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カズマ・ザ・グレート [ FC東京 ]

このタイトル、いくつかかぶるんじゃないかな(笑
J1第12節 東京対鳥栖は3-2で逆転勝利。
内容的にはまだまだだが、勝利への執念が大逆転を呼び込んだ。

0-2から3点を奪っての逆転勝利と言えば、2004シーズンの名古屋戦を思い出す。
あの時は反撃の口火を切るゴールと逆転ゴールをルーカスが決めてたが、
今回は3点全てが渡邉千真。

ややラッキーなゴールもあったが、1点目のシュートは素晴らしい。
バウンドして高く浮いたボールをダイレクトに、しかもボールはほぼ真後ろから、
というかなりの高等テクニック。
渡邉千真というと割と泥臭い点取り屋のイメージがあるけど、
それだけじゃないことを証明するような一発だった。

あと苦言を呈しておくと、以前にも書いたが押し込んでいる時のカウンターへの対応と
相手が守備ブロックを整える前に、DFラインとGKとの間に
スペースがまだ開いている段階でシュートへ持ち込むことを
もっと意識した方がいいんじゃないかってことだ。

押し込んでいる、でもそれってつまりがっちり守られてる、
という状態が非常に多いんだけど、それを崩すのは相当大変なので
そうなる前に攻撃できるならしようよ、ってずっと言ってるんだけどな。
ボールを大事にし過ぎるのは本当に悪い癖だ。

まあでも今日は良いものが観られた。
折れない心だ折れない心。

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3連敗 [ FC東京 ]

J1第8節 東京対清水は0-1で敗戦。
相手の人数が少なくなって余計崩せなくなってしまった。

実は第7節の仙台も行っていた。
あの試合について書く気がしなくて放置しておいたのだが、
今回の記事をアップするにあたって失点シーンをビデオで見直してみた。

まず1失点目、現地ではオフサイドじゃねーかって大騒ぎだったんだが、
コマ送りで確認するとオフサイドではない。
微妙とかそういうレベルじゃなくて、断言できるレベルで。

ここではたとえオフサイドだと思っても笛が鳴るまではプレーを止めない、
というごく当たり前の指摘になるだろう。
観てた時はあまりにも東京のディフェンス陣がボールに反応していないので
大幅に飛び出たオフサイドなのかと思っていたが全然違う。
ディフェンス陣には猛省を促したい。

2失点目は、ボランチ2人のポジショニング。
バイタルエリアがぽっかり空いており、そこへ走り込んで来る関口に誰も付いていない。
危機を察知した石川がサイドから絞り込んでカバーしようとしているが
本来そこを埋めるべきボランチ2人のバランスの悪さと戻りの緩慢さが目に余る。

3失点目は使い古されているのであまり書きたくはないのだが、集中が欠けているとしか思えない。
クリアボールを拾われて再度前線にフィードされたボールへの反応が鈍いことこの上なく、
大げさに言えばぼけーっとしているように見える。

4失点目はボールが相手に相手にこぼれてやや不運な面があるが、
東京の選手が完全に足を止めてボールウオッチャーになっているのに対し
仙台の選手は常にボールの動きを予測し、ゴールへ向かってプレーしている。
結果、最後のシュートの場面では仙台の選手がどフリーになっている。

全失点を通して、仙台の選手に比べて東京の選手の反応の鈍さが目立つ。
それ以外にも単純なミスが多い。
以前に比べると格段にサッカーは洗練されてきたけど、
最後に勝敗を分けるのはボールへの執着心だと思うので
東京にはそれを忘れて欲しくないと思うのである。


さて清水戦だが、一番気になったのが、シーズン開始当初は非常に目立ち、
かつ効果的だった、くさびのボールの少なさだ。
くさびが入らず、相手守備ブロックの周りをぐーるぐーるぐーるぐーる回す様子は、
城福、大熊監督時代を思い出させる。
ボールは保持するけど、前への推進力のないサッカーである。
ちょっと歯車が狂って昔の悪癖が顔を出してしまったのだろうか。
ボールを受ける動きはあるので、主に入れる側の問題の気がする。

そして守備面では、やっぱり押し込んでいる時の相手カウンターへの対応だろう。
やられているのは頻度的には90分で1回か2回ということになるが、
そこを抑えないと勝てないわけだから。
この部分は攻撃よりも先に見直さないといけないかも知れない。

久々 [ FC東京 ]

ACL第4戦 東京対北京国安戦は3-0で快勝。
ハイプレッシャーをかいくぐって3ゴールを決めた。

久々の観戦だった。3/20の蔚山現代戦ぶり。
2002年にソシオになって以来、シーズン中にこんなに東京の試合を観なかったのは初めて。
だからなのか何なのか、ユルネバを歌い始めたらうるっと来てしまった。
ハハ。

