水は低きに流れる [ 日本代表 ]
いよいよ明後日、ナビ杯準決勝東京ダービーと同じ日に行われる、W杯1次予選オマーン戦に臨む日本代表。
がんばって最後のシンガポール戦を、選手のテストの場として欲しいのもだが
ジェレミー・ウォーカーのコラムを読んで情けなくなった。
「アウェーの方がプレッシャーから解放されていい試合ができる」というものだ。
しかも、ここで言う”いい試合”とは、
“美しいサッカー”や“怒涛の攻撃”、“ゴールラッシュ”
といった内容をではなく、
”よりリラックスして””慎重に”、”試合をコントロール出来る”
ということを指す。
欧州選手権に向けた完全テスト、調整モードのチェコやイングランド、
アジアカップの格下相手に試合をコントロールして満足してれば世話はない。
日本にとって欧州列強との親善試合は貴重だが、
向こうにしてみれば弱小日本との親善試合が重要であるはずがない。
善戦したところで、我々がオマーンやヨルダンに対して
(実力的に下なのは明らかだが)最近強くなって来たなぁと思う程度のものだ。
格下相手に試合をコントロール出来ると言って威張るのに到っては、何をか言わんやである。
情けない。
結果だけではなく、いいサッカーを目指そう、いいプレーを見せようという気概のなさ。
今の代表は楽な方へ、低い方へと流れている。
闘う姿勢を見せるのは、危機に直面した時だけ。
しかもその危機は、自らが招いていたりする。
私は、闘う日本代表が見たい。
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