忍者ブログ[PR]
蹴唯雑音 忍者ブログ

[PR] [ ]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ユベントス粉砕 [ サッカーゲーム ]

EWETその7。

昨シーズン3位だったので、CLは予選から参戦。
当然ながら、これに勝たなければ本戦に出場できない。
マルセイユはシーズン序盤にいきなりヤマ場を迎える。

対戦相手が決まってまたげんなりした。
ユベントスである。
なんでこうも超一流どころとあたるのかね。

しかもユベントスは、昨シーズンのCLグループリーグで同組に入り、
2敗して唯一勝点を奪えなかったチームだ。
そしてNBOXはまだ全然固まっていない。
気が重い。

まずはユベントスホーム。
この試合引き分けに持ち込めば勝機は見えてくる。
マルセイユのスタメンは以下の通り。

GKバルテズ
CBゴンサーロ・ロドリゲス
CBアムダニ
CBアダイウトン
DMFマクーン
DMFオレンベ
CMFペドレッティ
右SMFフィオレーズ
左OMFダッラ・ボナ
CFフェルナンド・トーレス
CFバモゴ

チーム戦術はいつもの通り、攻撃的+1、ハーフコートプレス、オフサイドかける、ペース配分普通。
監督プロフィールで攻撃意識が高い方いっぱいに、守備意識が低い方いっぱいにふれている私は
相手がユベントスだろうと、アウェイだろうと常に攻撃的である。
スコアは意に反して得点失点ともに低いことが多いのだが。。。

ところがさすがに甘かった。
DFラインの前にくさびを入れられ、左サイドのデル・ピエーロに展開、
デル・ピエーロがサイドを破るという形を再三作られ、開始20分ほどで2点を許してしまう。
CL本戦出場にいきなり暗雲である。
私は負けを覚悟した。

せめてこれ以上の失点を防ごうと、守備を意識したポジションの修正を図る。
まず攻守レベルを攻撃的+1から普通に変更し、3バックを
デル・ピエーロのサイド(マルセイユから見て右サイド)に少し寄せ、
右CBのゴンサーロ・ロドリゲスが守備の対応に出やすいようにした。
次にペドレッティのポジションを下げて、DFラインの前にあったくさびを受けるスペースをなくす。

これが効いた。
狙い通りくさびのボールが入らなくなり、デル・ピエーロにボールが渡る場面が減った。
仮に渡っても、アダイウトンの守備によって自由にさせなくすることが出来るようになったのである。
ポゼッションを盛り返したマルセイユは後半、バモゴとダッラ・ボナが1点ずつ決め、
なんとアウェイでの第1戦を2−2で終えた。

これで引き分けでも1−1以下ならマルセイユのCL本戦出場が決定だ。
私は武者震いしながら第2戦に臨んだ。

スタメンは第1戦と同じ。
ポジションも第1戦試合中に修正したのと同じ設定。
ただ攻守レベルは攻撃的+1にした。

第2戦は誰もが予想しない展開になった。
まず開始10分にフィオレーズが右サイドを突破してふわっと浮き球のクロス、
バモゴがダイビングヘッドを決めて先制。

25分にペドレッティがゴール前でシュートのこぼれ球を拾ってすぐさまパス、
バモゴがダイレクトで放ったシュートを決めて2点目。

40分にダッラ・ボナが相手陣内真ん中左寄りから長いスルーパス、
バモゴがフィールド中央から左へダイアゴナルに走り込んでシュート、3点目。

後半10分にフィオレーズがまたも右サイド突破してペナルティエリア内に侵入、
グラウンダーのクロス、バモゴが方向を変えて4点目。
結果4−0でユベントスに勝利したのであった。

これだけ戦術がはまった試合はこれまでなかった。
ペドレッティが右へ左へボールを散らし、ドリブル”突破”設定のフィオレーズが右サイドを破り、
左のスルーパス”積極的”のダッラ・ボナが高いDFラインを突いてスルーパスを送り、
バモゴがうまい飛び出しとポジショニングでDFの裏を取りまくった。
フェルナンド・トーレスも得点はなかったが、くさびのボールをよく体を張ってキープした。
対するユベントスはデル・ピエーロが前半のうちに交代したのが象徴的だった。

