全ての道は北京に通ず [ 年代別代表 ]
U21日本代表対U21中国代表は20で勝利。
全体的な印象としては、数少ないチャンスを確実に決めたという感じだ。
1トップという布陣のせいもあるだろう。
相手の攻撃を跳ね返しても、そのボールをキープ出来ない時間帯が多かった。
守備の意識が高いのはいいことだが、本来2シャドー的な役割を果たす梶山や増田が
トップの苔口のフォローに追い付けなくなっていた。
それとまだ立ち上がったばかりのチームだから仕方ないが、パスコースを作る動きが少ない。
するとボールホルダーが出しどころを探しているうちにプレッシャーを受け、
中盤でボールをカットされることが多い。
ショートパス主体でサイド重視というチームの方向性ははっきりしてるので
徐々に改善されるとは思うが。
得点シーンは素晴らしかった。
1点目のクロスを上げた枝村と、2点目を決めた増田はDFの穴を突いて完全などフリー。
スペースへの積極的な走り込みと、タイミングのいいパス出し。
大外の選手を正確に狙う冷静さと、落ち着き払ったシュート。
個性的な選手が多いこのチーム、守備偏重だったユース時代からどう変わって行くのか、
これからが楽しみだ。
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