忍者ブログ[PR]
蹴唯雑音 忍者ブログ

采配ミス [ FC東京 ]

J1 2ndステージ第12節 東京対浦和は1-3、4年ぶりに浦和から勝利をもぎ取る千載一遇のチャンスを監督の采配ミスで逃した。

久々の味スタでの観戦だった。今シーズン2回目か。
おそらく試合を観ていたみんなが感じたであろうが、あまりにも悔しく無念だったので書いておく。

後半開始直後にPKで先制した後、後半13分に河野→丸山で5バックに変更。
さらに後半22分には中島→高橋へ交代。
つまりこの時点で最終ラインは室屋、森重、吉本、丸山、徳永の5バック、
中盤は梶山、東、橋本、高橋がほぼフラットに4人。
守備的MFが4人並ぶようなイメージで、いわゆる攻撃的MFの位置には誰もいなくなった。

相手DFラインへのプレッシャーをワントップの前田一人でカバーできるはずもなく、
中盤前目でプレッシャーをかける選手もいないとなれば浦和の攻撃は易々と最終ラインまで到達し、
次々と東京ゴールを襲うようになった。
そして上記の交代から10分後の後半32分に失点、さらに後半40分に2失点目を喫する。

これは明らかに、早い段階で急激な守備的布陣への変更が招いた失点だろう。
今まで直接的に最終ラインの人数を増やす等の交代を行ってきた篠田監督だが、
それは試合最終盤に至ってからのことで、ここまで長い時間を耐えることは初めてのはず。
やはり経験不足が出たということだろうか。

先制しながら自らの交代策でバランスを著しく崩してサンドバッグ状態に陥り
10分間で3失点しての敗戦は明らかに監督の采配の問題である。
確かに終盤では東京の選手の足も止まりがちだったが交代策含むそれまでの戦い方、
リードしている状況、あるいは同点での状況であれば、あそこまでにはならなかっただろう。

もちろんそれは推測だが、この試合に関して言えば監督の交代策が一番の鍵だったことは明白。
これほど明らかな采配ミスも珍しいレベルだ。
監督交代以降いい調子で戦ってきた中でこれは痛い。


にしても浦和がアウェイでもお構いなしにやる過剰な勝どきの声は今回はそうでもなかったな。
PR

方針転換 [ FC東京 ]

オフィシャルで発表されましたけれども。
マッシモ フィッカデンティ監督の退任について

次期監督は、ほぼ確定的なことしか書かないトーチュウでは城福監督の再任とのこと。
正直、この人事は疑問である。

2006年シーズンのガーロ監督就任以降、東京はポゼッションを基本とする
パスサッカーへと方針転換を図った。
次の方針転換は2014年のフィッカデンティ監督就任時の守備第一戦術への変更であり、
その間多少の違いはあれど、ポゼッションで相手より長い時間ボールを持つことで
守備機会を減らすことが失点の減少にもなるという考え方でほぼ一貫していた。

フィッカデンティ監督の場合は守備に時間を割くことを厭わない。
落ち着いて人数をかけて守って穴を作らない。
しかしカウンターを高速で撃って相手の守備が整う前に攻める
というわけではなく、あまりリスクを取らない。

今シーズンは徳永の攻撃参加が明らかに減り、攻撃は主に左サイドからだった。
左サイドには今や日本を代表するクロッサーとなった太田がいるからだが、
おそらくサイドからのクロスがリスクの小さい攻撃方法だったこともあるのではないだろうか。
攻撃はタレントに負う部分が大きいという考え方だろう。

城福監督は東京の歴代監督の中でも、最もポゼッションにこだわった監督だ。
ポゼッションをするには人数をかける必要があるわけで(少ない人数でポゼッションはできない)、
ボールを保持している内はいいが、ボールを奪われた時点でのリスクは大きい。
こういう最も基本的な部分において全く正反対の方針にしてすんなり行くとは考えにくい。

ポゼッションと基本とするパスサッカーは今まで東京で成功した例はなく、
守備第一戦術が功を奏して年間の総合順位が最も高かった監督と
契約を更新しないという判断はどうにも受け入れがたい。

少なくとも今の選手編成ではパスサッカーで良い内容、良い成績を残すことは不可能だろう。
今までさんざん見せられてきた、相手守備ブロックの周りで延々とボールを回す姿を
また見ることになるのかと思うと、今から憂鬱だ。

2015シーズン終盤戦を終えて [ FC東京 ]

J1 2ndステージ第17節 東京対鳥栖は0-0のスコアレスドローに終わり、
ガンバ大阪に抜かれてチャンピオンシップ出場を逃した。

シーズン最終盤のホームゲーム3試合には、チャンピオンシップ出場がかかっているとあって
私も現在居住している長野から”遠征”して駆け付けた。
しかし結果は知っての通り

