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ボール主体から人主体へ [ サッカーゲーム ]

YouTubeに上がっている、Wii版ウイニングイレブンのチュートリアル映像がすごい。

最初はもちろんショートパスから始まってドリブル、スペースへのパスなど基本の技が紹介されるが、1分10秒を過ぎた辺りからすごいことになってくる。



今までのウイニングイレブンでは、スペースに走り込むことは可能だったが、スペースを作る動きは出来なかった。言い換えれば、今までのウイニングイレブンがボールを動かすことが主体だったのに対して、Wii版ウイニングイレブンは、人が動くことが主体である。

当ブログでさんざん書いている、ボールを動かすにはまず人が動け、これがゲームの中で再現出来るようになったのだ。これはサッカーゲームの歴史上、大きな転換点、エポックメイキングな出来事だと言えるだろう。

実際どういう操作をしているのかがちょっとわからないのだが、第3の動きどころではない、第4、第5の動きまで(それ以上も)ほぼ同時に操作が可能なようで、2分20秒過ぎのコーナーキックでは、人が密集していることもあって慣れていない目には何が何だかわからないくらい同時多発的に操作が行われている。

選手の動かし方の多様性が増したということは、その多様性に付いて行かなくてはいけない守備側は難易度が増したということだ。もちろん相手との力関係によるが、うまい人とそうでない人との格差は当然広がる。

サッカーを始めたばかりの人が、次のプレーは予測出来ても次の次のプレー、さらにその次のプレー(当然選択肢は枝分かれしてどんどん増える)を予測することが出来ないように、このゲームでも複数の選手を動かして効果的なプレーをするのには熟練が必要だろう。それだけ奥が深くなったと言える。

不思議なのが、これがWii版で出て来たということで、ユーザーインタフェースの違いがこれだけの変化をもたらしたのか、ということだ。げに恐ろしきはWiiリモコン、なのか。

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戦いの舞台は整った [ サッカーゲーム ]

サカつくの最新作「プロサッカークラブをつくろう!ヨーロッパチャンピオンシップ」
の発売が2週間後に迫ったが、実は断続的ではあるもののいまだにEWETをやっている。
発売が2004年12月だから、もう1年以上になるのか。

マルセイユからスタートして、ヴァレンシア、そしてアーセナルへ。
ここまで長続きしたゲームは、記憶にある限り初代サカつく以来である。
それほどまでに飽きが来ない理由は、ゲームとしての奥の深さにあると思うが、
では奥が深いのはどの辺りなのか。

私はサッカーとしてのシミュレーション性の高さだと思う。
しかもそれは、試合と欧州6大リーグの二重構造になっている。
ウイイレシリーズで培った試合シミュレートの出来の良さと、
あたかも欧州6大リーグ+欧州カップ戦が
プレステの中で再現されているかのような錯覚に陥る絶妙なバランスの良さと。

もちろん、試合シミュレートに関しては細かく注文を付けたくなることもある。
例えばゴール前フリーでボールをもらって後はシュートだけという場面で、
いきなりDFラインまでバックパスすることがあったり、
ショートコーナーの成功率が異常に低かったり。

でもそれは些細なことに思えるほど、全体的な出来がいい。
試合シーンは見てるだけで楽しいし、同時進行する他国のリーグと欧州カップ戦の動向はとてもリアルだ。

1年9ヶ月という長いブランクを経て登場する「サカつくEU」は、
このEWETの影響を多大に受けている。
今回の最大の特徴は、"シーン"制から"リアルタイム"制への移行と、
舞台がJリーグから欧州6大リーグになったこと。
私がEWETで良いと感じている要素がそのまま盛り込まれている。

これは推測だが、サカつく開発チームはEWETをプレイしてみて、やられたと思ったに違いない。
経営や選手育成を含めたクラブ運営シミュレーションとしてはサカつくの方が上だが、
サッカーシミュレーションとしてはEWETの方が勝っているからだ。
だからこそ、なりふり構わずとも取れる姿勢でEWETの要素を取り込んだ。

果たしてサカつくは経営、育成に戦術をプラスして
サッカーシミュレーションゲーム最強の座を確固たるものにすることが出来るのか。
火蓋は3月29日に切って落とされる。

ヴァレンシア1年目はなかなかの好成績 [ サッカーゲーム ]

