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毎試合が決戦 [ その他サッカー ]

昨日の朝方マンチェスター・U対リバプールを観た。おもしろい試合だった。
テレビを点けたのは開始2分くらい経ってからだったけど、まず画面から漂う緊迫感に驚く。
W杯の最終予選や国際舞台の緒戦(最近で言うと五輪女子サッカー日本対スウェーデン)
ほどではないが、38節あるうちの1試合とは思えぬほどの緊迫感がそこには漲っていた。
ロナウドのドリブル、ギグズのクロス、スコールズの飛び出し、ファンニステルローイのシュート
気迫のこもった選手の1挙手1投足に沸くスタンド。

モチベーションアップの材料と言えば、
8ヶ月もの出場停止を食らっていたリオ・ファーディナンドの復帰くらいか。
(そのファーディナンドは試合中にピッチ上で何か物を食っていて別の意味で驚かせてくれたが)

はっきり言って羨ましいよ。
プレーの質の高さどうこうではなく、日常的に本気度の高い試合が観られることに。
優勝や降格がかかった試合でもなければ、
Jリーグであれだけの緊迫感のある試合はそうは観られない。
レベルどうのこうのより、よっぽどそっちの方が重要だと思う。

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今は、ただ、祈るだけ [ その他サッカー ]

浦和MF山瀬、左じん帯断裂で今季絶望

J1首位を走る浦和に衝撃が走った。MF山瀬功治(22)が18日の新潟戦で負傷。19日、精密検査の結果
左ひざ前十字じん帯断裂で全治5〜6カ月の重傷であることが分かった。
新潟戦の後半25分、ドリブルがトップスピードに乗ったところで相手選手と接触し、左ひざを痛めた。そのまま
うずくまり、担架に乗る直前には右の拳でピッチをたたいて痛さと、悔しさをにじませていた。02年8月には
右ひざ前十字じん帯を断裂して復帰まで8カ月かかったが、今度は左足。
うあー、左右両足で前十字じん帯を断裂。
痛過ぎる。
2001年のワールドユース選手権アルゼンチン大会では中心選手であり、
最も将来性を感じさせた山瀬は、3年後のオリンピックで最終メンバーに残ることが出来なかった。

その最大の原因は、疑いようもない、2002年の右ひざのケガである。
あのケガがなければ、今頃はどんな選手になっていたか。
そう想像せずにはいられない。

負傷の影響によりオリンピック出場の道が断たれたところまでは
似たような境遇を辿った選手に、ご存知の通り小野がいる。
1999年7月シドニー五輪アジア1次予選で左ひざ内側側副じん帯断裂。
シドニー五輪への出場はおろか、完全復活するまでに2年以上を要した。

ケガから5年を経て、今ではフェイエノールトのフリット監督に
「小野が負傷してフェイエの試合は終わった」
と言われるまでになった。
幾人もの名選手がプレーした、オランダの名門フェイエノールトで
(小野一人のケガでガタガタになってしまうチームもどうかと思わないではないが。
やはりファン・ホーイドンクがいた頃にリーグ優勝できなかったのが痛かった)。

今季これまでリーグ戦、カップ戦合わせて7ゴールを決め、浦和の躍進を支えた山瀬。
長い雌伏の時を乗り越え、再びその才能が開花するかに見えた。
だが。

今は、4年後の北京オリンピックで、
小野と同じようにオーバーエイジとして文句なしに推すことが出来るように
山瀬の再度の復活を、祈るしかない。

そりゃ無理だよなぁ [ その他サッカー ]

磐田市立向笠小学校「芝生開きの会」に、Mr.ピッチ現る!

小学校の芝生開きに磐田の選手が参加したらしい。
小学生と対戦したミニゲームにGKとしてMr.ピッチが!

中山選手チーム vs 向笠小の生徒代表チームのミニゲームには、途中からGKとして
Mr.ピッチも登場。残念ながら1失点してしまい、ゴールを守り切ることができなかった。
リンク先の写真もウケるけど、上に引用したキャプションも最高ですよ。

羽ばたけるか松井大輔 [ その他サッカー ]

フランスリーグ2部へ移籍する松井大輔。
果たして彼が活躍できるかどうか、非常に疑問。
なぜなら単純に実績がないからである。

日本の2部リーグでたいした活躍も出来ない奴が、海外の2部リーグへ行って活躍が出来るか。
普通出来ないと考えるでしょ。
数値でも一応見てみる。J2リーグ18試合2得点3アシスト。
J'sGOALに掲載されるOPTAを基にしたリーグ戦各節毎のベストイレブンに

 第15節(MVP)
 第16節
 第18節
 第21節
 第31節

の計5回選出。うち第15節では全出場選手のうち、最もOPTAポイントを稼いだMVPに選ばれた。
うーむ、全然ヘボじゃないけど、っていう程度の活躍度。
京都の名誉会長のつぶやきももっともだ。


