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代表にネタキャラは要らない [ 年代別代表 ]

日中韓サッカーU21代表交流戦 日本代表対中国代表は20で勝利。

6時20分頃国立の千駄ヶ谷門に到着。
今日はカテ2だったのでバックスタンドへ。
この時点ではバックスタンドはまだガラガラだった。

席を確認してから夕食を買いに売店へ行った。
が。
国際交流弁当が売り切れ!
楽しみにしてたのに!

それだけじゃない弁当類全て売り切れ。
念のためコンコース一周してみたが、どこも売り切れ。
おい!試合開始30分前で弁当類全て売り切れってどういうことだ。
まったく。
食い物の恨みは深いぞ。

試合の方は、狙いがはっきりしてるのはいいと思うが、平山の頭だけじゃ単調でしょ。
ハイボールを頭で擦らしたところに苔口と増田が走り込むというパターンばっかりで
足元へのくさびのパスがない。
ボールがトップに収まらないからリズムが生まれない。

しかし反町は平山が好きなんだなぁ。
私だったら前半で代えてるよ。
私の周りでは完全にネタキャラ化していた。
動きの遅さ、ボール捌きの不味さ、加えてあの変なゴール。
本当に”電柱”という言葉がぴったり。

ある意味、東京というクラブには合っているかも知れない。
一生懸命プレーする、というのが前提条件だが。
でも代表にネタキャラは要らないよ、反町監督。

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未来予想図 [ 年代別代表 ]

U17アジア選手権シンガポール2006決勝 日本対北朝鮮戦延長の末42の勝利をTV観戦。

このチームを見るのは初めてになる。
最初の15分くらいで抱いた第一印象が、女子代表と似てるな、だった。
どこが似てるかと言うと、きれいなサッカーをするところ。

ここで言うきれいなサッカーとは、丁寧にパスをつないで
人の動きとボールの動きで相手DFを崩してシュートを目指すサッカーを指す。
一人の突出した個におんぶにだっこだったり、ゴリ押しのパワープレーではもちろんない、
テクニカルでありつつコレクティブなスタイルである。

スキルの高い選手がそろっているが、個人技に頼りはしない。
個はバランス良く組織化され、チーム全体として同じ方向を向いている。
グラウンダーとスルーパスへの意識の高さからアーセナルを連想したりもした。

アーセナルはさすがに言い過ぎかも知れないが、まぁとにかく質の高いサッカーだった。
よくここまでチームを作り込んだと思う。
城福監督の手腕は凄い。

そこにはオシム監督の目指すサッカーの完成形がほぼ実現されていたと思う。
結果として、フル代表がU16代表の後追いの形になるというやや皮肉な状態になっている。

だが言うまでもなくオシムが真似をしているわけではなく、
ユースからフル代表まで、それぞれのスタッフが理想を追い求め、
それがU16の場合には事前に合意が得られているU21とは別に(U19は?)
期せずして一貫した強化方針になっていた、というだけのことだ。
オシム監督の目指す方向性の正しさが間接的に証明されたと言ってもいい。

ただし、アジアで素晴らしいサッカーを見せた後、私達には思い出す出来事がある。
そう、サンドニショックである。
世界を相手にした時、どこまで出来るのか、少しだけ不安になる。
まぁでも素晴らしい内容での優勝、本当に良かった。
おめでとう。


付記
 3人目の河野の交代の時、柿谷がOUTだったが、私は水沼を交代させたかった。
 キープ力に優れ、守備にも献身的とさえ言えるほどの充実ぶりを見せていた柿谷を代える手はないと。
 主将であり、精神的に強いと言われる水沼を残すのもわからないではないが、決勝の出来を見る限りでは。

全ての道は北京に通ず [ 年代別代表 ]

U21日本代表対U21中国代表は20で勝利。

全体的な印象としては、数少ないチャンスを確実に決めたという感じだ。
1トップという布陣のせいもあるだろう。
相手の攻撃を跳ね返しても、そのボールをキープ出来ない時間帯が多かった。

守備の意識が高いのはいいことだが、本来2シャドー的な役割を果たす梶山や増田が
トップの苔口のフォローに追い付けなくなっていた。

それとまだ立ち上がったばかりのチームだから仕方ないが、パスコースを作る動きが少ない。
するとボールホルダーが出しどころを探しているうちにプレッシャーを受け、
中盤でボールをカットされることが多い。
ショートパス主体でサイド重視というチームの方向性ははっきりしてるので
徐々に改善されるとは思うが。

得点シーンは素晴らしかった。
1点目のクロスを上げた枝村と、2点目を決めた増田はDFの穴を突いて完全などフリー。
スペースへの積極的な走り込みと、タイミングのいいパス出し。
大外の選手を正確に狙う冷静さと、落ち着き払ったシュート。

個性的な選手が多いこのチーム、守備偏重だったユース時代からどう変わって行くのか、
これからが楽しみだ。

井原 [ 年代別代表 ]

井原の五輪代表コーチ就任が確定的だ。
素晴らしいプレーヤーだったことは認めるが、彼のサッカー観が私は嫌いである。
井原は若い世代育てたいなどとのたまっているが、
引退後の彼の言動を見聞きする限りでは、若年層のコーチに適した人材ではない。