気持ちいいね!!
(某水泳選手ではなく、天皇杯準決勝ヴェルディ戦で決勝ゴールを決めた後の中山風である)
NBOXつえーじゃねーか!!
マルセイユでユベントスを4−0粉砕である。
いやもう気持ち良過ぎる。

2戦合計の最終スコア62でCL本戦出場を決めたマルセイユ。
欧州タイトル奪取へ向けてこれ以上ないスタートを切った。

PR

N-BOXで行こう [ サッカーゲーム ]

EWETその6。
06−07シーズン開幕。

名声値は0405シーズンの優勝と0506シーズンの3位で20,000を越えた。
なのでいわゆるビッグクラブ以外なら、ほとんどのクラブに就任可能である。
だがマルセイユでの欧州タイトル(チャンピオンズリーグもしくはUEFAカップ)、
残りのフランス国内タイトル(フランスカップとフランスリーグカップ)
の奪取を目指して続投。就任3年目に突入。
フランスリーグは一旦離れたら戻ってくることはなさそうだし。

フリー移籍で獲得したゴンサーロ・ロドリゲス(ヴィジャレアル)、マクーン(リール)が加入。
ゴンサーロ・ロドリゲスはCB。
4バック維持のためには是が非でも攻撃力のあるSBが欲しかったのだが、
マルセイユの財政事情に合致する能力の選手が移籍市場に現れなかった。
またCBにしても、できればDFライン統率を持った選手が良かったのだが、
残念ながら彼は持っていない。
SB適性はあるが、攻撃力がそれほどでもないのでCBとしての起用が前提となる。
ただCBとしての能力自体はなかなかのものだ。

マクーンはインコントリスタ。
リーグ戦と並行してCLを戦う上で必要な選手層の増強である。

マルセイユは財政的に余裕があるわけではない。
人事資金が23億円、給与予算26億円程度。
給与予算26億円ということは、年俸1億5千万クラスの選手17人という計算になる。

既に給与予算がいっぱいいっぱいなので
リストラしない限りこれ以上良い選手を獲得することが出来ない。
だからピークを過ぎたそこそこの能力の選手は、年俸を食うので放出する羽目になる。
まだ実力の備わっていない若手も同様。
何年後になるかわからない成長を悠長に待っている余裕はないのだ。
結果的に少数精鋭にならざるを得ない。

私も就任以来リストラに次ぐリストラを行ってきた。
就任3年目で放出した選手は15人にのぼる。
 1年目 6人(マルレ、クリスタンバル、フェレイラ、デウフィム、シルバン・エンディアエ、バリー)
 2年目 5人(バトレス、メイテ、レーピ・エンディアイェ、コケ、ダウー)
 3年目 4人(ベイ、エドアルド・コスタ、ガバノン、ヤイアウィ)
このほかに引退が2人(リザラズ、デウー)。

対して獲得は
 2年目 4人(フェルナンド・トーレス、アダイウトン、ダッラ・ボナ、ファン・デル・スハーフ)
 3年目 2人(ゴンサーロ・ロドリゲス、マクーン)

結果、就任1年目から在籍している選手が14人、新たに獲得した選手が6人、
合計で20人の小所帯となった。
やはりこの選手層では欧州タイトル獲得はかなり厳しいと言わざるを得ない。
今季はリーグ戦を半分捨てて、サブメンバー中心で戦う。
レギュラーをミッドウイークのCLと国内カップ戦に持ってくる腹積もりだ。


そして今季からは3バックを採用することにした。
理由は前述したように、移籍でも獲得できず、チーム内に良いSBがいないこと。
個人的な好みとしては4バックなのだが、人材がいないのでは仕方ない。
オレンベは攻撃的SBとしても使えるが、中盤に置いた方が生きるので
なるべくならSBとしての起用は避けたいというのもある。

DF能力の高いアダイウトンとゴンサーロ・ロドリゲスの二人をストッパーとして左右に、
DFライン統率能力のあるアムダニをラインコントローラーとしてセンターに置く。
ラインは高く5に設定、オフサイドを積極的に狙う。

343にしようかとも考えたが、CF1人+WF2人の構成はあまり好きではない。
やるなら1トップ2シャドーがやりたいが、こっちは単純な人材不足で、
マルセイユにはシャドーストライカータイプの選手がいないので実現不可能。

