予報は晴れ [ 日本代表 ]
国際親善試合 日本代表対トリニダード トバゴ代表は20で勝利。
録画しておいて、1日遅れで観た。
第一印象は、人もボールもよく動くサッカー。
月並みだが。
浦和の選手が多く起用されていたとは言え、よくあそこまで形にしたと思う。
オシムの考えるベストメンバーを招集出来、合宿を重ねてオシムのサッカーが浸透した時、
ピッチに立ち現れるものとは。
そんな期待を大きく膨らませる初戦だった。
天狗の鼻は環境が育てる [ 日本代表 ]
”自由なサッカー”を掲げた前任者と、”考えて走るサッカー”のオシム。
”走る”ことを除けば、刻々と変化する状況に対して
応変に対処する判断力を重視することは共通している。
目標実現に際して何ら具体策を持たなかった前任者と
経験と理論を駆使して抽象的な能力を実践的な訓練によって伸ばすことが出来るオシムには、
比べることすらはばかられる天と地ほどの差がある。
前任者の監督としての手腕のなさにはもはや疑いの余地はない。
川淵会長が前任者を就任させた時、そして代表監督を継続させている間、
本当に監督としての手腕を見込んで就任させたのかということが非常に不思議だった。
今にしてみれば、監督としては期待してなかったわけだ。
代表を集金マシーンにするという川淵の野望達成がモチベーションだった。
結果として前任者はその手先のように使われてしまった。
協会からも、マスコミからも、監督としての力量について
正当な評価、批判が与えられない特殊な環境で、監督という職業のスタートを切った前任者は
ある意味でかわいそうな立場だったのかも知れない。
全ての道は北京に通ず [ 年代別代表 ]
U21日本代表対U21中国代表は20で勝利。
全体的な印象としては、数少ないチャンスを確実に決めたという感じだ。
1トップという布陣のせいもあるだろう。
相手の攻撃を跳ね返しても、そのボールをキープ出来ない時間帯が多かった。
守備の意識が高いのはいいことだが、本来2シャドー的な役割を果たす梶山や増田が
トップの苔口のフォローに追い付けなくなっていた。
それとまだ立ち上がったばかりのチームだから仕方ないが、パスコースを作る動きが少ない。
するとボールホルダーが出しどころを探しているうちにプレッシャーを受け、
中盤でボールをカットされることが多い。
ショートパス主体でサイド重視というチームの方向性ははっきりしてるので
徐々に改善されるとは思うが。
得点シーンは素晴らしかった。
1点目のクロスを上げた枝村と、2点目を決めた増田はDFの穴を突いて完全などフリー。
スペースへの積極的な走り込みと、タイミングのいいパス出し。
大外の選手を正確に狙う冷静さと、落ち着き払ったシュート。
個性的な選手が多いこのチーム、守備偏重だったユース時代からどう変わって行くのか、
これからが楽しみだ。
軌道修正 [ 日本代表 ]
4日に発表された13人に加えて5人が追加招集された日本代表。
このメンバー発表には、選出基準の違いなど、いくつかのメッセージが込められているが、
選出メンバーそのものを見て言えることは他のサイトで言及されている。
そしてそれらは全て、むしろ当然の範疇に入ることばかりだ。
ジーコという前監督が特殊だっただけ。
オシムが発した最大のメッセージ。
それは、やっぱりみんなが驚く13という数字の中に込められているんだろうと思う。
そしてこれはオシム自身がはっきりと口に出している。
日程についてである。
メンバーを(当初)13人しか選出出来ない時期に代表の試合をやるなと。
代表の強化が目的の国際親善マッチじぇねーのかと。
一体何のためにやる試合なのかと。
スポンサーのためにやってんのかと。
言外の意図も含めれば、そういうことだ。
そうやって軌道修正を促される協会ってのも情けないよなぁ。
解任問題(監督の方) [ FC東京 ]
解任問題、今回は監督の方。
当サイトは東京サポのブログなので、解任問題で監督と言えばガーロ監督である。
ついに解任/辞任が声高に叫ばれるようになってしまったガーロ監督。
まず何よりも内容が悪い。
