王手 [ 女子サッカー ]
オリンピック北京2008 女子最終予選 なでしこジャパン対韓国代表は6-1で勝利。
完勝だった。
息苦しくなるような、胃の痛くなるような接戦を予想していたが、
日本と韓国との実力差は明らかなものがあり、途中から私は気が抜けてしまった。
韓国がホームでタイに不覚を取ったのは、実は”不覚”ではなく、実力で敗戦を喫したのだ。
グループAは日本の一強であり、2番手以降にタイと韓国、そしてベトナムが付ける。
おそらく事前のスカウティングで韓国は横の揺さぶりに弱いという情報があったのだろう、
サイドチェンジを多用し、クロスは大きくファーに蹴って中央へ折り返す。
元々素早く展開される日本のパスに対応しきれていなかった韓国守備陣は、
この揺さぶりによって完全にボールウォッチャーになっていた。
なでしこジャパンは1週間後のアウェイでも危なげなく勝つだろう。
これで、ほぼ決まりだ。
中国が開催国として予選を免除され、北朝鮮、オーストラリアと別組になるなど、
今回の日本は運に恵まれた。
あの記憶に残る4年前の再現も、持ち越しになった。
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