自浄作用は働くだろうか [ FC東京 ]
J1第10節 東京対川崎は2-5の惨敗。
5点差になっても、選手たちは本当によく戦ったと思う。
だが悲しいかな、この点差が今の実力差だと思って間違いない。
川崎の、攻撃に関わる選手たちが有機的に絡む動きは素晴らしい。
俺が動けば必ずボールが来る、あるいは空けたスペースを誰かが必ず使ってくれる。
そんな高い確信レベルがプレーの基盤にあるから、全力でダッシュが出来る。
だからこそあれだけ高速の攻撃が繰り出せるのだ。
そしてどんな動きをすればディフェンスが嫌がるか、
付いて来れないかを考えながら動いている。
それに加えて動き直しを何度でも厭わない。
同じように切り替えを速くしたショートカウンターでも、
東京のはチャンスにならなくて、川崎が撃つと決定的チャンスになるのは
どうしてだと原監督は思っているんだろうか。
そういうところをちゃんと見ないで入り方のせいにしてるから
前が詰まった状態のパスしか出せないし、苦し紛れのパスをインターセプトされる。
ディフェンスも、動きを工夫されると対応できずに翻弄されてしまう。
残念ながら、原監督ではもう限界だろう。
少しずつ勝点を拾って残留ラインをうろうろするのが関の山。
原監督は”5年目”なのだ。
フロントの早期の決断を望む
(言うまでもなく、最大の責任は原監督を招聘したフロントにある)。
いつも通り悲観的 [ FC東京 ]
J1第9節 東京対鹿島は1-2で敗戦。
昨日の試合は私に集中力が欠けていて、
試合内容をどうこう言える状態での観戦ではなかったので、今回はなし。
ただ、方向性が固定されたおかげで
一時期ほど選手同士のバラバラ感はないし、頑張ってもいる。
これで結果が出ないのは選手達には厳しいだろう。
次は”ダービー”ならまだしも”クラシコ”というのはさすがにおこがましいと思う多摩川クラシコ。
今の鹿島だったら漠然と勝てると思っていたが、逆に今の川崎にははっきり言って勝てる気がしない。
弱気である。
ちなみに昨シーズンのアウェイでの川崎戦は、終了間際に追い付かれての2-2の引き分け。
開幕戦勝利後に喫した連敗脱出をかけての一戦だった。
当時と比較すると、両者の力関係にかなりの差が生じてしまっている。
追記
何故だかNHKが地上波で中継するんだな。
今の東京は見てもおもしろくないから微妙なカードではある。
折れない心 [ 女子サッカー ]
なでしこリーグ Div1 ベレーザ対大原学園を観戦。
さわやかな(ほぼ)5月の好天のもと、なでしこリーグが開幕。
代表の試合だと招待客の関係で女性や子供がとても目に付くが、
この試合のバックスタンドには、一人で来ている(私より何世代か上の)おじさんが多かった。
長年サッカーを観続けている人達であろうか。
7-1の大差がついたこの試合だが、序盤はそれほど実力差は感じられず、大原学園は善戦していた。
しかし、訪れる決定機を荒川がことごとく決め、前半26分で5点の大差がついてしまった。
恐るべき荒川の決定力である。
個人能力では明らかに相手が上回り、かつ大量点差という苦境に立たされてなお、
折れることなく前年の覇者に食い下がり、終盤に1点を取り返してみせた大原学園イレブンは素晴らしかった。
スコア上は取るに足らない1点かも知れない。
だがあの点は選手を次の試合へと奮い立たせ、
私のような観客にスタジアムへと足を運ばせる原動力となる点なのだ。
ベレーザから1点をもぎ取る殊勲を挙げた楯石選手と、最後まで戦い抜いた大原学園イレブンに賛辞を。
風格 [ その他サッカー ]
プレミアリーグ第36週 エバートン対マンチェスターUをTV観戦。
この一戦、試合前に4月25日に急逝したアラン ボールの追悼が行われた。
黙とうではなく、拍手に包まれる中天国に召されたアラン ボールだったが、
ピッチ上に参列したエバートン会長(?)の悲しみを押し殺したような表情が印象的だった。
アラン ボールはエバートンに5年間在籍、
グディソンパークはアラン ボールを追悼する横断幕やフラッグで覆われ、
サポーターの歓声もひときわ大きく聞こえる。
そんな中、エバートンイレブンは彼に勝利を捧げること、
そしてUEFA杯圏内を確保することを目指し、強いモチベーションでマンUに挑んだ。
序盤は、みなぎる気合いが背中から立ち上っているかのようなエバートンが押しまくり、
その勢いのままFKから先制。
何の気なしに観始めた私だったが、この頃にはスタジアムの雰囲気と
エバートンの選手たちの決意あふれるプレーに圧倒され、点が決まった時にはガッツポーズをしていた。
しかし、マンUも先制されても慌てることなく落ち着いたプレーを見せ、
丁寧にパスをつないでエバートンの勢いを削ぎ、徐々に盛り返し始める。
後半開始早々の出合い頭のような失点で2点のリードを許す状況下でもそれは変わらず、
やがて試合は完全なマンUペースに。
