忍者ブログ[PR]
蹴唯雑音 忍者ブログ

[PR] [ ]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

俺は松木が好きだぞ [ その他サッカー ]

アジアユース選手権での、解説になっていない松木の解説が槍玉に挙げられている。
私も普段の松木はあまり好きではない。
松木だけではなく、今現在地上波で解説をしてる解説者のほとんどがそうだが
目の前で起きてることを反芻してるだけだ。

「今のシュートはちょっとアウトにかかってしまいましたねー」
そんなの見りゃわかる。
現象に到る原因を述べてもらわないと。

(そんな解説者の全体的なレベルの低さも遠因だが)
準決勝韓国戦の松木くらい突き抜けてしまうと、私的にはそれはそれでオッケーだ。
前半終了直前、渡邉のゴールで同点に追いついた時の

 入れたぁぁぁぁぁぁああああああ!!!

という腹の底から沸き起こるような絶叫を聞いた時、
こいつは全身全霊でU19を応援している、選手とともに戦っている、そう思った。
その時から松木が、松木の熱さが、好きになった。

また、別の人、別のシチュエーションで印象的なシーンがある。
ドーハの悲劇。
イラクの同点ゴールが決まり、終了のホイッスルが鳴って、
崩れ落ちる選手たち、なぐさめるオフトの姿を映した後、TV東京のスタジオに戻った。

柱谷幸一が、泣いていた。
松木のように感情が素直に表に出るタイプではない彼が。カメラの前で。
抑えきれなくなった涙をこぼしていた。
彼も選手とともに戦っていたのだ。東京で。スタジオの中で。

表に出る人も、内に秘める人も、熱い思いを胸に抱いている人が好きだ。


■番外編
ボクシングの中継で忘れられない解説を覚えている。
ガッツ石松である。

1990年10月27日。
当時150年に一人の天才と謳われ、WBC世界ストロー級王者だった大橋秀行の2度目の防衛戦。
相手はリカルド・ロペス。

最初は普通に解説していたガッツだったが、大橋が劣勢だったこともあり、だんだんと白熱してくる。
そして突如

 大橋ボデー!!

と叫び始め、実況アナの呼びかけにも応じず、
解説そっちのけで大橋へ直にアドバイスを送り始めるガッツ。
だが、ひとしきりアドバイスを送った後、

 ダメだこりゃ

と一言。
その言葉の通り、大橋は5回にノックアウト負け。
大橋から王位を奪ったロペスは21度の防衛を果たした後、無敗のまま王座を退くことになる。
偉大なチャンピオンを生んだ歴史的一戦を彩る名解説(?)だった。

PR



●Thanks Comments

●この記事にコメントする

お名前
タイトル
文字色
E-mail
URL
コメント
絵文字 Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード ※投稿者編集用
非公開? ※チェックすると管理人にしか見えません

●この記事へのトラックバック

TrackbackURL:
水は低きに流れる | MAIN | ギャップをなくせ