2003年5月頃、井原が朝日新聞紙上で連載していたコラムを巡って、読者から大きな反響があった。
コラムの趣旨は、浦和の坪井を名指しして、プロフェッショナルファウルをしないことを批判するものだった。

新聞紙上で議論の対象になったのは、プロフェッショナルファウルが必要か否かだったが
私はその点については問題にしていない。
私もプロフェッショナルファウルそのものを否定する立場ではないからだ。

だが、どんな状況でも、どんな選手に対しても
ファウルなどせずにボールを奪えればそれが理想である。
プロフェッショナルファウルは、それが出来ない、言ってしまえば下手なディフェンスがすることだ。

技術を磨いてディフェンダーの極北を目指す若い選手の理想を否定し、
安易なプロフェッショナルファウルに逃げろと言う井原に、
若年層のコーチとしての資格があるだろうか?

またこんなこともあった。
誤審問題として議論を巻き起こした、
2005年シーズンのJ1開幕戦横浜対磐田で起こった、福西のハンドによるゴールに関してである。

この試合、私はTV観戦をしていたが、その解説をしていたのが井原だった。
審判がハンドであることを見逃すのは仕方ない。
見る角度などによることや、審判は選手と同じグラウンドレベルにいることを考え合わせれば、
ハンドの見逃しが起きることはむしろ当然のことと言える。

私は俯瞰の角度のTVで見ていても、リアルタイムには気付かなかった。
問題はリプレイが流れた後である。
井原は、それを見ればハンドであることは明白なリプレイを見てもなお、
福西のゴールを”素晴らしいゴールですね”と評価したのだ。

これは一体どういうことだ?
井原にとっては、手で入れようが何しようが、審判に認められさえすればそれが”素晴らしいゴール”なのか?
私には到底受け入れられないサッカー観である。

井原はこのコラムの中で、ジダンの頭突きに言及して
”暴力行為は絶対にやってはいけない。決勝を見ている子供たちもたくさんいたのだし”
という意味のことを述べている。
どの口がそんなことを言えるのか、ちゃんちゃらおかしい。
五輪代表コーチというステータスのある地位が現実的になってきたが故の、アピールのつもりだろうか。

一般の新聞紙上やTVでおおっぴらにプロフェッショナルファウルを推奨し、
ハンドによるゴールを賞賛することが、子供たちに悪影響を与えないわけがないではないか。

コラムを読み、なんとかファウルをせずにボールを奪うよりも、
ファウルで止めることが誉められるべきプレーだと理解したら、子供たちはどうするだろうか。
ハンドによるゴールであってもそれが素晴らしいと解説が言うのなら、
子供たちは別にやってもいいんだと考えるようになりはしないか。
それらは日本代表史上に燦然と輝く、国際Aマッチ123試合出場の記録を持つ、
あの井原から発せられているのだ。

彼は実際にU19、17といった若年層の代表コーチに就任したら、
プロフェッショナルファウルで止めろと教えるのだろうか。
私は言わずにはおれない。
井原正巳は五輪代表、さらにその下の年代のコーチとして不適格である。

サムライキック [ 年代別代表 ]

この記事「男子も続け」ってタイトルで書きたかったんだけどなー。
U16とU19の日本男子代表のアジア選手権の日程・組み合わせが発表。
U16は3大会ぶりの、U19は7大会連続の年代別W杯出場を目指す。

AFCU17選手権シンガポール2006(9月)
AFCユース選手権インド2006(10月〜)

以前から提案されていた国体少年の部のU16化は、今年2006年の兵庫国体(10月)から実施される。
U16化されても、この日程だと効果が半減なような気がするが。
つまり国体に出場する15才の選手にしか効かない。
16才の選手にとっては、アジア選手権は既に終わってしまっているのだ。
国体の日程は変えられないだろうから如何ともしがたい。

U19は、なんと言っても知ってる選手が少ない。
AFCユース選手権大会2006予選U18日本代表チームメンバー(05年11月)
カタール国際ユース遠征メンバー(1月)
U19日本代表候補トレーニングキャンプメンバー(3月)
U19日本代表チーム中国遠征メンバー(4月)

上記のメンバーで実際にJリーグでのプレーを見たことがある(そして覚えている)のは、内田篤人くらい。
名前だけ知ってるのが吉本一謙、ハーフナー マイク、森島康仁。
年代別W杯出場権獲得に相当苦労した前回大会でさえ結構いたのに。
知っている選手が少ないということは(私の場合だが)Jリーグに出ている選手が少ないということ。
こちらも年代別W杯出場への道は険しいものになりそうだ。

吹っ切れろ [ 年代別代表 ]

ワールドユースオランダ2005のグループリーグ第3戦オーストラリア戦、
日本は11で引き分け、3試合を終えて勝点2にとどまったが、
オーストラリアを得失点差で、ベナンを総得点で上回り、グループ2位通過を果たした。

まぁもう一試合世界を経験できるようになったことは良かった。
だが勝点2で決勝トーナメント進出という結果に対してももちろんだが今一つすっきりしないのは、
ユース代表が、小さくまとまったサッカーをやっているような気がしてならないからだ。

