全てはプラン通りのオーストラリア [ 日本代表 ]
日本対オーストラリアを采配ミスや、一瞬の集中の切れではない、
オーストラリアの”ロジカルな勝利”だとする中田徹のコラム。
ヒディンクの会見を元に構成されている。
日本が相手ならマークを厳しくするだけで刺客ポポビッチも不必要だったということか。
見せろ、その真価を [ 日本代表 ]
「問題は攻撃」の続き。
先日けなしたNHKスペシャル「ドイツW杯日本代表“プレス”を磨け」でクロアチアの守備を取り上げていて、
なるほどと、うなずくものがあった。
アルゼンチンに3ー2で勝った親善試合で、最初ガンガンプレスをかけていたクロアチアだが、
ボールテクニックの非常に高いアルゼンチンをなかなか捕まえきれない。
すると途中からプレスをかけるのを止め、”ボールホルダーを3人程度で囲む”
ように守備の仕方を変えてきたのだ。
人数はかけているが、プレッシングはしない。
なぜなら、奪いに行くとかわされるから。
かわされると一気に2、3人置き去りにされるのであえてボールを取りに行かず、囲んで見ている。
いわば精神的なプレッシャーをかけ、逃げのパスを出させるように仕向ける。
おもしろい守備戦術だ。
しかもクロアチアがすごいのは、練習していたことを出したわけではなく、
その場で対処した結果であるということ。
インタビューに答えても「臨機応変に守備が出来る選手がそろっている」と胸を張っていた。
彼らは相当守備に自信を持っている。
そんなクロアチアディフェンスに相対して日本はどう得点を奪うのか。
あるパターンを見切ってしまえばクロアチアは簡単に対処してくる。
守備戦術を絞らせないように、パターンに縛られない変化に富んだ攻撃を仕掛けるしかない。
そう、クロアチアこそ”自由なサッカージーコジャパン”の真価を示す絶好の相手なのだ。
4年間培ってきた”自由なサッカー”を実践しさえすれば、勝利はすぐ目の前だ。
問題は攻撃 [ 日本代表 ]
W杯ドイツ2006グループリーグ第1戦ブラジル対クロアチアをTV観戦。
クロアチアの攻撃は細かい。
ロングパスを使うことは滅多になく、ショートパスとドリブルでじわじわボールを持ち込んでくる。
ロングパス使用頻度では日本の方が遥かに高い。
ただクロアチアの細かい攻撃は、落ち着いてサイドに追い込んでパスコースを塞ぎ、
2人で挟む、3人で囲むなどすればそれほど怖いものではない。
むしろ、CBロベルト?コバチがごくごくたまに繰り出すFWへの一発のパスの方が正確で速く、
出し手と受け手の呼吸、FWのスキルの高さも相まって怖い。
こっちはDFラインからのボールだけに、出しどころを押さえるのはなかなか難しいから、
3バックの選手がマークを離さないように集中をするしかない。
問題は攻撃である。
続く。
スコアは如実に表す [ 日本代表 ]
W杯ドイツ2006グループリーグ第1戦オーストラリア戦は1−3で敗戦。
披露したFWを代えていたら、守備的なボランチを入れていれば。
確かに的確な選手交代をすれば勝てたかも知れない。
そう思うと非常に残念だが、私はこの1ー3というスコアは、
オーストラリアとの力の差が如実に現れた結果、という印象を持っている。
そんな印象を持つに至った最も大きな要因は、決定的チャンスの差だと思う。
GKがスーパーセーブをしなければ防げないような決定的なシュートが日本に何本あっただろうか。
日本を1点に押さえたオーストラリアのGKに、
川口が何度も見せたようなスーパーセーブが何回あっただろうか。
日本の唯一の得点が”決定的チャンス”から生まれたのではない、
ものすごくラッキーな点だったので尚更だ
(あのプレー自体はファウルではないと思う)。
もちろん点が決まらなければチャンスは単なるチャンス。
これはあくまで私の印象の話だ。
けれども結果として負けてしまったのだから全くの妄言というわけでもない。
残念ながらW杯初戦の日本代表は私たちがいつも親善試合等で見ている日本代表だった。
コンフェデレベルを期待していたのだが。
多士彩祭 [ その他サッカー ]
今大会のイングランドはおもしろい。
攻撃が実に多彩だ。
クラウチの頭にも足下にも入れられるポストプレー、オーウェンの裏への抜け出し、
ジョー・コールのドリブル突破とラストパス、ベッカムのロングパスとフリーキック、
ジェラードとランパードのミドルシュート、アシュリー・コールとガリー・ネビルのオーバーラップ。
ホントによくこれだけ揃ったものだ。
これに加えて、スピードとパワーを兼ね備え、テクニックがあり
どこからでもゴールを陥れるストライカーとしての天賦の才を持ちながら味方へのアシストも出せる、