 第14節 湘南ベルマーレ戦 1-2の敗戦
 第15節 浦和レッズ戦   3-4の敗戦
 第17節 サガン鳥栖戦   0-0の引き分け

まあ浦和は仕方ないだろう。強かったと思う。
私個人的には1失点目が完全なGKのミスだったので、あれさえなければと思ってしまうが。
アブラモフは反応があまり良くない。それとこれは反応とも関係しているが
コースの見切りもあまり良くない。

彼自身はよくやってくれたと思う。だが、各年代別代表からフル代表まで
常時選出されてきた権田とはやはり差を感じる。
それがシーズン最終盤で先制点に直結する形で出てしまったのが残念でならない。

そして湘南戦と鳥栖戦は実力差から言っても勝たなければならなかった。
この局面にホームで格下のチーム相手に勝てなければそりゃ優勝など無理だろう。
最悪どちらかの試合であと1点でも取れていれば結果は大きく変わっていただけに
もうため息しか出ない。

1stステージで2位だったとは言え、1位浦和との勝点差は6。
2ndステージは6位。年間総合での1位との勝点差は11。
この成績で最後まで優勝を狙えたのは、世界でもあまり例のない
最大5チームが参加するチャンピオンシップという特殊なルールによる。

つまり言ってしまえば東京はまだまだ優勝を争う実力はないと言える。
逆にだからこそ、今シーズンは東京にとって優勝するまたとない好機だった。
年間の勝点差9(最終節勝っていた場合)を3試合でひっくり返す
千載一遇のチャンスだったのだ。

もちろん一番悔しいのは選手達だろうが、その悔しさを今後何年も引きずらないように
近い将来には笑って思い出せるようになっていたいものだ。

東京型4-3-3 [ FC東京 ]

2014年シーズンのJリーグが開幕し、初戦の柏戦をTV観戦した所感など。

まず驚いたのが、システムが4-3-3だったことだ。しかも攻撃的なバルサ型4-3-3。
バルサ型4-3-3とは私が個人的に使っている言葉で、一般的な用語では全くない。
しかし非常に特徴的なシステムなので他の4-3-3と区別するために使用している。

バルサ型4-3-3の特徴を列挙すると
・超攻撃的なサイドバック
・中盤の底に1人のアンカー
・攻撃寄りの2人のセントラルミッドフィールダー
・両サイドに突破力のあるウイング
・万能型の1トップ

一言で言い表すなら”攻撃的”である。
攻撃にかかった際には、2人のセンターバックとアンカーの3人が残り、
GKを除いたほかの選手は全て攻撃に加わる。

私は事前情報をほとんど入れていなかったこともあり、
イタリアから来た新しい指揮官がまさかこのバルサ型4-3-3を採用するとは予想しなかった。
しかも、バルサ型4-3-3よりも更に攻撃的な戦い方をしていて二度びっくりである。

上記のようにバルサ型ではアンカーは2人のセンターバックとともに最後尾に残り、
相手のカウンターに対するファーストディフェンダーとして重要な役割を担う。
従って、全体としては超攻撃的なバルサ型4-3-3も、(センターバックと)アンカーだけは
守備専従と言ってもいいほど守備寄りである。
攻撃の際も基本的にはボールのつなぎ役であり、積極的に上がったりはしない。

しかしフィッカデンティ監督はアンカーに高橋を起用してきた。
高橋は守備が非常にうまい選手だが、どちらかと言えばセントラルミッドフィールダータイプだろう。
実際、開幕戦でも攻撃に再三顔を出していた。

米本の負傷という事情はあるにせよ、アンカーが攻撃に顔を出すのは極めて珍しい。
おそらく今後の相手は高橋の上がったスペース、あるいは高橋の両脇のスペースを使ってくるだろう。
その時にこの東京型4-3-3の真価が問われる。

超劇的 [ FC東京 ]

天皇杯準々決勝 東京対仙台は2-1、極寒の仙台で行われた準々決勝は劇的な逆転勝利となった。

さすがに極寒は大げさかも知れないが、寒かった。
それなりに防寒はして行ったつもりにも関わらずそれを上回る寒さ。
特に足元が寒い。
しかも途中雨がパラついたりする中で選手たちはよく戦ったと思う。