というわけで352に落ち着いたが、ありきたりの352ではつまらないので
中盤の構成をNBOXで行くことにした。
2001年の磐田・鈴木監督が、世界クラブ選手権で欧州南米列強と戦うことを想定して
編み出したシステム、NBOXである。

磐田ではボックスの真ん中を名波がやっていたが、マルセイユにはCMFペドレッティがいる。
まさに適任である。
右DMFをマクーン、左DMFを オレンベ。
右SMFをフィオレーズ、左SMFをダッラ・ボナもしくはシェイル。
2トップをフェルナンド・トーレスとバモゴ。

なんか行けそうじゃないか。
マルセイユの06−07シーズンが今始まる。

戦術確立できず [ サッカーゲーム ]

EWETその5。
0506シーズン後半戦。

リーグ1前半戦を6位で終えたマルセイユ。
CLグループリーグを3位になったことで、UEFAカップに回ることに。

実を言うと後半戦はパッとしなかった。
優勝を意気込んで臨んだUEFAカップは初戦(予選2ndラウンド)であえなく敗退。
フランスカップ、フランスリーグカップも2回戦敗退。

原因は、最後までサイドを崩してのクロスからシュートが決まらなかったことによる。
対戦相手の布陣に応じて大きく開くサイドを変えたり、
中盤の配置をいじったりすることでそこそこ勝てるようになったものの、
戦術がぴたりとはまった会心の試合はほとんどなかった。

結局リーグ1も波に乗れぬまま3位でフィニッシュ。
優勝はリヨンの手に。

フランス リーグ1 0506シーズン最終結果

優勝       リヨン 20勝16分2敗 勝点76 得点58 失点24 得失点差34
          マルセイユ(3位) 19勝10分9敗 勝点67 得点46 失点27 得失点差19
最優秀選手   ニウマール(リヨン)
得点王      チェバントン 22得点(モナコ)
最優秀監督   ルグエン(リヨン)
ベストイレブン GK クーペ(リヨン)
          CB ブラヌス(ボルドー)
          SB マンディ(パリSG)
          SB ルラン(レンヌ)
          DMFディエゴ・ペレス(モナコ)
          CMFシェルー(オセール)
          OMFジュニーニョ(リヨン)
          OMFオレンベ(マルセイユ)
          CF チェバントン(モナコ)
          CF ヴィルトール(リヨン)
          CF ニウマール(リヨン)

追記
 そうそう、シーズン最初のチャンピオンズ・トロフィーでパリSGに勝って優勝しているので、
 とりあえず無冠は逃れている。
 来季は国内カップ戦と欧州でのタイトルを目指す。

サイドを破ってクロスを上げろ [ サッカーゲーム ]

EWETその4。
0506シーズン開幕。

フリー移籍で獲得したFWフェルナンド・トーレス(アトレティコ・マドリー)、
OMFダッラ・ボナ(レッチェ)、CBアダイウトン(レンヌ)が加入。
そして移籍金2億を払ってPSVからファン・デル・スハーフを獲得。

フェルナンド・トーレスはダメ元でスカウトに”強気で交渉”させていたら獲れてしまった。
年俸2億円はマルセイユでは高給取りに入るが、払えない額ではない。
ダッラ・ボナはチーム内にパサータイプの選手があまりいないので獲得。
マルセイユのオフェンシブな選手には突破系ドリブラーとスピード系ストライカーが多い。

アダイウトンは高齢化の進むCBの補強。
ファン・デル・スハーフの本職はDMFだが、左右両方のポジションをこなせる器用さと
そこそこの身体能力、パス、ドリブルスキルを買って、守備的SBとしての起用を想定して獲得。
リザラズの穴はオレンベとファン・デル・スハーフで補うという腹積もりである。

そして今シーズンは何と言ってもチャンピオンズリーグがある。
昨シーズン優勝を飾ったマルセイユは本戦のグループリーグから出場。
当然楽しみにしていたのだが、いざ本戦が始まってみたらビビった。
同組の他チームは、バルセロナ、ユベントス、バイエルン・ミュンヘンなのだ。
勝ち抜き出来るわけねーっつの。
それどころかグループ3位も現実味が感じられない。

