの中でパスサッカーをやるにはそれしかない。

もちろん疲労もあったろう。
だが北朝鮮は疲労を乗り越えてプレスをかけ続けた。
私は単純な実力の比較の上では、日本の方が北朝鮮よりも強かったと思っている。
北朝鮮は自分たちの特徴を最大限に生かしてその実力差を埋め、
120分間を引き分けに持ち込んだ。
自分達の特徴を発揮することなく120分間を終えてしまった日本は、
その時点で既に負けていたのだった。

確信 [ 年代別代表 ]

アジアユース選手権インド2006準決勝 日本対韓国は22 PK32で勝利。
TV朝日でTV観戦。
放送の開始時刻が30分遅れた上、編集されて前半がわずか15分足らずだったのには驚いたが、
日本が押し込まれる時間が長かったとは言え、息詰まる熱戦だった。

確かにあそこまで自陣深く守る必要はなかったかも知れない。
守るにしてももっと有効にカウンターを撃つ戦い方が出来たかも知れない。
だがそれよりも、先制を許しても落ち着いてパスをつないで自分達の形からチャンスを何度も作り、
同点ゴールをゲットしたこと、
一人少なく、サンドバック状態になった中から
蜂の一刺しのようなカウンターを見舞って勝ち越し点を奪ったこと、
これらをもたらしたメンタリティの強さを評価したい。

何より、前時代的なキックアンドラッシュで攻める韓国との
サッカーの質の差が歴然たるものだったこと、これが私には嬉しかった。

しかし梅崎は言うに及ばず、森島も頑張るねぇ。
守備に下がって、カウンターの時には必死で前線へ駆け上がって、体張ってボールキープして。
顔が城に似てると思うのは気のせいか。

決勝の相手は北朝鮮。
グループリーグで当たった時みたいにリスクを冒さない戦い方ではなく、
自分達のサッカーをしようぜ。
そうすりゃ優勝だ。間違いない。

珍しく優勝予想 [ 年代別代表 ]

サウジアラビア代表に21で勝利してワールドユース、いや、U20ワールドカップか、
の出場権を獲得したU19日本代表。

試合終盤、81分という時間に同点に追いつかれた時、これは負けパターンだと思った。
私同様、先行して追い付かれた時の日本代表に対して
いいイメージを持っている人は少ないのではないだろうか。

だがU19代表は、公式記録90分にもぎ取った得点によって
そんな私の予想を気持ち良く裏切ってくれた。
決して焦らず、90分できっちり決着をつけたこの精神的強さはすごい。

梅崎が「課題はボールを取った後のつなぎ」と語っている。
しかしこれ、課題ではあるかも知れないが、この年代にしてみればいい方だろう。
先日も引き合いに出した、05WY組のアジアユースでの戦いぶりに比べれば
全く問題にならないレベルだ。

ベスト4はアジアの極東が4分の3を占めた
準決勝の韓国戦に勝つと、1次リーグで勝っている北朝鮮とベスト4入りサプライズのヨルダン
念願の優勝をかける相手としてはノリにノッているらしいヨルダンよりも
北朝鮮の方が与しやすいだろう。

なんか気の早いこと書いてるけど、このチームは優勝出来る!

中1日は観る方もつらい [ 年代別代表 ]

アジアユース選手権インド2006 グループリーグ
第1戦北朝鮮戦は20、第2戦タジキスタン戦は40で勝利。
第1戦はBS朝日、第2戦はTV朝日で観戦した。

第1戦の時にはあまりにもなセーフティファーストと、
あわてているようなボールの動かし方に、大熊監督時代のユース代表を彷彿とさせた。
解説の松木ももっと落ち着いてプレーしろとさんざん言っていたが、
私の目にも、まるでボールを持つのを怖がってでもいるような印象すら受けた。

が、それらは全て作戦だったようだ。
それにしてももうちょっと頑張ってクリエイティブなプレーを見せて欲しいと思うし、
そんなに器用に戦い方を変えられるのかということについての疑念もあった。

第2戦はそんな私の心配に答えてくれる好ゲーム。
DFラインからボールをつないできちんとビルドアップ。
サイドで数的有利を作っての突破、梅崎を筆頭に個人技を生かしたドリブル突破。
また、トップの森島に当てるボールも多用していたが、
U21のように平山の頭を狙ったハイボールではなく
足元へのくさびのパスを入れてきちんとキープしている。

特に目についた選手は梅崎。
さすがオシムに呼ばれるだけはある。
ファーストタッチがうまく、突破力があってシュートへの意識も高い。
加えて献身的に動ける選手でもある。

今夜深夜からイラン戦を観戦。
さっきネットで結果を知ってしまったが。



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