ダイナミック&アグレッシブ [ FC東京 ]
ナビ杯予選リーグ第2節横浜戦は0−2で敗戦。
磐田戦での、監督による”まず動け”という意識付けが成功したという私の見立ては間違っていたようだ。
今日の試合では動きのない停滞した中盤&前線に戻ってしまった。
横浜の選手の運動量と比較するとその差は歴然。
そして全体的な運動量に加えて、東京はダイナミックな動きが少ない。
ここで言うダイナミックな動きとは具体的には、
スピードのあるランニング、長い距離のランニング、急激な方向転換、ダイアゴナルな動き等。
また、ボールが出てくるかどうかわからない状態でのダッシュの数も圧倒的に少ない。
東京の選手はそういう時のダッシュそのものがないに等しい。
唯一やっているのが川口。
ボールが出てくるかどうかわからないわけだから、ダッシュしても無駄になることが多々ある。
しかしそれ自体は無駄になっても、その動きによって作られたスペースを他の選手が使ったりして
少しスパンを広く取れば必ずしも無駄には終わらせない。
横浜はチーム内でそんな意識が共有されている故に、気持ち良く”無駄走り”することが出来るのだ。
対して東京は、動くことそのものへの意識が低いことに加え、
スペースを作る、使うという意識も輪をかけて低いために、
誰かが動いても、他の選手が空いたスペースを2次利用することなく単発で終わってしまう。
”無駄走り”が本当に無駄になってしまう。
さらにそのことが動き出しへの阻害要因となり、悪循環に陥る。
もっとアグレッシブに行こうぜ、アグレッシブに。
ボールだけ動かして守備を崩そうなんてムシが良過ぎる。
三つの沢と書いてみつざわと読む [ FC東京 ]
なんとか三ツ沢に行けそうなのでチケットを購入。
自由席はホーム側もアウェイ側も売り切れなのでSB席になった。
3,500円てなんかすごく損した気分。
幸い、雨は午後には上がりそうだし(雨だと立ってるより座ってる方がつらいから(SBだし))、
日中の気温が高いようなので夜の冷え込みもさほどではなさそうだ。
向こうさんは若手を起用するようだが、こっちは現時点でのベストメンバーで来るのではないかと予想。
なんにせよ、仕事うっちゃって行くんだから熱い試合を頼みますよ。
来なきゃよかったなんて思う試合だけは勘弁。
闘志はもちろん全面に [ FC東京 ]
昨日の続き。
目にとまったことをいくつか。
○サイドチェンジ
ファーストプレッシャーをかわして逆サイドへ展開。
相手を引きつけてからサイドチェンジするので効果大。
また”引きつけ”はオーバーラップする時間とスペースも提供。
この辺は練習の成果が出た感じだ。
ただし、磐田のプレッシャーはユルユルではないにせよ、さほどでもなかった。
そういう外的要因もあったということ。
ボランチをつぶすという戦い方を選択しなかったのは、磐田が相手の良さを消しにかかるのではなく
自分たちのスタイルを貫いて勝つというポリシーだからだろう。
○伊野波
名波をマーキング。
ただ今までのオールコートマンマークではなく、下がったら離すし、上がって来たら付く。
そして攻撃時には離す。
マンマークの仕方について監督と選手の間で誤解があったと報じられたそうだが、
私も一旦は合点がいったものの、改めて考えると疑念が残る。
だって試合を観てたら普通気付くだろう、指示通りに動いていないことは。
意図に反していたら試合中に修正しようとする。
その状態が少なくとも丸々2試合続いたのは、すなわち誤解ではないのだ。
伊野波の攻撃参加はなかなか迫力がある。
私は伊野波の新人に見合わぬ落ち着き振りから、アーセナルのセスクを連想してしまう。
セスクはやや攻撃寄りで、伊野波は守備寄りだが、セスクみたいになってくれたらなぁ。
ボールを持ち上がったはいいけど、どうしようか状態になってしまうのは、
伊野波も周囲の選手も、お互いどうするかがまだわからないからだろう。
これからに期待させるに十分なものを持っている。
○増嶋
今までどうしても、その容貌よる私の先入観からか、
スマートにやろうとしてるようなイメージ持っていたが
磐田戦ではそんな印象はなかった。
茂庭のような、くさびに入った選手にガチっと当たったり、
サイドに流れるFWがボールを受ける瞬間にスライディングタックルしたり
そういうプレーが増嶋の場合思い浮かばないのは、
よくわからんけどプロの動きについていけなかったからなのか。
藤山に代わってサードチョイスの座を確固たるものに出来そう(ガーロ的には既に増嶋確定なわけだが)。
次は中3日でナビ杯横浜戦於三ツ沢公園球技場。
まだわからないけど都合付いたら行くですよ!