東京の伝統になりつつあったアグレッシブで小気味良いサッカーとかけ離れたちんたらサッカーは、
はっきり言って観ているとストレスがたまる。
第7節ホームでの磐田戦のように、J1昇格以降から数えても指折りの好ゲームも中にはあったが、
平均的にはあまりにも低内容の試合が多い。
一方、内容の割には勝点を拾っていると私は考えている。
16節を終えて、順位12 勝点21 6勝3分7敗 得点25 失点23
降格ラインである16位との勝ち点差は10。
もちろん満足の行く成績ではないし、勝てた、あるいは引き分けられた試合も少なくない。
チームとして機能しなくてもある程度勝点を稼げるのは、戦力が向上したからだろう。
アグレッシブで観ていて楽しいが、自力での打開に行き詰まっていた東京に、
ポゼッションという文化を定着させるために招聘されたガーロ。
発想としてはポゼッション=ブラジルという単純な図式だろう。
コーチの経験は積んでいるが、監督としては未経験の青年監督を連れて来たのは
”その分お安くなっています”ということだと思う。
シーズン前に当然準備していたのだろうが、開幕戦はカウンターから2得点と、
過去の遺産で勝利する。
その後も監督の意図を実戦で表現出来ない試合が続き、
相手のキープレイヤーへのマークの付き方など、混乱した時期もあった。
この辺り、ガーロにはややツイていない事情もあった。
W杯開催年であるために日程が過密(11週間でリーグ、カップ戦合わせて18試合)になり、
シーズン序盤で戦術の徹底が必要な時期に中2日、中3日のペースで
コンディションを整えてはひたすら試合をこなすだけの状態が続いた。
これはかなり痛かったと想像する。
W杯開催年に監督就任一年目を迎えるのは厳しい。
結局、前述の磐田戦のようにたまにいい試合を見せるものの、
戦術的に目立った改善がないままW杯の中断期間に突入する。
この中断期間は戦術整備の絶好の機会だった。
中断までに公式戦18試合をこなしているのだ。
チームとして、選手個々として、いいところ、悪いところ、修正すべき点、伸ばす点全て出ている。
私としては以前にも少し触れたように、この期間を利用して戦術の整備が出来なければ
ガーロの監督としての能力に見切りをつけなければならないという考えだった。
そしてそれは今でも変わらない。
だが、この時期から就任させる新監督はどういうタイプの監督かというと
必然的に短期で結果を出せる監督になるだろう。
例えばベルデニックのように長期的なスパンでなら素晴らしいチームを作ることの出来る監督が
シーズン途中に、すぐ結果に反映させなければならない状況で就任すると、
2003シーズンの仙台のように悲惨な結果になる可能性が高い。
それでは今、短期で結果を出せる監督が必要か。
そうは思わない。
結果だけ見れば、そこそこのものが出ているからだ。
あわてて監督を変える状態ではない。
これはさして根拠があるわけではないが、このままガーロで行っても
降格の危機に瀕する事態にはならないのではないか。
そして短期的な監督が就任しても、長期的な視野でプラスを東京にもたらせるか疑問だ。
もちろんシャムスカのような、短期でも結果を伴いつつ内容も変貌させられる
優秀な監督を連れて来れれば言うことはない。
しかし現実問題としてそれは難しい。
結論として、私の態度は保留、監督解任の必要はない、である
(なんか昨日の結論と同じだな)。
煮え切らないかも知れないが、実際現時点で決断を下すのは難しいと思う。
解任問題(会長の方) [ 日本代表 ]
川淵会長の解任要求についての言説が飛び交っている。
賛成、反対、両方の意見が賑やかに交わされているようだが、今回は私の意見を書こうと思う。
これまで川淵会長の責任に関してほとんど言及して来なかったことから
ある程度推測出来るかも知れないが、
各々の問題の責任は川淵会長に対して解任を要求するほどではないと考えている。
川淵会長に責任を問うべきだと私が思っているのは、ジーコジャパン4年間の代表強化についてである。
