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セルジオ越後が好きになった大会 [ その他サッカー ]

日本代表の優勝という大団円で幕を閉じたアジアカップカタール2011。
度重なる苦境を乗り越えて優勝を果たした日本代表ももちろんすごかったが、
私の中で従来の評価を完全に覆した解説者がいてこの記事を書こうと思い立った。

本題に入る前に松木について。
私は元々、松木はいわゆる解説者としてでなく、
日本代表サポーターとして見れば全然オッケーと擁護してきた。
その裏側には他の”解説者”のレベルの低さがあるわけだが
(これについては以前の記事「俺は松木が好きだぞ」を参照されたい)。

上記の記事を書いた2004年当時は松木の解説が
サッカーファンから猛烈なバッシングを受けていて(実況角澤とのコンビだった)、
記事をアップするのに結構勇気が要ったのを憶えている。
今大会で松木が解説者としてでなく、ネタキャラとして認知されたのには溜飲が下がる思いだ。

前置きが長くなってしまった。
本記事は松木ではなく、もう一人の解説者、セルジオ越後についてである。
私は今まであまりセルジオ越後が好きではなかった。
勝っても負けても、内容が良くても悪くても、
基本苦言しか言わない彼の解説はどうにも好きになれなかった。

が、今大会の決勝での、李のゴールが決まった時、
大喜びし過ぎててよくわからないことを口走っているセルジオを見て、彼が好きになった(笑)
以下の動画の1:14過ぎ。
2:49過ぎからは試合終了を告げるホイッスルが鳴った瞬間のセルジオの喜びようが聞ける。



Yeah! Ola! Ola! ゴホッ Yeah! Yeah! やった~! ほうら李だろ!!(???笑)

たぶん、私が観ていないところで彼はいつも日本代表の勝利や敗北に喜び、そして悲しんでいたんだろう。
私が知らなかっただけだ。
カタール2011は、日本代表が4回目の優勝を果たし、
またセルジオ越後の新たな一面に気付かせてくれた大会としても、
私は生涯忘れることはないだろう。
レバノン2000のように。

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ルールの範囲内ではありません [ その他サッカー ]

遅ればせながら、7/5付TBSラジオ「キラキラ」内、生島淳の3時台コラムをポッドキャストで聞いたので、
そこで取り上げられた内容について。
その内容とは準々決勝ウルグアイ対ガーナで起きたスアレスのハンド。

生島淳は、TVがガーナPK失敗時のスアレスの大喜びを放送したことに対して苦言を呈していたが、
それよりも私が引っかかったのは、
生島淳がNHKの番組に出演した時に出たとして紹介した以下の意見である。
「(スアレスは)ルールの範囲内で得点を防いだのだから、讃えられるべきだ」

おいおい、勘弁してくれ。
反則というのは、ルールに則っていないプレーを指す。
ルールから逸脱したプレーである。

だからあえて言うのもバカバカしいが言おう。
スアレスはルールの範囲内で得点を防いではいない。
だからレッドカードを提示されて以降のゲームに参加できなくなったのである。

反則でも何でもして勝てばそれでいい、と自分を納得させるのは敗者の思考である。
反則を犯すことを自分に許しているという時点で二流確定だ。
それ以上進歩すること、発展することを自分からやめているからだ。

だからTVは放送するべきだろう。スアレスの喜びようを。
スアレスが自らそうした貧しさを全世界に晒す可哀相な奴だと。

ワールドカップにケンカを売る「セックス・アンド・ザ・シティ2」 [ その他サッカー ]



怒ったら負けっつー感じ?


おまけ
Sarah Jessica Parker Looks Like A Horse

Ambitious! So ambitious! [ その他サッカー ]

今日は音楽の話。

まず国歌。
国際大会になると必ずと言っていいほど国歌について語りたくなる。
普段あまり聞かないだけに。

一番好きなのがドイツ国歌「Deutschland über alles」。最高です。
本当は最も好きな音源、2003年のコンフェデレーションズカップにおける
テノール歌手(?)の国歌独唱を紹介したかったんだけど、残念ながらどこかに行ってしまった。
YouTubeで探してもなかったので、今回見つけた中から気に入ったのを。

German Anthem by Tobey Wilson



割と最近好きになってきたのがイギリス国歌「God Save the Queen」
上掲ドイツ国歌を歌ってるTobey Wilsonが歌ってます。
Tobey Wilson singt die Nationalhymne in Hockenheim



それからコカコーラのCMで流れてるワールドカップ公式テーマソング
K'Naan「Wavin' Flag」
たぶんこれがオリジナルバージョン。


feat. David Bisbalバージョン


feat. AIバージョン



そして最後がスカパーの2010サッカーテーマソング
Dragon Ash「AMBITIOUS」


Dragon Ashはいつの頃からかロックやヒップホップを離れてラテンの方に行っていたけど、
この曲はかなりロック寄りでいい。
私の中では2002年日韓ワールドカップと言えば彼らの「FANTASISTA」なので、
あの頃を思い出させてくれるような新曲「AMBITIOUS」のリリースは素直に嬉しい。
Get your hands up Fantasy!