動きの中からポゼッションは生まれる [ FC東京 ]
J1リーグ第7節磐田戦は31で勝利。
変化が現れた。
今まではボールを保持した時、パスレシーバーは
自分のポジションに立ち止まってボールを受けようとしていた。
ボールを失わないようにポゼッションしようとするあまり、
安全に行こうという意識が強くなり過ぎ、動きが削がれてしまったためだった。
停滞する選手とボールの動きに、我々はストレスを募らせていた。
今日は違った。
選手は皆、動きの中でパスを受けようとする。
これは監督の意識付けによるものだろう。
まず動けと。動きの中からポゼッションは生まれるのだと。
やっぱり選手同士が互いの動きを見ていないので、
連動したスペースを作り合い、使い合うといったプレーはない。
だが、ひょっとしてこういうプレーを目指しているのかと思わせるプレーがあった。
前半開始早々、5分くらいだったか、増嶋が右サイドバックの徳永にじわじわドリブルして寄っていく。
タッチラインが近くなってきたところで、増嶋が近寄ってきたボランチ(梶山?)にボールを渡す。
ダッシュする徳永にダイレクトでパスを出し、右サイドを破る。
東京の右サイドバックの位置にあえて選手を集中させることで
相手の選手と意識を引きつけ、本来の右サイドバックがオーバーラップを仕掛け裏を取る。
見事にはまっておおーという良い攻撃だったが、
この後の試合の様子を見る限り、おそらく狙ってやってない。
この一連のプレーの中にはいくつかの良い点がある。
増嶋の相手を引きつけるドリブル、ボランチのダイレクトの展開、
徳永の第3の動きとオーバーラップ。
私としては、こういう形を作ろうと意図して作って欲しいと思うが、
結果としてこういう形を作るために、違うアプローチもあるのかと思った。
つまり、全ては動きの中でパスを受けることがスタートだ。
増嶋のドリブルに対してフォローするボランチ、
自分から動き出して前でボールをもらおうとする徳永。
センターバックが起点となり、ボランチのダイレクトパスとサイドバックの第3の動き
なんていう難しい型を作ろうとは意図してはいない。
が、動いてボールをもらう、これが2つうまくつながると結果として同じプレーに到る。
もちろん、全体としてはまだまだ。そのとばくちに立ったに過ぎないけど
”動いてもらう”を積み重ねることによって”連動”にしていく。
そんなガーロ監督の意図が垣間見えたと思ったのだが、どうだろうか。
待てばガーロの日和あり [ FC東京 ]
明日に控えたJ1リーグ第7節対磐田戦於味の素スタジアム。
伊野波は名波をマンマーク。
それにしても
マンマークを駆使するガーロ・サッカーと言われてしまうとは。
ポゼッションサッカー = 攻撃的 とは必ずしも言えないように、
マンマーク = 守備的 とは言えない。
だが、
マンマーカー人数増大 ∝ ポゼッション率低下 (∝:比例)
は確実に言える。
当たり前の話だが、オールコートでマンマークすれば、ポゼッションに参加できなくなるからだ。
ガーロ監督は自らが掲げるポゼッションサッカーとは逆の守備方式を採用している。
ここで私は、言行不一致著しいあの人(日本の代表監督の座にいるブラジル人である)を思い出してしまう。
言ってることとやってることが7割方食い違っているあの人とは、
その言行不一致度においてまだまだ比較できるレベルにはないし、
逆に監督としてはど素人レベルのあの人よりは経験を積んではいる。
しかし私は一抹の不安を感じずにはいられない。
監督はどうすればいい結果を出せるかだけを求めて仕事に取り組んだ結果、ポゼッションサッカーをあっさり捨てて、
究極のリアクションサッカー = マンマークサッカー に落ち着いてしまったら。
悪夢である。
それからこれは大したことではないが、横浜戦を観ると”結果的3バック”ではなくなってきていると感じる。
それ以前は、伊野波が相手FWにマンマークに付くことで必然的にDFラインに吸収され、
