フロント [ Jリーグ ]
2016シーズンはJ1リーグのフロントのゴタゴタ、失策が目立ったシーズンだった。
最も根が深く、降格までしてしまった名古屋、クラブの顔とも言える中村俊輔を放出するに至った横浜、
そして上記2クラブに比べれば被害は少ないものの、あやうく降格圏寸前まで行った東京である。
名古屋のゴタゴタについてはおそらくこの記事が最も詳しい。
一時期はネットにも記事がアップされていたが今は見当たらない。
東京中日スポーツ「権力闘争収束のための小倉体制」
クラブ内の派閥争いにより最も選ぶべきではない選択肢を選んでしまい、結果降格という
Jリーグ史上でもなかなか類を見ない最悪な内紛劇。
佐藤寿人が名古屋への移籍を決めたが、よくこんなゴタゴタしたところへ行く気になったもんだ。
横浜は↓の記事にある通り、社長に決定権がないという体制が異常だろう。
選手から不満が噴出しているにも関わらず監督を続投させる判断をしたわけだが、
今までクラブに貢献してきたベテランをバッサリ切って、さしたる成績を残していない監督を選んだ未来には
はっきり言って期待は持てない。
日刊スポーツ「中村俊輔、横浜と涙の絶縁 英と業務提携できしみ」
フットボールチャンネル「中村俊輔も退団、どうなる横浜FM」
そして東京。監督交代策が大成功して非常にポジティブな印象でシーズンを終えた東京だが、
2015シーズンでクラブ史上最高の成績を残したフィッカデンティ監督を退任させ、
それなりの実績はあるものの、FC東京創設以来唯一J2に降格させた城福監督を呼び戻すという
不可解な監督人事による低迷は明らかにフロントの失策だろう。
この点については公な報道がされていないので理由が不明だが、常識的な判断とかけ離れた
この監督人事には、何か裏があるとしか思えない。
何も裏がなくこんなバカげた監督人事を行ったのであれば、単なるアホだからである。
結局のところ選手も監督人事も、フロントの意向が最も大きく反映されるわけで、
フロントの健全化、人材レベル向上が最重要課題と言える。
でもそれはサポーターからはクラブの中で一番遠い場所なんだよなあ。