逆に言えば、それ以外のことは問題ではあるかも知れないが、解任要求するほどのことではないと考える。
機密の漏洩は、もちろん問題だ。
だが、当のオシムが失言という障壁を乗り越えて代表監督に就任してくれたのだ。
あの厳格で聡明なオシムが。
結果から言えば、解任を要求するほどの問題ではないと考える。
それから総括がないことに関しては、
技術委員会が出すテクニカルレポートを待てばいいんじゃないの、と思っている。
そんなにすぐは出来ない。
かなり詳細に分析するから。
Jリーグ軽視は、これも解任を要求するほどかな、というのが正直なところ。
一方最初に挙げた川淵会長の責任を問うべきジーコジャパン4年間の代表強化について、
(私は責任問題を追及するならこっちの方が重大だと思うのだが)
1段階ブレイクダウンして書き出すと以下の通り。
技術委員会のリストを無視し、横車を押して無能な監督を就任させたこと
日本サッカーの頂点たる日本代表のサッカーをビジョンなき結果至上のサッカーに堕し、
停滞させた監督を放置したこと
日本代表にスターシステムを導入するなど、スポンサー寄りに偏った運営を行ったこと
こんな感じ。
これらは1つ目を除いて、ジーコというド素人監督が代表監督の座に居たからこそだ。
代表を取り巻いている、強化から逸脱するという本来なら有り得べからざる状況は
技術委員会主導でオシムが代表監督に就任したことにより、改善されると私は楽観している。
長沼会長(当時)や川淵会長の横車がなく、技術委員会が相応の力を発揮出来れば、
方向性に間違いはないと信頼を置いているからだ。
この点について軌道修正が図られるのであれば、解任を要求する必要はない、そう私は考えている。
入れ替わりの外国人 [ FC東京 ]
東京がパルメイラスのワシントン獲得。
一読して思ったのは、期限付きか完全移籍かが明記されていないこと。
期限付きの中澤聡太の場合、
柏レイソルからFC東京へ、中澤聡太選手が期限付移籍加入することが決定致しましたのでお知らせ致します。完全移籍の川口の場合、
この度、ジュビロ磐田より川口信男選手の完全移籍での加入が決定しましたのでお知らせします。とある。
これはワシントンに限ってというわけではなく、例えばリチェーリも明記されていなかったが、
何か意図があるのだろうか。
成績はなかなか。
出場試合数に対するゴール+アシストの数がすごい。
でもササとは両立出来ないから、シーズン終了時にどちらかを放出することは確実だ。
東京の外国人選手は長く在籍する選手が多かったんだけどなぁ。
それも変わって来た。
手負いの北に噛まれた手を再び振り上げるのは3ヶ月後 [ 女子サッカー ]
悔しい試合を連続で見せられると、精神的にもつらい。
女子アジアカップオーストラリア2006 3位決定戦 日本対北朝鮮は2−3で敗戦。
スポナビの河崎さんは敗因を以下の2点に集約している。
なでしこリーグにおけるレフェリーの接触プレー判定基準の甘さ
体力ベースの乏しさ
上記2つはフィジカル面についての指摘だが、私はそれに加えて、メンタル面の弱さを挙げたい。
より具体的に言うと、リードを奪われた時のメンタルの弱さである。
試合が拮抗している時、あるいはリードしている時のなでしこジャパンは、
華麗なパスワークで相手を翻弄してサイドを崩し、シュートにまで持って行くことが出来る。
だがリードを奪われると、焦りが生まれて
一発スルーパスやロングボール、中央突破など、確率の低い攻撃が多くなり
半ば自滅の道を辿ってしまうことがとても多い。
リードを奪われても落ち着いて自分達のサッカーを続けて逆襲の機会を窺う
なんてことは、やっぱり試合経験を積むしかないのかな。
てことは、わかりきった結論ではあるが、国内リーグを充実させねばならんということ。
とは言え、当面の目標は3ヶ月後の大陸間プレーオフか。
思い出してみると、ここまでの情報の露出量は前回を大きく上回っている。
ホーム&アウェーのプレーオフで決めれば、ややしぼんでしまったなでしこへの期待も
再燃するどころの騒ぎではないだろう。
舞台は整ったんだ。頑張ってよ、ホントに。