実質的にセンターバックが3人になって、徳永と規郎がやや高めの位置を取ることが出来、
結果的に3バック状態になる、という感じだった。
あくまで基本は4バック。
徳永と規郎にはサイドバックとしての守備意識を持つことが要求される。
これが横浜戦では、伊野波をDFラインに吸収されたボランチではなく、
最初からセンターバックの一人として数え、徳永と規郎はサイドバックではなく、
最初からウイングバックとしてプレーしているように見えた。
それはサイドバックとしてラインを形成しようとしているか、とか
守備に対する意識の違いなどに現れていると思う。
ややあいまいな基準、と言うより私の個人的印象の域を出ないが。
そうだとしてもガーロ監督から指示が出ているわけではなく、
何試合かをこなすことで二人の意識が徐々に変化してきたのではないだろうか。
名波はトップの選手ではないので、磐田戦ではその辺がどう現れるか。
いろいろと声も上がっているようだが、ガーロ監督に対して結論を出すのは早計だというのが私の意見だ。
私だってさんざん文句を書いてきてはいるが。
連戦突入前にも触れた通り、この日程で修正を施すのは不可能だ。
ただ、シーズンインから連戦突入前の清水戦まで何をやっていたのかという疑問は残る。
これも以前に書いた、2004シーズンの札幌との比較をすると尚更。
しかしそれでも、評価を下すのは4ヶ月早い。
つまり、W杯中断明けまで。
焦らされるほどに高まる期待 [ FC東京 ]
内容的に悪かったが、最後に同点に追いついて、勝点1が取れたのは大きかった。でも、まだまだ課題は多いので、1週間の練習で修正していきたい。ポゼッションしながらでも、シュートを打たないといけない(横浜FMの21本に対して、F東京は11本)。F東京のゴール裏から『シュート打て!』というコールが飛んでくるが、気持ちは分かります。サポーターはシュートを望んでいる。前半なんか、特に、やられるのを待っているという感じで、守りだけで満足しちゃっていたかもしれない。あんなのが続いたら、いつやられてもおかしくない。ただ、今はどうしても、ボールを奪った後の攻め上がりがうまくできない。受身になっていて、奪っても上がらないところがある。ダイナミックとは言えない。選手全員が縮こまっているようなところがある。サポーターも『もっと動けよ!』と言いたいんだと思うその通りですよ、今野選手。
今野も触れているように、この内容でよく勝点を取れたと思う。
ここまでも、6節終了時点で2勝2敗2分。勝点8、得点7、失点7。
得点内訳 ポゼッション:0、セットプレイ:4、カウンター:3
失点内訳 ポゼッション:2(?)、セットプレイ:3、カウンター:2
内容からすると8も勝点をかせいでいるのは上出来と言える。
今日の試合では浦和戦で機能しなかった反省からか、
ルーカスがサイドに流れたり下がってボールを受けたりと、相当引き出しの動きをやっていた。
しかし悲しいかな、ルーカスが起点になろうとしても周囲の動きが乏しいために生きない。
例えば今日は伊野波がマルケスのマークから引き剥がされるシーンが何回かあったが、
伊野波のマークにあって前を向けないでいるマルケスを猛スピードで追い越す選手にパスを通して
伊野波がマークを外してオーバーラップした選手に付かざるを得ない状況を作り出し、
オーバーラップした選手からリターンを受けたマルケスが前を向いて勝負を仕掛け、シュートに持っていく
こんな風にマルケスを抑えられた時にどうすれば生かせるか、考えて実践することが出来るのだ横浜は。
それには選手同士での話し合いや、実戦を積み重ねるだけでは、実現は困難であると私は思う。
どの場面でどういう攻撃が有効か、試合中に選手間で瞬間的なコンセンサスを得て実践するまでになるには
それをオーガナイズする人が必要で、それが監督の役目である、と私は思う。
だから何らかの変化が見られたなら、それがガーロ流の答えだと思っていい。
逆に言えば変化がなければ能無し監督間違いなし。
