希望的観測 [ 日本代表 ]
コンフェデ開戦。
結果のみを追求するサッカーを展開し、W杯出場権を勝ち取った日本代表。
各種媒体で評論家の意見を読むと、本大会までの1年間、
ジーコが内容や、あるいは世界と伍することの出来るサッカーへと転換を図っていくだろう、
と予想するものが多い。
だが私は、それは全くの希望的観測に過ぎないと断言する。
これからも変わらず、己の理想を具現化するような意図のある練習を組めずに、
若手や旬の選手を起用することなく、ジーコにしかわからない理由で特定の選手に固執し、
結果、何らの大きな変化も見出せずに本大会を迎えることになるだろう。
ジーコは相変わらず天然なことをのたまっている。
「前回のフランス大会では試合間隔が中1日だったが、今回は中2日もあるので先発メンバーは固定したい」
彼は自分のしたことを覚えていないのであろうか。
その前回大会で、メンバーを固定し続けて批判を浴びたことを。
要するに何も考えていないし、何も経験から学ばない。
これではPDCAを繰り返し、ある目標に向かって近づいて行くことなどできるわけがない。
そしてまた1年、日本サッカーの頂点が停滞するのである。
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