とは言え内容は良くはなかった。
つなごうとして相手に渡してしまって失点した場面もそうだし、
仙台と比べてもても連動性はもちろん、動き自体も足りていなかった。

東京のディフェンスは裏を取られて必死に追っかけて守備、という場面が多いのに対し、
東京のオフェンス陣にはそういう場面が乏しい。
ただ以前よりはクロスを上げる際、相手GKとDFの間に入れようとしている意図は見えた。
結果的にあまり成功はしていなかったが、良い傾向だと思う。

試合前のアップの時点で体のキレを感じさせた石川は逆転ゴールの場面でもすごく良かった。
スペースを見つけてダッシュ、ボールを受けた後しっかり中を見てからクロス。
最終的に林がゴールを決め、平山も体を張って基点を作ろうとしていた。

仙台より明らかに上だったのは交代選手の質だろう。
もちろんそれだけでは勝てないし、交代選手が機能しないことも多々ある。
だがこの試合の東京で交代選手がそれぞれの持ち味を生かしてチームに貢献していたことは
仙台より明らかに上回っていた点として挙げられるだろう。

でもまあそんなことよりここで強調したいのは、超劇的な勝利だったことだ。
試合開始早々に失点し、ほぼ丸々一試合分リードされていた状態から
試合終了直前に起死回生の同点ゴール、
延長戦の終了直前に逆転ゴール。
そりゃー上がるというもんです。

年末、クリスマス気分も気持ちを高揚させる燃料になったんだろうか
試合後のあいさつに来た選手達がみんなでラインダンスするなんて
金輪際ないかも知れん。

そして次の準決勝はリーグ2連覇を達成してしかもあまり良いイメージのない広島。
客観的視点だとちょっと厳しいが…どうなるでしょうか!



付記
 私は遠征に行く時にはゴール裏の端っこの方にいる。
 一緒に行く友人が非常にライトなファンだからで、いわゆる声を出している場所に
 連れて行くのはさすがに憚られるからだ。
 
 で、今回も仙台スタジアムのアウェイゴール裏、バックスタンド寄りの角の辺りに居た。
 のだが、何列か前に明らかに仙台サポとわかる格好の人が居て。
 出で立ちから察するに、シーズンチケットを持っている人っぽい。

 リーグ戦ではバックスタンド寄りのアウェイゴール裏は仙台サポの席だけど、
 これは天皇杯だから。
 周囲は東京サポだらけの中でよく観戦しようという気になるよね。
 東京サポなら危険性は低いが、トラブルに発展しかねないところだってあるのに。

 今では信じられないことだが、Jリーグが始まった当初はゴール裏に相手チームの
 レプリカを着込んだ人が座ってるなんて光景はチラホラ見かけられた。
 それをいまだに引きずってるわけでもあるまいに。

スペースとタイミング [ FC東京 ]

J1第21節 東京対横浜は0-2、今シーズン初の味スタでの観戦は0-2の完敗となった。

お盆休みで帰省していたので、ほぼ一年ぶりに味スタで観戦。
正直久々に観るホームでの試合がコレかよ、という試合だった。

もういつの頃からか、東京がポゼッションサッカーを目指し始めた頃からずっと言ってる気がするが、
東京はいつになっても、スペースを使う意識、スペースを作る意識が希薄だ。

具体的に言えば、足元パスが多過ぎる。
今のやり方は、非常に狭い地域で、非常に短い時間の中で、
非常にハイレベルな技術、非常に高度なコンビネーションを要するやり方だと言える。
それはつまり、成功確率が低いということだ。

がっちり守備ブロックを作られた場合に、ぐるぐるぐるぐるその周囲を回すだけになってしまう
という悪癖からは脱して、くさびを入れるまでは良い。
だがその後が前述のようなやり方だけでは、やはり継続的に勝って行くのは難しいだろう。

だからもっともっとスペースを意識して欲しい。
スペースへのパスは、多少コースがずれても大丈夫だし、タイミングもシビアではない。
やり方にこだわりがあるのかも知れないが、一考の価値はあると信じるのだが。

タイミングと言えば、クロスを上げるタイミングをもっと考えて欲しい。
目の前のDFをかわし切っていないが、中の守備が整っていない状態を狙って上げるクロスと
目の前のDFはかわしたが、中の守備が整っている状態で上げるクロスと
どちらがゴールの可能性が高いクロスだろうか。
私には明白に思えるが、東京に限らず日本の選手は私とは考えが違うか、
あるいはあまりその辺を考えているように見えない。

東京では私と同じ考えの選手が一人だけいて、左SBの太田だ。
彼のアーリークロスは素晴らしい。タイミングも、弾道も。
彼をもっと速いボールで、もっと正確にしたのが酒井宏樹。
自分のクロスに自信があるのだなと感じる二人だ。

