焦らされるほどに高まる期待 [ FC東京 ]
内容的に悪かったが、最後に同点に追いついて、勝点1が取れたのは大きかった。でも、まだまだ課題は多いので、1週間の練習で修正していきたい。ポゼッションしながらでも、シュートを打たないといけない(横浜FMの21本に対して、F東京は11本)。F東京のゴール裏から『シュート打て!』というコールが飛んでくるが、気持ちは分かります。サポーターはシュートを望んでいる。前半なんか、特に、やられるのを待っているという感じで、守りだけで満足しちゃっていたかもしれない。あんなのが続いたら、いつやられてもおかしくない。ただ、今はどうしても、ボールを奪った後の攻め上がりがうまくできない。受身になっていて、奪っても上がらないところがある。ダイナミックとは言えない。選手全員が縮こまっているようなところがある。サポーターも『もっと動けよ!』と言いたいんだと思うその通りですよ、今野選手。
今野も触れているように、この内容でよく勝点を取れたと思う。
ここまでも、6節終了時点で2勝2敗2分。勝点8、得点7、失点7。
得点内訳 ポゼッション:0、セットプレイ:4、カウンター:3
失点内訳 ポゼッション:2(?)、セットプレイ:3、カウンター:2
内容からすると8も勝点をかせいでいるのは上出来と言える。
今日の試合では浦和戦で機能しなかった反省からか、
ルーカスがサイドに流れたり下がってボールを受けたりと、相当引き出しの動きをやっていた。
しかし悲しいかな、ルーカスが起点になろうとしても周囲の動きが乏しいために生きない。
例えば今日は伊野波がマルケスのマークから引き剥がされるシーンが何回かあったが、
伊野波のマークにあって前を向けないでいるマルケスを猛スピードで追い越す選手にパスを通して
伊野波がマークを外してオーバーラップした選手に付かざるを得ない状況を作り出し、
オーバーラップした選手からリターンを受けたマルケスが前を向いて勝負を仕掛け、シュートに持っていく
こんな風にマルケスを抑えられた時にどうすれば生かせるか、考えて実践することが出来るのだ横浜は。
それには選手同士での話し合いや、実戦を積み重ねるだけでは、実現は困難であると私は思う。
どの場面でどういう攻撃が有効か、試合中に選手間で瞬間的なコンセンサスを得て実践するまでになるには
それをオーガナイズする人が必要で、それが監督の役目である、と私は思う。
だから何らかの変化が見られたなら、それがガーロ流の答えだと思っていい。
逆に言えば変化がなければ能無し監督間違いなし。
私は不安に駆られつつも、どんな回答が出てくるか期待していますよ、ガーロ監督。
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