EWETその13。
0708シーズン終了。

やっぱり上位には強かった。
レアルとはリーガとコパ・デル・レイで計4回対戦して全勝。
バルサとはリーガとコパ・デル・レイ決勝で計3回対戦して2勝1敗だった。
その1敗がコパ・デル・レイ決勝だったので悔しいことこの上なかったが。

もっとも、ずっと343を通したわけではなくて、シーズン1/3過ぎからは442と併用を始めた。
やっぱりサイド攻撃主体のチームと対戦すると、
CBが釣り出されて中ががら空きになる場面が頻発するからだ。

とは言え、やっぱりメインシステムは343で行きたい。
サイド攻撃主体のチームと対戦する時にだけ4バックに変更する。
そこでどうしたかと言うと、ディフェンスシステムの練習強度に常時5を割くことにした。

基本は3バックに練習強度3を費やして練度をAに保つ。
そして4バックにも2を割り振っておくのである。
対戦相手分析でこれは4バックにしなきゃならんと判断したら
3バックから1を削って4バックに3を割り振る。

練習強度0だと次戦が中2,3日で行われる場合に試合までに練度が高まらない。
予め2を費やして練度Bに保っておけば、プラス1すれば中2日でも練度がAになる。
変更しない場合は4バックに割いている2が無駄になるが、まぁ仕方ない。
割り切って諦める。

343の布陣は前回書いたので、442の場合の布陣を記しておく。
CBに起用するのはマルチェナとダビド・ナバーロの二人でラインではなくゾーンで守る。
このゲームでは4バックにするとライン統率がうまく行かないようなので、
守備力に未熟さの残るフランク・デ・ブールは控えに回す。

サイドバックは右にアングロ、左にモレッティ。
アングロという選手はなかなか重宝する。
FWからOMF、右SMF、CMF、右SBと5つのポジションをこなすので
例えば疲労したミスタの代わりにSBからOMFへ、
なんていう使い方が出来て大変便利だ。

中盤の底にバラハ。
CMF右寄りにフィオーレ。
左SMFにビセンテ。
トップ下アイマール。
2トップはコッラーディと、ミスタあるいはラジンスキー。

システムは違えど、343でも442でも大体似たような展開になる。
ボール支配率では負けるものの、毎試合シュートを10本以上撃って圧倒的に攻める。
逆に被シュートは2、3本に抑える。
しかし点はなかなか入らず、10、20の試合が多い。

不思議なことにこの傾向は、NBOXもどきの戦術を確立して
戦力的にも揃ってきたマルセイユ3年目の頃と同じなのだ。
システムは違うし、当然ながらメンバーも全く違うのに。
それらを超えて、監督である私の意図が反映されているということだろうか。

わりと早めに戦術を確立できたせいか、シーズン序盤以降の成績は順調だった。
リーガは3位でフィニッシュ。
またコパ・デル・レイでは準優勝。
そしてUEFAカップではなんと優勝を飾った。
マルセイユで叶わなかった念願のヨーロッパタイトル獲得。
来季はいよいよUEFAチャンピオンズリーグ制覇を目指す。


リーガ・エスパニョーラ 0708シーズン最終結果

優勝       バルセロナ 26勝8分4敗 勝点86 得点74 失点21 得失点差53
          ヴァレンシア(3位) 21勝11分6敗 勝点74 得点49 失点20 得失点差29
最優秀選手   ロナウジーニョ(バルセロナ)
得点王      エトー 16得点(バルセロナ)
最優秀監督   ライカールト(バルセロナ)
ベストイレブン GK ヴィクトル・ヴァルデス(バルセロナ)
          SB ラウル・プラボ(レアル・マドリー)
          SB ブリッジ(バルセロナ)
          SB ラクルス(アスレティック・ビルバオ)
          SMFガビロンド(レアル・ソシエダ)
          OMFアイマール(ヴァレンシア)
          OMFロナウジーニョ(バルセロナ)
          OMFシムル(セヴィージャ)
          CF エトー(バルセロナ)
          WF ファン・デル・メイデ(バルセロナ)
          WF ニハト(レアル・ソシエダ)

撃墜 [ サッカーゲーム ]

