残念だ [ FC東京 ]
東京の監督に原博実が復帰。
どうだろう、ファンは結構歓迎ムードなんだろうか。
私は反対である。
昨シーズンの終盤、私はサッカーとは無関係な理由で当ブログの更新をしていなかったのだが、
原監督は今年(つまり去年)限りかなと思っていることを書こう書こうと思って、
結局書けずじまいだった。
理由については、昨シーズン中に何度か書いてきた内容だ。
カウンター以外の攻撃の引き出しを持っていないこと。
リアクションだけではなく、自分達のポゼッションから
攻撃のリズムを作り出すことも出来るようになることは必要不可欠だからだ。
優勝が、勝利が絶対条件ではない。
内容至上主義の私に言わせれば結果など二の次である。
だが、クラブが常に上を目指すことは絶対条件だ。
原監督4年の在任期間で限界は見えた。
だから原監督には任期満了ということで退いてもらい、クラブは更なるステップアップを目指す。
そう考えていた私はフロントの決断を高く評価していた。
結果としてステップアップへの挑戦は失敗に終わってしまった。
このタイミングでまた原監督を就任させるということは、ステップアップの道を放棄したと同じことだ。
原監督では限界があることが既にわかってしまっているからだ。
そのことをフロントはもちろん承知している。
だからこそ原監督との契約を継続しなかったのだ。
最後に触れておくが、私は原監督のサッカーが好きだ。
DFラインを高く保ってなるべく前で守り、ボールを奪ったら一気呵成にゴールを目指す。
原監督の指揮下では選手はみんなファイトするし、何より守備に攻撃にアグレッシブな姿勢、
実に東京らしい、応援しがいのあるサッカーだ。
だから原監督がカウンター以外の引き出しを持っているなら、最良の選択だと思う。
が、本当に残念なことにそうではない。
だから、私は反対なのである。
●Thanks Comments
無題
就任コメントで「ルーカスはチャンスメーカー」と言い切ったところに、引き出しの違いが出たようなかんじですが。
無題
この場合引き出しというのは、
相手の守備隊形が出来上がっている中で、選手が動き、ボールを動かしてDFを崩し、
シュートに持っていくことを実践させるためのメソッドなり、経験なりを指します。
本文にも書いた通り、在任4年間の原監督を見る限りではその引き出しはありません。
4年間で発揮できなかったものを自分の中に引き出しとして持つためには、
それなりの修練が必要とされるでしょう。
ですからルーカスうんぬんのコメントだけではちょっと判断出来ないんじゃないかと思います。