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蹴唯雑音 忍者ブログ

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天狗の鼻は環境が育てる [ 日本代表 ]

”自由なサッカー”を掲げた前任者と、”考えて走るサッカー”のオシム。
”走る”ことを除けば、刻々と変化する状況に対して
応変に対処する判断力を重視することは共通している。

目標実現に際して何ら具体策を持たなかった前任者と
経験と理論を駆使して抽象的な能力を実践的な訓練によって伸ばすことが出来るオシムには、
比べることすらはばかられる天と地ほどの差がある。

前任者の監督としての手腕のなさにはもはや疑いの余地はない。
川淵会長が前任者を就任させた時、そして代表監督を継続させている間、
本当に監督としての手腕を見込んで就任させたのかということが非常に不思議だった。

今にしてみれば、監督としては期待してなかったわけだ。
代表を集金マシーンにするという川淵の野望達成がモチベーションだった。
結果として前任者はその手先のように使われてしまった。

協会からも、マスコミからも、監督としての力量について
正当な評価、批判が与えられない特殊な環境で、監督という職業のスタートを切った前任者は
ある意味でかわいそうな立場だったのかも知れない。

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