EWETその12。
リーガが始まった。

0708シーズンのリーガ開幕と同時にシステムを変更。
コッラーディをCFに、ミスタとラジンスキーをその左右下がり目に置いて1トップ2シャドー。
中盤はダイヤモンド型に4人。
1ボランチバラハ、ビセンテはやはり左SMF、右SMFにフィオーレ、トップ下OMFアイマール。

となると当然バックは3人。
マルチェナ、ダビド・ナバーロ、そして若干20才のフランク・デ・ブールを
ラインコントローラーとして真ん中に配置。
フランク・デ・ブールは、はっきり言ってまだまだ守備の能力が低いのだが、
ライン統率の能力一点を買っての抜擢。
フィード能力を買われて3バックの一角を占めていた中田浩二のようなものだ。

だが私は3バックがあまり好きではないので、433にしようかとも考えた。
あえて3バックのラインディフェンスにするには、戦術上の意図がある。

目指すのはJWETで言うところの”前線支配型”である。
攻撃にタレントの多い(逆に言えばDFの人数が足りない)クラブ事情を考慮して、前線に人数を割く。
出来るだけ前でボールを奪い、チャンスを量産して守備の負担を減らす。
自ゴールから遠いところでボールを奪うには、ラインを高く保つする必要がある。
だからこそのフラット3である。

このへづかヴァレンシア流前線支配型は、引いて守る格下相手はもちろん、
意外なことに格上であるレアルやバルサにも強い。
前半戦が終了した時点で、それぞれ1回ずつ対戦して2勝。
レアルとはアウェイに乗り込んで21の勝利。
バルサとはホームに迎え撃って31で勝利。
いずれも内容的には完勝だった。

ヴァレンシアと言えばスペイン、ひいてはヨーロッパでも有数の有力クラブだ。
だが超一流というわけではない。
その超一流のクラブ、バルサとレアルに勝つのはやっぱりうれしい。
しかも攻撃で圧倒して勝つ。気持ち良過ぎ。
でも直接対決で勝っても順位は3位なんだよな。

あえなく敗退 [ サッカーゲーム ]

EWETその11
不調のままCL予選へ。

前回の最後で触れたが、プレシーズンマッチ3戦でヴァレンシアのデフォルト戦術を元に
少しずつ修正しながら何とかフィットする設定を見つけようとしたものの
00、00、02と格下相手に1点も取れずに2分1敗というさんざんな結果となった。

得点できない最大の原因は、1トップというシステムにあると考えた。
1トップだとトップ下アイマールからのパスコースが限定されてしまい、
せっかくのパス能力を生かせなくなる。
またサイドからクロスが上がっても、そもそも中に詰める人数が少なくて
マークを分散させることが出来ないので、フリーの選手を作ることが出来ない。

1トップもスーパーな選手だったら違うのかも知れないが、
ミスタやコッラーディではいかにもタレント不足だ。
時間があれば1トップの精度を高めることができるとも思うが、既に予選は目前に迫っている。

1トップでは戦えないとわかったものの、さりとてCL予選でいきなり新布陣を試す冒険は出来ない。
失点を押さえつつ、少ないチャンスで得点して勝機を窺うしかないと判断、
システムを変えずにモナコとの予選に臨んだ。

だが。
ホームでの第1戦で守備が崩壊。
1−3で落として早くも本戦出場に黄色信号が点った。
アウェイでの第2戦、1−1で引き分けあっさり敗退。
昨シーズンまで在籍していたフランスリーグのクラブにアップセットされるという皮肉な結果となった。

就任早々CL予選を戦うのはきつい。
多くの場合チームのことを把握できないまま臨むことになるからだ。
不可欠な戦術のブラッシュアップが出来ないので、私の場合ほとんど無策に等しかった。
この辺は経験によってある程度カバー出来るようになるのだろうか。
結局、リーガを戦いながら戦術を固めることになった。

ヴァレンシア [ サッカーゲーム ]

EWETその10
0708シーズンはヴァレンシアで開幕。

リーガ・エスパニョーラはヴァレンシアに就任した。
行くならリーガと決めていたが、例によって取り立てて好きなクラブがないために迷う。
名声値は3万弱なので、レアルとバルサ以外なら選びたい放題。だから余計迷う。
マルセイユでは突破系ドリブラーが多かったので、
その反動で能力の高いパサーがいるチームを率いてみたくなった。
そこで、28才絶頂期のアイマールがいるヴァレンシアにした。

