13年目の戴冠 [ FC東京 ]
決勝で再演された「T! O!K・Y・O!」の応援。
あのサッカーの応援としてはちょっと間の抜けた脱力な感じが東京っぽくていいけど、
東京中華を見てたら、「初出は、1998年天皇杯2回戦、対東海大学戦」との記述が。
うん?この試合、私が最初に東京を観た試合だぞ!
でも、そんな応援のことなんてまるっきり憶えていない。
まぁ初めてだったから仕方ないか。
サッカーの試合を生で観戦するのもそれまでほとんどなかったし。
当時は代表の試合に何回か行ったことあるくらいで。
翌年にJリーグ入りを控えた初の東京のクラブということで西が丘に観に行ったんだった。
その試合で、最も印象に残っているのが何故か(?)藤山だった
(一緒に行った友人はアマラオだったと言う)。
なぜ印象に残ったのか、今ではもう忘却の彼方。
現在では守備の職人として知られているが、当時の藤山は攻撃力を売りにした左サイドバックだった
(確か)。
その藤山が。
東京ガスの社員選手からスタートした藤山が、13年目にしてJリーグカップ優勝という栄冠に輝いた。
J1では攻撃力を発揮することは出来なかった。
レギュラーの座は失った。
だが、誰かがケガや出場停止になった時、どこでもこなせる守備の達人としてしぶとく生き残った。
地道に地道に、己の長所を伸ばし、短所を補い、13年間の苦労が報われた。
13年目の戴冠。
13年目の栄光。
くそー、この幸せ者め。
羨ましいぞ、藤山。
おめでとう、藤山。
PR