考えてみれば当たり前だ。
EWETの中のCLは4グループしかない。
その中に一つ入る弱小チームが要はうちなのだ。
マルセイユは草刈られ場である。

シーズン入りする前に、SMFを生かしてサイドを破ってクロスという戦術を実現しようと考えていた。
昨シーズン半ばからやっていたボックス型の442で、サイドをもっと開き気味にして
単独ドリブルもしくは、DMFあるいはSBとのコンビネーションでサイドを破る。

昨シーズンはSMFオレンベからの早めにFWに当てるパスから
2トップのコンビネーションで中央突破する形が多かった。
それはそれでいいのだが、クロス→ズドンというゴールが見たい。
それだけである。

だがこれがうまく行かない。
サイドの選手(主にシェイルとフィオレーズ)がボールをもらう位置が低すぎて破れない。
いつも詰まった形で攻撃していて、スペースを突くことがなかなか出来ない。

サイドを離れ小島のように思いっきりサイドに張り出してポジションさせてみたが、
1試合に何度かはいい形になるものの、そこからのクロスが良くないので得点が生まれず、
その上あまりにも端っこにいるので試合に関わることが少ない。

そんな試行錯誤をやってるもんだから当然リーグ戦の順位は上がらない。
4位から6位あたりをうろうろしている。
失点は相変わらず少ないが、なにせ得点が奪えない。

CLでも似たような展開だった。
負けはするが大量点を取られることはなく、1点差。
バルセロナとはホームで11引き分け。アウェイで12の負け。
ユベントスとはホームで12の負け。アウェイで01の負け。
バイエルンとはアウェイ11で引き分けて迎えたグループリーグ最終節。

グループリーグ3位のバイエルンは0勝3分2敗で勝点3。
グループリーグ4位のマルセイユは0勝2分3敗で勝点2。

マルセイユはバイエルンに勝たなければ最下位。
UEFAカップ予選に回る権利も失う。

マルセイユの布陣は右SMFでキープレーヤーのフィオレーズが大きくサイドに張り出す。
ボックス型の442ではなく、右サイドが下がりめの433に近い攻撃的布陣。
アホみたいにサイドに張り出すと試合から消える時間が長いので、
その辺は微妙に調節している。
だがこれが万全というわけではない。
勝たなければ意味がない試合において、やむなく採用したシステムである。

試合は互いに一進一退。
マルセイユは右サイドのフィオレーズが何度かチャンスを作るが、やはりいいクロスが上がらない。
とは言っても全く機能していないわけではない。
フィオレーズを含めて中盤の選手のポジションをちょこちょこ変えてみて
中盤の主導権を奪おうと試みる。

それでも試合が動かずに来た後半30分。
フィオレーズが右サイドでボールを受けてそのままペナルティエリアへ侵入、
角度45度から右足で放ったシュートはカーンの手をかすめゴール左のサイドネットへ突き刺さった。

その後マルセイユが守りきり、ホームでバイエルンを破って勝点3をゲット。
最終節で逆転してグループ3位に浮上、決勝トーナメント勝ち抜きはならなかったものの、
UEFAカップ予選への出場権を手にしてCLを終えたのだった。

結果的にフィオレーズが試合を決めたので、ある意味戦術がはまったのだが、
当初考えていたサイドからクロス攻撃は達成できていない。
目標もリーグ連覇とUEFAカップ優勝に切り替え、マルセイユは後半戦に臨む。

へづかマルセイユ優勝! [ サッカーゲーム ]

EWETその3。
第34節を30と危なげなく勝ちを収めたマルセイユ。
第35節のナント戦で前半15分に先制した後、
さらに攻撃をかけるマルセイユにアクシデントが起こった。

左サイドを駆け上がる左SBリザラズが相手DFからバックチャージを受け、
ハムストリングを肉離れ、全治1ヶ月の負傷を負ってしまった。
当然相手DFはレッドカード退場となったが残り4戦、貴重な戦力を失う羽目になった。

リザラズは自身も引退を表明しているように、力の衰えが激しい。
だが、まだまだチーム内ではかなりの実力者の上に、左SBにはこれといった控え選手がいないのだ。
優勝を僅差で争う終盤戦に来てこのリザラズ負傷は痛い。痛過ぎる。
年寄りにひでぇファウルしやがってボケナスが。