また昨日の試合はサポーターみんなの気合も入ってて良かった。
最近はゴール裏のたすき近くの席を取れないことが多いのもあって
あれだけの音圧を感じたのも久々だった。

実は近いうち、今みたいに毎試合ホームゲームを観られなくなるかも知れない。
まだわからないけど。


さて、相手はホームでの戦い同様、前線からハイプレッシャーをかけてきた。
東京はその中をしつこくつないでボールを回す。
よくまああれだけ持てるよと思うくらい。

そんな中でも前を向けるポジショニングを取ろう、ボールをもらえば前を向こう、
そして前へパスを出そうという試行錯誤をしているのが昨シーズンまでと大きく違うところだ。

あえて難を言えば、もうちょっとプレッシャーをいなすロングボールを出してもいいかなとは思う。
もちろんプレッシングに行く気力を萎えさせ、DFラインを下げるのが目的だから
そこそこの実効性は必要なのでぼんぼこ出せと言ってるわけではない。

前から書いてる通り、単純裏へのランニングだけだと相手も簡単に対処してしまうので
前線の選手同士で1人おとりの動きを入れるようにするといいと思うんだが。
もちろん最初からおとりとして動いては見抜かれてしまう。
結果としておとりになってたくらいの勢いで全力ダッシュ必須である。
前線だけでなく、そういう動きはまだまだ足りない。


しかしそれにしても立派だと思うのが、相手のラフプレイや少しホームディスアドバンテージ気味の
主審の判定にも全く態度を変えずに、冷静にプレーしていること。
昨日の試合はそれほどひどいわけではなかったけど、
それでも何事もなかったかのように淡々とプレーする姿にはちょっと打たれた。
いつまでもそんな東京でいて欲しい。

2節まとめて [ FC東京 ]

ACL第2戦 東京対蔚山現代戦は2-2。
逆転して後は逃げ切るだけのところで痛い失点。
悔しい引き分けとなった。

J1の第2節に非常に気持ち良い逆転勝ちをして、書こう書こうと思っているうちに
ACLの第2戦が来てしまった。
最近なかなか書けない。内容はともかく1日1本書いていた頃が懐かしいくらい。

J1第2節は、前半確かに名古屋に圧倒された
出足の良い守備にこちらのミスも重なり、なかなか良い形でボールが運べないし
アタッキングサードまで行っても最後でシュートは撃たせてもらえず、
名古屋の攻撃はあっという間にゴール前まで到達してしまうという
観ている方としては非常にストレスの溜まる展開。

しかも前半のうちに1点を奪われ、まったく得点の気配がなかった中での同点、
そして逆転、3点目という流れは最高だった。
個人的には東京の歴代の試合でも上位に入る気持ち良さ
(試合終了間際のゴタゴタはぶっちゃけよくわからんかった)。

そしてACL蔚山現代戦だが、何より蔚山の守備の出足の良いこと良いこと。
一体何回パスカットされたか。
当ブログでも何回か書いてる通り、もともと筋力等の関係で日本人のパススピード遅いわけだが
東京はJ1の中でもさらに遅い方だと思う。

わざとぴったりくっつかないで、パスが出された瞬間にダッシュしてトラップ際でボールを奪うという
意外とこちらを研究してきている様子が窺えた。

今の状態では仕方ないのかも知れないけど、このチーム、得点の匂いがしない中で
突然ゴールを奪うんだよな。
サッカーなんてそんなもんだと思うかも知れないけど、
例えば原監督時代を思い返すとすげーイケイケドンドン状態で得点していた
(という強い印象)。

今回の失点は両方ともミス絡みなのが痛い。
仕方ない面もあるにせよ、やっぱり勝てるところで勝っておかないと
後々響いてくるのが世界基準だということを考えるとね。

いやーでも楽しかった。
極度のストレスとその解放がサッカーの醍醐味なんだって改めて認識するような試合が続いてる。

復帰J1開幕 [ FC東京 ]

J1第1節 東京対大宮は1-0で勝利。TV観戦。
意外と持ち味を出せなかったが結果は残した。

2012年シーズン、20周年となるJ1が開幕した。
フジゼロックススーパーカップ、そしてACLのブリスベン・ロアー戦とTV観戦だったので
ここまで3戦TV観戦続き。

私は昨シーズンと今シーズンの東京との一番の違いは、くさびのボールの質だと思う。
昨シーズン途中にも書いたが、東京は伝統的にくさびのボールが下手だった。
ワンタッチで出し手に返したり、フィフティフィフティの確率でしかなかったり、
実効性の薄いものばかりだった。

ポゼッションを基本戦術とするチームがくさびが下手ってのは
あり得ないんじゃないかと個人的には思うわけだが、
結局シーズン中にそれを改善する動きは全く見せず、
私の表現で言うとややゴリ押し感漂う試合でJ2優勝を果たしたのが昨シーズンだった。
当時大熊監督はそれを地力と称していたが。

が、今シーズンは違う。
トップに入った選手や、トップ下の選手、あるいはサイドの選手が
相手のDFとDFの間にうまくポジショニングして、
出し手もタイミングを逃さずグラウンダーのボールを入れている。
結果バイタルエリアで前を向いて次の展開が狙える場面が非常に増えた。