守備におけるグループ戦術が非常に高度化した現代サッカーにおいて、
狭い地域でのシビアなタイミングを追及するよりは、
相手の守備陣が整っていないタイミングを外さないことの方がよほど効果的だと思う。
相手の守備陣が整っている状態をどう崩すかは、相手の守備陣が整っていない状態を
逃してしまった時の次善の策であるということをもっと意識すべきだと思う。

今シーズン初生 [ FC東京 ]

J1第6節 東京対仙台は1-2、今シーズン初の生観戦は1-2で惜しくも敗戦となった。

私は現在長野在住なので、金曜夜に車で東京に帰省、
翌朝早くに出発して友人を拾い、昼過ぎくらいに仙台に到着した。

前半は東京がやや押し込んでいたが一進一退でどちらにもチャンスがあった。
後半早々に決められた点はまあしょうがない感じかな。
コースもいいところに飛んで、結構すごいミドルだった。

しかし2失点目はいただけなかった。
前がかりになったところに速攻を受けた形だが、あとひと太刀浴びせれば防げただけに悔やまれる。
この2失点目がなければ、個人的には(結果的にも)悪くはない試合だったのだが。

終盤平山を入れて反撃に出たが、いきなりパスミスをして不安に駆られる。
しかしその後は前線でポイントになることが出来ていた。
特に中盤やや前目から簡単にペナルティライン付近の平山に入れて
バイタルエリアを使う攻撃はかなり効果的だった。
この時間帯は得点に匂いがぷんぷんして、2点目も期待出来たのだけに
結局コーナーキックからの1得点に終わったのは残念。

カウンターを受けて結構簡単に失点してしまうシーンは
割と最近よく見るような気がするのだが何とかならんもんか。

それとこれは以前から指摘していたことで我が意を得たりという感じなんだが、
やはり平山は、頭へのボールの競り合いに使うのではなく、
足元へのボールでキープ、展開させた方が良い。

平山は身長がやたらとあるせいで、高校サッカーの時にはその優位性だけで
ハイボールの競り合いも滅法強かったが、プロになってからははっきり言って分が悪かった。
それまでガタイの良さに頼ってきたせいだ。
プロになれば高さでは勝てなくても、自由にプレーさせないようにするDFはたくさんいるのだ。

しかし同じポストに使うのでも、高いボールではなく低いボールを出すとなると、
出す側にも工夫が必要である。
長距離だと途中でカットされてしまう危険性が増えるので
出し手と受け手のタイミングを合わせることやパスの強さが必要だし、
短距離だとそこそこ上がった位置になるからその分相手からのプレッシャーが強くなる。
その状況で前を向き、コースからDFを外すテクニックを発揮する中でパスの正確性が求められる。

こうした平山の使い方に対しては、次か、次の次くらいからは相手も研究して対策を練ってくるだろう。
非常に有効な攻撃なだけに、それらを乗り越えてブラッシュアップしていって欲しい。


今回、久々の生観戦となった。
やっぱり生で観ると楽しい。
結果は負けだったわけだが、個人的には無茶苦茶楽しかった。
回数は限られるけれども、できる限り現場で観戦したいとあらためて思ったのだった。

悔しい敗退 [ FC東京 ]

ACL決勝トーナメント1回戦 東京対広州恒大戦は0-1。
悔しい悔しい敗退となった。

以前にもちらっと書いたことがあるが、私は勝利への執着があまりない。
その割に内容至上主義とかほざいて気持ちのこもったプレーを見せろと要求しているが
それは自分にそういった素養が薄いことの裏返しであろうと自分なりに分析している。

だから負けてもあまり悔しいという感情は起きなくて、
よくあるパターンが”ただただ脱力する”である。
これはもちろん負けたことによる影響ではあるが、悔しいというのとはやはり違う。

そんな私が昨日の敗戦では非常に悔しかった。
もう少しで勝てたのに、という悔しさだ。

選手はよく戦ったと思う。
特に一発勝負の敵地で初めての相手にいつものサッカーを貫いた勇気には敬服する。
それだけに、今更ながらこの決勝トーナメントの不公平さには一言書きたい。

それは一発勝負なら中立地開催だろう、ということだ。
気候的にも、移動距離/時間的にも、ピッチの状態的にも、
ホームのチームに利があり過ぎだろう。
1位抜けと2位抜けのチームの差としても大きいと思う。

そして広州恒大との差は、仮定の話になってしまうが、
ホームが入れ替わっていたら逆転できるレベルであったろう
という部分において、非常に悔しさを感じるわけである。
もし次回出場時に現行のルールのままだったなら、1位抜けは必須だ。

何はともあれ、良いものを見せてもらったと思う。
近いうち、また出たいね。



| MAIN | 次のページ