しかし就任してみたら、アルベルダを前年に放出している。
おいおい何でアルベルダを!?
バラハと組んでユーロ2004のスペイン代表の中盤を担った選手だぞ。

加えてSBがいない。
クロ・トーレス、ファビオ・アウレリオはどっかに移籍。
カルボーニはユースに在籍していたので引退したんだろう。
初期状態で39才だから、まぁ彼はしょうがない。
しかしまたSB難か。

代わりと言っては何だが、攻撃陣は充実だ。
アイマールはもちろん、ビセンテ、フィオーレ、ミスタ、コッラーディという元々いる選手、
加えて、ラジンスキーというCF/WFをどこかから獲得している。
調べてみたら、初期状態ではフルハムにいる選手だった。
33才で結構トシなのにパラメータが高い。
こんな選手いたんだフルハムに。

あと何故か経営状態があまり良くない。
赤字である。
経営状態を示す赤/青のバーの伸びがそれぞれ最大10目盛とすると、
赤に3目盛りほど振れている。
それにしても給与予算は53億あり、現在の給与合計額が42億なんだから
アルベルダを放出する必要はないだろうよ。

経営状態の影響か、人事資金は給与予算に対して低い。
20億しかない。
マルセイユより少ないじゃん。
一流クラブのくせに、これじゃまともな補強できんすよ。

シーズン当初の移籍期間にSBの補強を目指したいところだが、いないしできない。
仕方ないので選手検索でいろいろな条件を試してみることにした。
即戦力は人事資金不足により到底無理なので、21才以下で区切って検索。
そうすると転生選手が出てきた。
中でもオランダの選手は何故か、その他のクラブ所属。
フランク・デ・ブール、オーフェルマルス、ファン・ホーイドンク。

ロイ・キーンのようにマンUに所属していると、17才の若さでも20億程度の移籍金が必要になるが
その他のクラブ所属だとフランク・デ・ブール4億、オーフェルマルス8億、
ファン・ホーイドンク4億で済んでしまう。
このうちフランク・デ・ブール20才とオーフェルマルス21才、
クラシック選手のファン・ブロイケレン21才を獲得、合計16億を支出した。

ただし、いかんせんまだ若いために即戦力にはならない。
当分はバックアップメンバーとして起用することになるだろう。
システムは現実のヴァレンシアを踏襲、451にする。

GKフリーデル
CBマルチェナ、ダビド・ナバーロ
右SBアングロ
左SBモレッティ
DMFバラハ
CMFフィオーレ
右SMFラジンスキー
左SMFビセンテ
OMFアイマール
CFミスタ

戦術ファイルを購入してヴァレンシアのデフォルト戦術でプレシーズンマッチを戦ってみたが、
全く点が取れない。
格下相手に3試合無得点、2分1敗でプレシーズンを終えた。
すぐにCL予選が控えている。
どうすんだこりゃ。

フランス最後のシーズン [ サッカーゲーム ]

EWETその9。
0607シーズン後半戦。

ターンオーバー制を敷いてサブメンバーを起用しているリーグ戦は6位辺りをうろうろ。
勝ちきれない試合は多いが、負けもしない。
前半戦は3敗だけであった。
サブ中心のメンバーでこの成績ならまずまずだと思う。

しかし、CL優先ならわかるがリーグ戦より国内カップ戦を優先するのは
現実的には許されないことだろう。
いかに数多くの種類のタイトルを取れるかがゲーム的な興味の対象になるが故のことだ。
次シーズンのことを考えたら、最低でもCL圏内を確保しなくてはならないだろう。

実はこの時点で来季はクラブを変わろうと考えていた。
理由は戦力の頭打ちである。
FW陣は問題ないが、中盤のオフェンシブな選手(フィオレーズ、シェイル、ダッラ・ボナ)は
来季にはピークを過ぎる。
特にパサーとして獲得したダッラ・ボナには物足りなさを感じ始めていた。
しかしいい選手は予算が足りなくて獲得できない。
予算の伸びも期待できない。