9/24追記
NHKの2010年度サッカーテーマソング。ご存知の通り、ワールドカップ期間中にヘビーローテされた。
曲と言うより動画が良かったので追加。
Superfly「タマシイレボリューション」

最低限のリスペクト [ その他サッカー ]

“戦犯”メロ、オウンゴール&レッドカードに反省なし

ふざけるなこいつ。
お前にサッカーを、そしてスポーツをやる資格はないよ。

サッカーというスポーツは、相手がいて試合が成り立つ。
当然である。

マラドーナを骨折させたゴイコエチェアみたいに相手のキープレイヤーを1人ずつ潰していったら
サッカーは早晩滅亡する。
この喩えは極端だが、ここまで行かなくとも
相手に対する最低限のリスペクトを持ってプレーすることなしにスポーツが成り立たないことは確かだ。

サッカー選手の足を踏みつけるなんて弁解の余地があるわけはない。
一発レッドは当然、プラス3試合の出場停止が妥当だ。
間違いない。メロ、お前みたいに未熟な奴が選出されていたから負けたんだよブラジルは。

ジャンルカなう [ その他サッカー ]

スカパーのワールドカップ関連番組「ジャンルカなう」がおもしろい。

地上波のサッカー番組みたいに単なる情報を流すだけ、
あるいは通り一遍の解説だけではなく、
突っ込んだ取材、独自の視点に立った意見としての解説がある。

それと倉敷の進行も楽しい。
思いがけず自由な感じで、あんなに面白い人だったっけ?
という印象だ。

アシスタントも結構良い。
こういう番組の女性アシスタントって単なる置物的になりやすいのを回避しようとして
かなり痛い場面もあるが、突き抜けるところまで行っててそれはそれで良かったりする。

ところでジャンルカってトト富樫から取ってんだな。
昨日はジャンルカ特集だった。

今更感もあるけど、もう一回りワールドカップを楽しみたいならかなりお勧め。

誤審だが妥当 [ その他サッカー ]

怒り納まらぬカペッロ監督「あれが認められていたら…」

監督の立場的にはそう言わざるを得ないだろうけど、
いろんな反応を見てると皆さん審判に厳しいのね。

この試合TVで観ていたけど、ランパードのシュートがバーに当たって跳ね返った時、
「お、入ったか?ゴールっぽかったが。。。」
という感じだった。

動体視力がいいのかどうかわからないが、私はこういった一瞬のプレーを観る目は結構ある。
シュートにGKが触ったかどうか、スライディングタックルがボールに行ってるかどうか。
最初の印象とスローリプレイで確認した実際が食い違うことはそうない。

今回のシュートは、ゴールライン延長線上から写すスローリプレイで見れば
はっきりとラインを割っていることがわかるが、
リアルタイムの俯瞰映像で観る限り上記のような印象だった。
いわんや選手たちと同じグラウンドレベルにいる審判をや。
ゴールライン上で立ち尽くしているわけでもなし。

たとえ審判が俯瞰映像と同じような印象を抱いたとしても、
そんな曖昧な印象でゴールと認めるわけにはいかない。
今回の判定は、事実と異なっているから誤審には間違いないが、
ノーゴールの判定は妥当である。

批判すべきは審判ではない。
なぜなら、これは属人的な問題ではなく、システムの問題だからである。
ただし、システムを変えるかどうかは別の議論だと思う。
そして、現状のシステムでやっていく限り、こうした誤審と付き合っていくしかない。

ビエルサの思い出と期待 [ その他サッカー ]

グループリーグ突破も笑わなかったビエルサ

ビエルサも今年で55才か。
2002年当時持っていたやんちゃ坊主がそのまま大人になったような雰囲気はやや薄らいでいるな。
さすがに寄る年波には勝てん、といったところか。

この人変人て言われてるけど、個人的には結構好きな監督。
攻撃的なサッカー思想と、3-4-3とも3-3-1-3とも言われるシステムを貫く姿勢が。

あまり代表監督としては実績を残していない監督だけど、
アテネオリンピックのアルゼンチン代表を率いた時は凄かった。

準々決勝までの4試合で13得点と攻撃が爆発し、
イタリア相手の準決勝でも3-0と粉砕、決勝でパラグアイに1-0で勝って優勝した。
なんと6試合で17得点、しかも大会を通して無失点である。

にも関わらず、大会直後に辞任。
アルゼンチンでは彼のサッカーは受け入れられなかったらしく、評判が悪かったそうだ
(とは言え6年間在任しているので、協会のフォローはあったということだろうか)。

今大会前に日本代表監督後任候補の報道にビエルサの名前があったのには、ちょっと嬉しかった
(ただ、チリ代表での成功で相場は上がってしまうだろう)。
ペケルマンももちろん良い。ただリバプールで消極的サッカーしかやってなかったベニテスは勘弁。



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