大熊監督が元々守備を重視するのはわかっているが、
第1戦の64分のみの出場にとどまっている本田、
第3戦でようやく出場を果たして殊勲のゴールを挙げた前田、
3戦連続で途中出場し、1得点1アシストの水野など
攻撃に個性あふれるタレントが揃っているのにも関わらず、それを使い切れていない。
その印象は、石川や田中達也を使わずに消極的な選手起用に終始した
アテネオリンピックの山本監督に重なってしまう。

大熊監督の選手選考の第一基準と言っていいのが「ユーティリティ性」だ。
悪く言えば、守備もこなし、攻撃もそこそこ。
それが先発メンバーにも現れているようだ。
兵藤や中村の先発起用に。

そして、期待している梶山。
強烈なミドルシュートを放ったり、オーストラリア戦の同点ゴールアシストや、
随所に見せるキープ力など、その能力の片鱗は見せているが、もっと出来るはずだ。
それこそ全権を握ってチームを操り、相手も含めて試合を支配し、君臨できるほどに。

もっとボールに絡んで欲しい。もっともっと。
DFラインからボールを引き出し、サイドチェンジをし、FWへくさびを入れ、
スルーパスを出し、ペナルティエリアに侵入し、シュートを放つ。
U20レベルだったら出来る。梶山なら。

ユース代表も梶山も、もっと吹っ切れたチャレンジする姿を見たい。

自信へ [ 年代別代表 ]

1試合の中で悪い点を修正する。
現在ワールドユースオランダ2005に出場しているユース代表は、これが全く出来なかった。
去年のアジアユースの時には。

試合前に決めたプランから逸脱できない、時間帯に応じた対処が出来ない。
それは”黄金世代”の次、山瀬や前田が中心だった01年ワールドユースでの戦い振りを彷佛とさせた。

1トップ2シャドー(ちなみに初戦は1トップ前田、2シャドーが飯尾と山瀬)でドリブルとワンツーを多用し、
華麗な中央突破を図る。01WY組の基本戦術である。
ハマれば美しい。
だが、ゴール前を固めた相手にしゃにむに中央突破を図り、
まるで馬鹿の一つ覚えのように何度も何度も玉砕する姿は、目を覆いたくなるひどい有り様だった。

しかし。
アジアユースでWYへの出場権を獲得しながらも、じれったさでは01WY組に見劣りしなかった05WY組は
1年後の本大会初戦の後半、やられまくった前半からは想像できないほど修正をしてきた。

静かで、まるで解説のように大熊監督の声が響き渡っていたアジアユース。
本大会初戦は、開催国オランダが相手ということもあり、監督の指示が格段に通りにくい状況にあった。
そして適切な選手交代も、遂行する選手たちが適切なプレーを選択して初めて機能する。

このまま行けば0−5の虐殺モードから、手ごたえの感じられる1−2の惜敗まで持ち込んだのには
黄金世代以降のユース代表になかった逞しさを感じさせる。
感じた手ごたえを、確たる自信に進化させるためにも、次は勝利が欲しい。

ギャップをなくせ [ 年代別代表 ]

アジアユース選手権3位決定戦対シリア戦は11で90分を終え、PK戦で日本が勝利。

グループリーグの戦い方が戻って来た。
逆に、DFラインや中盤の低い位置から平山へ入れるボールが皆無だったため、
変化をつける意味でも使っていいのではないかと思ったくらいだ。

一方のサイドで詰まったら、サイドを変えられる広い視野と精神的余裕もあり。
それによって効果的に薄い方のサイドを突いて相手を揺さぶることが出来た。
完全に崩し切るシーン自体はそれほどあったわけではない。
が、1点目はパスワークで完全に崩して取ったビューティフルゴールだった。

それだけに、7分後の増嶋のオウンゴールは残念だったが。
あの場面はボールが山なりではなく、低めの弾道だったことを考えると
無理にヘディングせず、キーパーボールで良かったんじゃないかね。

増嶋は、韓国戦に続いてPK戦で失敗してしまい、オウンゴールと合わせて苦い経験になった。
最終戦は勝って終われたものの、韓国戦でのバックヘッドバックパスなどミスも目立ち、
本人はおそらく納得の行かない大会になっただろう。
これを乗り越えて、ひと回り大きくなってくれることを期待したい。

PK戦でカレンが最後に蹴った後、よく見てると副審が主審に
”今のは入ってるぞ”と手で合図を送っているのが見える。
スローで見ると完全に入ってたことがわかるが、よく見てたなぁ副審。

日本が3位に入ったことで、大会の上位3チームを東アジアの3つの国が占めることになった。
これって結構すごくないか。
惜しむらくは、当たり前だが日本がその頂点にいなかったこと。
グループリーグと3位決定戦で見せたような、パスをつなぐサッカーが出来ていたら。
肝心なところで自分たちのサッカー、力を出せなくなってしまうのはアテネ五輪の世代と全く同じだ。
この落差を埋めるにはどうすればいいのか、この世代に限らず日本が考えていくべき問題だろう。



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