最近では精神面でも落着きが出て来てハイボールの競り合い以外はほぼ万能のルーニーがいる。
パラグアイ戦では後半やや失速したが、第3者が見て楽しいサッカーを披露してくれる可能性は高い。
対戦相手がどこだろうと、全試合チェックする価値があるだろう。
余談
イングランド対パラグアイ戦後半23分から出場したパラグアイのクエバス。
2002年では途中出場してムチャクチャキレのあるドリブルからの2得点で鮮烈な印象を残した22才も、
今大会では26才にしてFW最年長。
W杯における活躍以降もなぜか欧州とは縁がなく、現在はメキシコのパチューカに所属、
福田と一緒にプレーしていた時期もあったようだ。
今もキレのあるドリブルは失われていなかった。
メキシコあたりにいるなら、Jリーグに来て欲しいなぁ。
ついにあと1ヶ月に迫った [ 日本代表 ]
昨日NHKスペシャル「ドイツW杯日本代表“プレス”を磨け」の再放送を見た。
今年2月の親善試合アメリカ戦で成功したプレッシングを例にとり、
選手一人一人が感じ、考えるようになった結果だ、ジーコ監督の選手を尊重した指導の賜物だ、
とぶち上げていた。
しかし「選手一人一人が感じ、考えるようになった」内容は何かと言えば、
一人がプレスに行ったのに続いてもう一人も行った、
そしてそれに3人目、4人目が続いた。
たったそれだけのことだ。
これってプレッシングの基本でしょ基本。
到達点ではなく、出発点だ。
複数でボールにプレッシャーをかけ続けなければ、そもそもプレッシングですらない。
勘弁してくださいよ。
ジーコを持ち上げて、なんかメリットがあるのかNHKは。
それからこの記事。
戦術は全て選手間の話し合いで構築されるのだから、
ジーコ自身には非公開にする理由は何一つない。
わかるでしょそれくらい。
しかしジャケに打診のニュースには驚いた。
ジャケは監督としてのジーコとは正反対の緻密な理論家。
協会内部の人選に揺り戻しが来ているとも見える。
私はもちろん歓迎だ。
再び予選 [ 女子サッカー ]
AFC女子アジアカップ オーストラリア2006組み合わせ発表。
女子ワールドカップ中国2007へは、中国を除く上位2チームはそのまま出場。
上位から3番目のチームは北中米カリブ海連盟(CONCACAF)の3位チームとプレーオフ。
前回アメリカ大会では2.5だったアジア枠が、開催国が中国であるために3.5になった。
W杯出場国を決める予選代わりになる女子アジアカップの歴史は意外に古い。
女子W杯中国2007が1991年以来第5回大会であるのに対して、
女子アジアカップは1975年以来15回を数える。
日本の優勝はなく、準優勝が4回。
1991年の自国開催の時にも決勝で中国に50で敗れるなど苦杯をなめた。
苦戦を望むわけではないが、プレーオフに回るのがちょっと楽しみだったりする。
あのメキシコ戦を思い出すからだ。
12,743人を国立に集めた女子W杯アメリカ2003予選プレーオフ2ndレグ日本女子代表対メキシコ女子代表。
アジアカップはオーストラリアで行われるだけに、プレーオフが日本で開催されれば盛り上がるのは間違いない。
日本の初戦ベトナム戦はW杯決勝の10日後、7/19である。
僕らは遥か遠くへ来てしまったのか [ 日本代表 ]
W杯に備えて、たまっているHDDレコーダーの中身を減らそうとしている。
稲本が古巣と対戦、成長した姿を見せつけたプレミアリーグ第15週ウエストブロム対フルハム戦(試合内容自体は寒かった)、
W杯メンバーに落選してしまった松井がビューティフルな2得点を挙げたフランスリーグ1第23節ルマン対トロワ、
ホームでの戦いながら為す術無く敗れたプレミアリーグ第30週ウエストブロム対マンチェスターU戦
などをこの週末に一気に観た。
そんな中で、もうだいぶ前の試合でしかも既に見ていたのだが、思わず再生ボタンを押してしまった試合があった。
オリンピックアテネ2004アジア地区予選 日本女子代表対北朝鮮女子代表である。
いや素晴らしいね。
感動大安売りの昨今の風潮を苦々しく思っている私はこの言葉をあまり使いたくはないのだが、
それでも使わせて頂こう。
もう一度見て、改めて感動した。
選手達の気迫がまず第一。
勝つぞ、勝ってオリンピックに行くぞ、女子サッカーに再び灯り始めた灯を消してなるか
ただただ好きなサッカーのために。
その決意、使命感。
そしてそんな選手達、スタッフに呼応して、サポーターも、そしてマスコミまでをも含めて一体化したスタジアム。
そんな試合を観たいんだけどな、男子代表でも。
もう、望むべくもないのか。