そこには人間が描かれている [ 女子サッカー ]
久々にこの2人似てるでしょシリーズ。
なでしこリーグのスポンサーMOCの社長 山田納生房
と、
作家 島田雅彦
どうすか。
それはさて置き、先日行われたなでしこスーパーカップの会場で販売されていた
公式ガイドブックは、なかなかおもしろい。
大体においてこういったガイドブックというのは、
データブックとしての使い道以外には単なる記念にしかならないが、
このガイドブックは純粋に読み物としておもしろく出来上がっている。
その大きな理由がインタビュー記事のおもしろさ。
男子の場合、インタビューでは通り一遍、当たり障りのない回答しか出て来ないものだが、
女子はそこら辺がスレてないおかげでインタビューの内容が楽しい。
また彼女たちはほとんどがセミプロなわけで、プレイヤーとしての顔と
サッカーとは無関係な場所で働く女性としての顔の両面を持つ。
そのことが、サッカーに専念する男子にはない、人としての幅をもたらす。
文学のような言い方をすれば、”人間が描かれている”わけだ。
私は試合観戦後家に帰って来て読み始めたら止まらなくなってしまい、
その日の内に読み切ってしまった。
読むこと自体は好きだが飽きっぽく、
サッカー雑誌を読むのに何日もかかる私には珍しいことである。
なでしこリーグ観戦に行かれる方には、ぜひ購入して読んでみることをお勧めしたい。
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