私は不安に駆られつつも、どんな回答が出てくるか期待していますよ、ガーロ監督。
東京攻略 [ FC東京 ]
明日4/1はJ1リーグ第6節横浜戦於日産スタジアム。
理論派の岡田監督のこと、きっちりスカウティングして
まずは東京の良さを消しにかかって来るのではないだろうか。
私がもし東京と対戦するチームの監督だったら、選手に指示することは単純明快、
「ボランチをつぶせ」
今の東京は、ボランチでボールを持てなかったらまず攻撃にならない。
DFラインからボランチに出てきたボールに対して素早くプレスをかけ、
展開をさせないのはもちろん、2人がかりでボールを奪って速攻を仕掛ける。
プレスを効かせるために、中盤はコンパクトに保ちたい。
そのためにFWがフォアチェックをかける位置をやや下げて、ハーフウェイラインから出ないようにする。
FWにフォアチェックを徹底させるとどうしても前へ前へ行ってしまいがちだが
(しかも東京のDFラインは狙い目だが)、
そこは我慢してもらってDFラインとの距離を開けないように。
DFラインは高く保ってもいいのだが、リスクを少しでも軽減するならこれもやや下げる。
と言ってもベタ引きでは相手に余計なスペースを与えてしまうので
ペナルティエリア外側くらいでラインを維持。
この場合、FWとDFの間の距離は約40m前後になる。
こうしてコンパクトフィールドでガンガンプレッシングし、
ボランチ、あるいはサイドバックがポジションを上げてボールを受けた瞬間、
さらにはFWが下がったりサイドに流れてボールを受けた瞬間にボールを奪い、
おりゃーっとイケイケカウンターを仕掛ける。
バリバリのリアクションサッカーだが、私はコレでどんぶり3杯はイケる。
もちろん選手たちが必死に戦うのは言うまでもない。
意地っ張りと言うか [ FC東京 ]
ナビ杯予選リーグ第1節浦和対東京はどうやら負けたようで。
ニッカンに強がりなんて言われちゃっている。
ただ、スタッツを見る限り、予想していたほど劣勢だったようには見えない。
ボール支配率はどうせDFラインでパス練習してたんだろうからあてにはならないが、
シュート数で上回っているのが驚きだ。
枠内シュート数でも、浦和の7/11に対して6/14とやや劣るが、闇雲に打っている感じではなさそうだ。
それにCKも多い。
それにしても、トリプルボランチの2人をマンマークに付けさせて攻撃的とは言わない。
なんかカッコ悪いぞガーロ。
しかし今回のナビ杯のグループ分けと日程は厳しい。
優勝候補筆頭の浦和と横浜を相手にいきなりアウェイ2連戦である。
計4チームでのホーム&アウェイ総当りだから、2連敗しても即敗退決定というわけではないが、
普通に考えて上位を争うことになるであろう浦和と横浜に対して
5分以上の成績を残さなければ決勝トーナメント進出はおぼつかない。
ましてや今回は予選リーグ2位でも通過出来ない場合がある。
次のアウェイ横浜戦に敗れた場合、第3節ホームでの横浜戦で引き分け以下だったらほぼ終わってしまう。
三ツ沢から負けて帰ってきたらあとがないので第3節の味スタが妙に盛り上がるかも知れないが、
そんな事態はなるべくなら避けたいところだ。
だから第2節アウェイ横浜戦は引き分けに持ち込みたい。
今週末にあるリーグ戦の横浜戦で大方の予想が付いてしまったりするのが怖いけど。
追記
湯浅健二の批評からFC東京の良かったポイントを抜き出せば次の3つになる。
・ワシントン、ポンテ、エスクデロに対するマンマークによる堅牢な守備
・効果的なカウンター
・中盤の高い位置でのボール奪取が機能(後半)
湯浅健二は「守備を堅牢にすることで、逆に攻撃の実効レベルを大きく高揚させている」
とポジティブに捉えているようだが、「6人から7人で守備ブロックを組んでいる」ということは、
当然ポゼッションに参加する人数が減少するわけで(マンマーカーは参加できない)。
まぁ私は実際には見てないし、アウェイということもあるのでこれ以上の言及は控えるけども。