こういう場合、サカつくだと地道に賞金を稼いでお金を貯めるしかないのだが、
WETの場合クラブを移ってしまえる。
やや安易な気がしないでもないが。

さてCLグループリーグ3位に終わったマルセイユはUEFAカップにまわったが、
予選セカンドラウンドでデポルティーボ、準々決勝でパルマ、準決勝でリバプールとあたった。
結局、決勝進出目前のロスタイムにリバプールにPKを与え、敗退するが
UEFAカップはベスト4まで進出することが出来た。

UEFAカップを含めた後半戦を戦ってわかってきたのは、
マルセイユのNBOXはラインの高い相手には強いということ。
逆にサイド攻撃主体の相手には弱い。

これは現在のメンバー構成、戦術設定のNBOXだからであって、
普遍的なものではないだろうと思う。
もっと良いメンバーを集められれば、あるいは設定をうまくすれば
理想のNBOXを実現することができるかも知れない。

今シーズンの目標は最後の最後で達成することが出来た。
国内カップ戦のひとつ、フランスカップ獲得である。
決勝点となったペドレッティの27mロングシュートは圧巻だった。
これでフランスでは3つのタイトルを獲得。
来季はリーガ・エスパニョーラへ。

欧州の壁 [ サッカーゲーム ]

EWETその8。
CLグループリーグ始まる。

グループ分けを見ると毎度のことながらガッカリする。
レアル・マドリー、マンチェスター・U、PSV、マルセイユ。
2強2弱。

とりあえずグループ2位を目指すしかない。
どうせNBOXでイケイケドンドンサッカーしか出来ないんだから。

初戦はホームでのレアル・マドリー戦。
いきなり大本命とあたる。
初戦ホームで負けたりしたら一気に勝ち抜きに暗雲が垂れ込めるところだ。
だがこの試合、シーソーゲームを制してなんと3−2で勝ってしまった。
銀河系軍団を破ったぞ!
思わずTVの前で吼えてしまった。

CL予選以降に行われたリーグ戦3試合で3連敗していただけに嬉しさも倍増である。
NBOXは強者相手には効くのかも知れない。

続くアウェイでのユナイテッド戦は先制するも逆転されて1−2の敗戦。
やはり強い。とても守りきれないという印象だった。

第3戦はPSVをホームに迎えた。
PSVのワイドな攻撃に3バックのサイドのスペースを突かれ、
やや主導権を握られる展開となったが、後半なかば過ぎにの得点を守りきって勝利。
前半戦を終えてグループDの順位は以下のようになった。

 1位 マンチェスター・U 勝点9 3勝0分0敗
 2位 マルセイユ     勝点6 2勝0分1敗
 3位 レアル・マドリー  勝点3 1勝0分2敗
 4位 PSV         勝点0 0勝0分3敗

なんとレアルを抑えて単独2位。
グループリーグ突破に向けて視界が開けてきた。
2位を争うレアルとの直接対決を引き分けに持ち込めば、なんとかなるかも知れない。

しかし、そうは問屋が卸さなかった。
第4戦そのレアルとの直接対決、サンチャゴ・ベルナベウで、
圧倒的な個力に屈してマルセイユは0−3の完敗を喫する。
得失点差でレアルが2位となった。

それからは何かが切れたように負けが続いた。
ホームのユナイテッド戦に0−1で敗戦。
勝てば2位の可能性もあったアウェイのPSV戦にも0−1で敗戦。
結局2勝4敗、グループ3位で終了した。

欧州の壁は高い。
フェルナンド・トーレス、バモゴの2トップを擁する攻撃陣は
欧州でもなかなかのレベルではないかと思うが、
DMFを含むディフェンス陣ははっきり言って2流だ。
これで勝ち抜くのはさすがに難しい。

それとやっぱり3バックはサイドが弱い。
サイドを突かれてCBを釣り出されると中が甘甘になってしまう。
DMFを外に開きかつ下げて実質5バックのようにしても、FWに2人割くと中盤でボールを拾えず
押しまくられて結局失点する羽目になってしまう。

実際のNBOXは3バックの弱点であるサイドの守備を、大きく開いたDMFと
上がりめのサイドハーフでカバーすることによって克服したものだったが、
EWETでその辺を再現するのも限界がある。
当たり前と言えば当たり前だが。
来シーズンは4バックにしよう、そう思ってCLを終えたのだった。



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