仕方なく、オーバーラップしてもクロスを上げずに、低速ドリブルをして
右往左往するだけという?な挙動をする右利きのベイを守備専のSBとして起用することにする。

試合はその後1点を追加して20で終了。首位を堅持した。
2位のリヨンが引き分けたため3位のモナコが浮上。
マルセイユと2位との勝ち点差が1から3に開いた。

第36節も順当に勝ちを収め、2位との勝ち点差が4に開く。
そして迎えた第37節、これに勝てば1試合を残して優勝決定である。
相手は絶不調19位のリール。
アウェイだが臆することはない。勝って優勝を決めるのみ。
優勝を目前にして選手のモチベーションは最高潮だ。

だが。
開始10分。
マルセイユのペナルティエリア内。
並走中のCBエッケールの足がちょっと引っ掛かっただけなのに相手FWが大げさに倒れ、
主審がPKの判定。
あからさまなホームタウンディシジョンだった。

このPKを決められて出鼻をくじかれたマルセイユは、その後も波に乗れず
攻撃では中盤でボールを奪われ、FWにまでボールが渡らない。
守っては最近10試合で3失点だったDFラインが崩壊。
再三裏を取られて失点を重ね、結局19位のリールに03の惨敗を喫した。

2位以下は順当に勝ったので2位モナコとの勝ち点差が1に縮まった。
最終節、勝てば文句なしにマルセイユの優勝が決まるが、
場合によっては3位のリヨンまで可能性がある。

最終節。
ホームヴェロドロームは6万人の大観衆。
「お前ら根性見せてやれ!」と選手に喝を入れるが、
実は初のタイトルに監督は少し緊張気味だったりする。
負傷が完全には癒えていないものの、
リハビリから別メニュー調整に戻ってきたリザラズを復帰させてスタメンを送り出した。

開始20分。
左サイドオレンベからのパスをペナルティエリア内で受けたバモゴが素早く反転、
コントロールしたシュートをゴール右隅に決める。

このゴールで前節の悪夢を払拭したイレブンは怒涛の攻撃をかける。
前後半合わせて10本のシュート。
守備も安定を取り戻して被シュートを1本に抑え、追加点は奪えず10ながら内容は完勝。
ホームスタジアムで13年ぶりの優勝を決めるとともに、リザラズ引退の花道を飾った。

最終節スターティングメンバー。
GKバルテズ
CBデウー
CBエッケール
右SBレオ
左SBリザラズ
DMFペドレッティ
DMFアムダニ
右OMFフィオレーズ
左SMFオレンベ
CFサコー
CFバモゴ

フランス リーグ1 0405シーズン最終結果
優勝       マルセイユ 22勝11分5敗 勝点77 得点47 失点24 得失点差23
最優秀選手   ペドレッティ(マルセイユ)
得点王      サビオラ(モナコ)
最優秀監督   へづか(マルセイユ)
ベストイレブン(マルセイユのみ)
          SBリザラズ
          DMFペドレッティ
          CFサコー

へづかのマルセイユ [ サッカーゲーム ]

EWET。
新米監督私へづかの指揮するマルセイユは、33節終了時点でなんと首位をキープしている。

クリスマス休暇まではずーっと勝ちきれない状態が続き、4位5位あたりをうろうろしていた。
攻めが形にならず、悪戦苦闘しているうちに守備を破られ失点、
終了間際に何とか追いついて引き分けに終わるというパターンが多かった。

従って成績は引き分けの多い9勝9分4敗とかそんなもんだった。
勝っても狙い通り戦術で勝つのではなく、たまたまという感じでストレスが溜まる。
それでも上位をキープできたのは、選手個々のレベルが高かったからだろう。

だが、思い切ってキープレーヤーをDMFのペドレッティから
左サイドハーフのオレンベにしたことによって流れが変わった。
攻撃の起点をDMFより1段高い位置にし、
かつプレッシャーの薄いサイドにしたことでパスがつながるようになって形が生まれた。
加えて相手DFをオレンベのサイドに引き付け、
逆サイドから走り込むフィオレーズがフリーになる場面が増えた。