そして、終わってみればマンUが2点のビハインドを跳ね返して4-2の勝利を収めた。
エバートンの4失点のうち2点がミスから、1点がオウンゴールだったが、
残念ながら試合全体の内容からは妥当な結果だったと思う。
それにしても、試合終了直前で決勝点を決めたUCLミラン戦といい、
このエバートン戦といい、マンUのメンタルの強さには驚く
(さらに、1点リードの場面でプレミア初出場の選手を投入するファーガソン采配にも、
その新人が4点目を決めてしまうことにも驚く)。
モチベーション最高潮の相手に2点を先行されながら、
落ち着いて自分達のサッカーをすることで試合の流れを引き寄せ、勝利を掴むその姿には、
自らのプレーとサッカーに対する絶対的な自信に加え、既にして王者の風格が漂う。
確かに、今シーズンはマンチェスターUのシーズンになるのかも知れない、
そう思わされる試合だった。
電光石火のカカ [ その他サッカー ]
ルーニーはすごいが、カカもすごい。
先週のUEFAチャンピオンズリーグの準決勝1stレグ マンチェスターU対ACミランでのカカの2発。
電光石火のカカ
2点目のゴールは何となくカッサーノのバーリ時代の伝説のゴールを彷彿とさせる。
Cassano Bari - Inter
まさに”ひとりでなんとかしてしまう男”カカである。
息詰まってはいたが”熱戦”ではなかったもうひとつの準決勝 チェルシー対リヴァプールとは違い、
ガツっとお互いがぶつかり合ったマンU対ミラン。
2ndレグが楽しみである。
(うちは会社自体が休みなんでね)
自転車でー [ FC東京 ]
アマラオ引退のニュースが各紙のニュースサイトを飾っているが、
個人的には東京を去った時点で引退してしまったような感覚だったので
今回の報道に特別な感慨は特になかったりする。
それよりと言うか、私のように通勤にも味スタへの交通手段としても、
普段から自転車を使い倒しているような人間にはこっちの方が興味深い。
『5月26日は自転車で味スタに行こう!!』企画実施のお知らせ
プレゼントとして用意されている反射ステッカーは地味だが自転車乗りには重宝するアイテムだし、
販売されるメッセンジャーバッグも、ちょっと高めだがかなり欲しい。
「青赤自転車自慢コンテスト」にも参加してみたいが、
格好良く青赤を自転車に組み込むのは意外と難しい。
ちょっと考えてみてもマフラーを結ぶくらいしか思いつかない。
しかしマフラーじゃ原監督賞はゲット出来ないだろうし。
何とか格好良くする方法はないものか。
川崎のSPC [ Jリーグ ]
J1第7節 浦和対川崎戦、前半34分で川崎が見せた見事なショートパスカウンター。
川崎のショートパスカウンター
中村-->我那覇-->マギヌン-->中村-->ジュニーニョ-->中村-->我那覇
前の3人が1回ずつ触って中村に戻し、最後は中村から我那覇、
トラップに少しもたつくも可能性のあるシュートで終えている。
これを見ると中村が攻撃のコンダクターであること、
むやみにボールを前に運ぼうとするのではなく、的確なタメを入れていること、
選手も直線的にゴールへ向かわず、パスコースを意識しながらの動いていることがわかる。
それからこれは狙ってというよりは自然に出来ているという感じだが、
ジュニーニョが下がったスペースへ我那覇が駆け上がり、その空いたスペースを中村が利用している。
先日はローマのショートパスカウンターを取り上げたが、国内にも素晴らしい手本はあるということだ。
そこには人間が描かれている [ 女子サッカー ]
久々にこの2人似てるでしょシリーズ。
なでしこリーグのスポンサーMOCの社長 山田納生房
と、
作家 島田雅彦
どうすか。
それはさて置き、先日行われたなでしこスーパーカップの会場で販売されていた
公式ガイドブックは、なかなかおもしろい。
大体においてこういったガイドブックというのは、
データブックとしての使い道以外には単なる記念にしかならないが、
このガイドブックは純粋に読み物としておもしろく出来上がっている。
その大きな理由がインタビュー記事のおもしろさ。
男子の場合、インタビューでは通り一遍、当たり障りのない回答しか出て来ないものだが、
女子はそこら辺がスレてないおかげでインタビューの内容が楽しい。
また彼女たちはほとんどがセミプロなわけで、プレイヤーとしての顔と
サッカーとは無関係な場所で働く女性としての顔の両面を持つ。
そのことが、サッカーに専念する男子にはない、人としての幅をもたらす。
文学のような言い方をすれば、”人間が描かれている”わけだ。
私は試合観戦後家に帰って来て読み始めたら止まらなくなってしまい、
その日の内に読み切ってしまった。
読むこと自体は好きだが飽きっぽく、
サッカー雑誌を読むのに何日もかかる私には珍しいことである。
なでしこリーグ観戦に行かれる方には、ぜひ購入して読んでみることをお勧めしたい。