これは明らかにポポヴィッチ監督の指導によるものだろう。
ポゼッションはするが前への推進力がなく、相手守備ブロックの周りを
ぐるぐるぐるぐる回して、最後はゴリ押しだった東京が、
くさびのボールの改善で抜群の推進力を持つようになった。
今のこの時点でこれだけ改善したのだから、ポポヴィッチ監督の凄さがわかるというものだ
(前監督がそういう方面の指導は苦手だったというのもあるだろうが)。

ただ、大宮戦ではあまり良くなかった。
前へ急ぎ過ぎてしまい、確率の低い裏狙いのボールやワンタッチでの展開が多く、
そこへミスも絡んで簡単に相手にボールを渡してしまうシーンが非常に多かった。
それではリズムは生まれない。

日程的な厳しさも考慮してなのか、結構メンバーを入れ替えていることのマイナス面が出たのだろうか。
まあ監督が変わりメンバーも変わり、日程も過密な中で最初からそんなにうまく行くわけはないので
温かく見守って行きたい。

熊谷には行きません [ FC東京 ]

天皇杯4回戦 東京対水戸は1-0の辛勝。
ミスが多く、アタッキングサードでの相変わらずの不味さを見せた試合だった。

なんとリーグ戦の時より1000人以上集客したこの試合。
だが残念ながら内容的にはあまり褒められたものではないものとなってしまった。
元々大熊監督はアタッキングサードでどう相手を崩すかについては完全に選手任せなので、
そこからの攻撃にストレスを感じることが多かったのだが、
昨日の試合ではさらにミスが多く見られ、さらに何だかなあ感が強かった。

選手たちはJ1復帰に相当のプレッシャーを感じていたはずなので
今シーズンはもう燃え尽きてしまったが故の気の抜け方だったかも知れない。
もちろんあくまで想像であるが。

個人的には天皇杯でも優勝して伝説を作って欲しいと思っていたが昨日の試合を観る限り難しそうだ。
という感触と、次戦が埼玉県開催の浦和戦ということで行くのを止めた。

埼玉県で開催された天皇杯と言えば2004年の天皇杯準々決勝浦和戦を思い出すが、
その時の中立であるはずの埼玉県サッカー協会のホスピタリティのなさに辟易したからである。

その1 チケット販売が公平ではない→http://bit.ly/t4lOgkhttp://bit.ly/tzi4rA
その2 当日の運営が公平ではない→http://bit.ly/sLyS8d

浦和レッドダイアモンズという一クラブがアウェイサポを冷遇するまではまあ良しとしよう
(アウェイサポに対するそういう態度は大嫌いだが)。
だが、埼玉県サッカー協会という立場の人間が中立でなくてスポーツが成立するだろうか。
狭量な私には到底容認できる態度ではない。
なので当日はTV観戦です。現地組の人、応援よろしくです。

祝 J1復帰 [ FC東京 ]

J2第36節 東京対鳥取は5-1の勝利。
東京が1年ぶりのJ1復帰を決めた。

結局は危なげを見せたのはシーズン序盤だけ、
あとは代表クラスを多く抱えてJ2では抜けた選手層を持つ東京が
戦力の差そのままの結果を出した形になった。

だが、私個人的には言いたいことはある。
それは当ブログをある程度読んでこられた方ならわかるだろう。

でもまあ今回はそれはなし。
最低限にして最大の目標はJ1復帰なのだから、それを果たしたことをくさすつもりは全くない。
J1昇格、おめでとう。

諦めたらそこで終わり [ FC東京 ]

J2第34節 東京対湘南は2-1の勝利。
様々な理由で離脱する選手が多い中、昇格に向けて大きな勝点をもぎ取った試合だった。

この試合、体調悪く布団にくるまりながらのTV観戦となった。
細かくは観れていないが、あまりうまく行っていないのは明白な試合だった。

湘南のがんばりもあったし、もちろん東京は大幅な選手の入れ替えがあった。
これで負けでもすればレギュラーを固定し過ぎの大熊監督に非難が集中しただろうが、
そうした逆境を選手個々が踏ん張って跳ね返したような感じだ。

象徴的なのが、2得点のラストパスにつながるプレーだ。
数少ない得点機会を確実に決めたセザーはもちろん賞賛に値するが、
個人的にサッカーにおいて重要なのは、そのセザーの2得点へのラストパスを送る直前のプレーだと思う。

相手選手が追うのをやめるくらいゴールラインを割りそうなボールをスライディングで生かした谷澤のプレー。
相手DF2人に囲まれて、倒されながらもすぐさま立ち上がって突破した中村北斗のプレー。
この2つ。
当然のことながら、彼らの諦めないプレーがあったからこそ、セザーの得点が生まれている。

諦めたらそこで終わり。
よく言うし言われるし頭ではわかってはいる。
でも実際にそれを実行するのは難しい。
それを僕らは知っている。
だから僕らは胸を打たれるのだ。



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