こうして失点は少ないが得点も少なかったチームが点を取れるようになり、
引き分けを挟んだ8連勝によって一気に首位まで駆け上った。

そして残り5節。
就任1年目で早くもリーグ1の覇者となれるか?
13年ぶりの優勝が見えてきたマルセイユが今熱い。

EWET楽しいね。 [ サッカーゲーム ]

まだ始めたばっかりだけどEWET楽しいね。
私は海外サッカーもよく見はするが、特に思い入れのあるクラブはないので
最初に選択するクラブを、トルシエが就任したマルセイユにした。
シーズン序盤はトルシエの真似をしてライン高めのフラット3でやっていたが、
なかなか勝てず一時は13位まで順位が落ちた。

現在は相手によって3バックと4バックを使い分けているものの、
基本的には高めにラインを位置、時代に逆行してオフサイドを積極的に取りに行く。
ハーフコートでプレッシングをかけてボールを奪取、すぐにセンターハーフのペドレッティに渡して
サイドへの散らしやFWへのくさび、あるいはロングスルーパスを狙わせる。

トルシエが冷遇しているリザラズもかなりの戦力で、
左サイドでタイミングのいいオーバーラップを仕掛ける。
一度など超長い距離を走ってスルーパスを受けてミドルシュート、鮮やかなゴールを奪った。
しかしシーズン中盤に来て今シーズン限りの引退を表明、
来シーズン左サイドをどうするかで頭が痛い。

今シーズンはとりあえず優勝はできなくともCL出場圏内を確保して戦力を補強、
2年目で優勝を果たしたい。
そしてマルセイユを優勝させた後はどうするか。
マルセイユにとどまり93年以来の曰く付きCL優勝を狙うか、
それともよりステータスの高いクラブへのステップアップを図るか。
今から頭を悩ませている。

サカつくの思い出 [ サッカーゲーム ]

アマゾンに予約しておいたサカつく04が届いた。
もろにファミコン世代である私も、トシのせいかゲームを続ける根気がなくなってきたが、
サカつくだけは今でもそれなりにハマれるゲームである。

全てではないにせよ何作かプレーしてきたサカつく。
やはり最も印象深いのが初代サカつくである。
最初だけあって洗練されておらず、しかもシリーズ最難。
さらに秘書に選択の余地はないという罠。

何度か中断をはさみつつ、実時間でも相当長い間プレーして経過したゲーム内時間は、17年間。
その間、年間優勝のみならず、ステージ優勝さえ一度もできなかった。
それでもおもしろかったのは、”洗練されてなさ”だったのだろうと今にして思う。
ゲームの中でも外でも、情報が少なかった。

今やネット上にサカつくの情報はあふれているが、当時はまだそんなことはなく
いやあったかも知れないが、私にはまだネットでゲームの情報を収集するという発想がなかった。
1996年のことである。

必然的に選手獲得は一か八かの賭け。
が、全く無名の選手が大化けしたりする楽しさがあった。
当時のメモ書きを見ると、あの田中誠(磐田の日本代表ディフェンダーである)を
FWとして9年間もプレイさせている。FWだったなんて今初めて知ったぞ。本当か!?

17年間のプレイの中でMVPとも言える活躍をしたのが、現新潟の秋葉忠宏選手。
1年目に20才で市原から獲得してすぐコロンビアへ半年の留学に出したところ、
4年目にパスの”ファンタジスタ”に成長。
以後15年間、34才までプレイ中のほとんどの時間を秋葉と共に過ごした。
本当に印象深い選手である。

彼のすごいところは、プレイスキックの凄まじいまでの正確さ。
彼の蹴るCKは、3本に2本は直接ゴールする。
フリーキックではない、コーナーキックである。
自分のチームがコーナーキックを得ると、「もらった」とほくそえんだものだった。

現在のサカつくは、得意ポジションや各パラメータ値をグラフで知ることができ、
練習における能力の伸びも一目瞭然、シーズン中の成長度合いまで確認できる。
しかし初代サカつくでわかるのは、大雑把な攻撃力と守備力、
そして疲れ&不満という変なパラメータと、コーチのコメントだけだった。

でもそれが一番現実に近いのだ。
人間の能力を簡単に数値化できるわけはない。あいまいさがいいのだ。
システムが洗練されるのはいい、だがそういうあいまいさのなくなった今のサカつくに
一抹の寂しさを覚えつつも、またプレイするのであった。



前のページ | MAIN |