ちなみに、私がJ2で一番好きな山形の星選手(MF)の数字。
26試合3得点7アシスト。OPTAベストイレブンには

 第3節
 第29節

の2回。
OPTAベストイレブンは、各ポジション別にOPTAポイント上位の選手が選出される。
MFからは4人。節毎のシステムの変更はなし。
従ってMFに関して言えば、節毎のOPTA的ベストMF4人に入るかどうかの目安になる。
またFWでプレーしようがDFとしてプレーしようが、MF部門で他の選手と争うことになる。

さらにちなみに、
J2で最も活躍している選手、川崎のジュニーニョ(MF)の数字。
30試合31得点11アシスト。OPTAベストイレブンには

 第1節
 第2節(MVP)
 第4節
 第5節
 第6節
 第7節
 第8節
 第13節
 第15節
 第17節
 第19節(MVP)
 第22節(MVP)
 第23節(MVP)
 第25節(MVP)
 第27節
 第28節(MVP)
 第29節(MVP)
 第30節
 第31節(MVP)

19回選出。うちMVP8回。

日本人の海外移籍が嬉しくないわけがない。
でも、行ってからのことを考えたら、日本でもうやることはないくらいのレベルでなければ
成功はできないんじゃないかと思う。

Jリーグ開始以降、今まで海外で成功したと言える選手は中田と小野だけだろう。
この二人はコパイタリア、スクデット、UEFA杯といったタイトルも獲得している。
一方で、名波や高原というJにはもったいないと思わせたほどの選手でさえ、
海外で成功するまでには至っていない。

トルシエの”中田の後継者”という推薦はいささかオーバーとは言え、
クラブ首脳は自分の目で見て興味を持ったからこそ、トルシエに意見を求めたのだろう。
松井は、ルマンのクラブ首脳の期待に、
昇格を争うチームから快く送り出してくれた京都のクラブ首脳の期待に、
松井の活躍に夢を託す京都の、日本のサポーターの期待に応えることが出来るのだろうか。

アジアU17選手権もあるでよ [ その他サッカー ]

全然話題になっていないので私も忘れていたAFC U17サッカー選手権2004

W杯アジア地区予選の対インドアウェー決戦の陰に隠れるのは仕方ないにしても
何でナビ杯とまるかぶりの試合時刻(日本対北朝鮮は9/4(土)19:00キックオフ)なんだろうか。
ナビ杯観戦してる間録画しとかなあかんよ。

ナビ杯と言えば明日はまた(!)国立。
味スタの使用権はくじ引きで決定されたそうで。
公平なくじ引きだけに、心情的には納得が行かない。
東京ダービーを味スタで開催しないクラブに、公平に使用権を争う権利があるのかね。
現時点では曇りの予報だけど、天気悪かったら2週続けて雨の国立だ。

しかもルーカスの出場が危ぶまれている
ケリー1トップ、トップ下梶山、右憂太、左コバ?
ガンバも遠藤と宮本がいないけど、あまり内容的には期待できないか。
とりあえず準決勝進出という結果を求める試合になる。

空論 [ その他サッカー ]

サポティスタに紹介されていた杉山茂樹のコラム「アジアカップの優勝よりも大切なこと。」

3人の選手交代枠よりもシステムの数の方が選択肢が多い、
とする杉山の主張はあながち間違ってはいない。
少なくとも数字の上では。

問題は、選手のポテンシャルやシステム習熟度によって
実践できるかどうかが左右される点である。
実戦で使いこなせなければ絵に描いた餅だ。

草サッカーをやっている私はある日の試合で、352のシステムで臨むことになった。
それまで442しかやったことなかったのに。
しかもウイングバックというポジションで。

試合中はそれなりに考えてやっているつもりなのだが、
後から自分で振り返ってみて、あるいはチームメイトに指摘されて
ああすれば良かったこうすれば良かったという点がボロボロ出てきた。

一つは相手のサイドハーフに対する守備である。
私は同サイドのセンターバックに任せて、後ろから挟み込む形で主に守っていたが
よく考えたらセンターバックをサイドに引き出されてはいけないのである。
自陣サイドにおける1stディフェンダーは、常にウイングバックでなければならない。
これは代表での三都主に、私がさんざん文句を言っているポイントだったりする。

一つは攻撃に移る際のボールの引き出しである。
自チームのセンターバックがボールを持った時、
ウイングバックはボールを受けられるポジションに素早く入らねばならない。
これも全然できていなかった。

始めて2年足らずのど素人がやるとこんなものかも知れないが、難しいものである。
頭ではわかっているつもりでも、実戦が伴わなければわかっていないのと同じことだ。
杉山の

サッカーは布陣、戦術以外の何ものでもない。

という結論は、あまりにも簡単にスポーツの本質を無視しているので
果たして額面通りに受け取っていいものかどうか迷う。一瞬だが。

3バックの多いJリーグにおいて、4231の東京が
どうして16チーム中トップ3にも入れないのか、是非彼に”謎解き”をしてもらいたい。

ウエスト・ブロムウィッチ・アルビオンとは [ その他サッカー ]

稲本が完全移籍するウエスト・ブロムウィッチ・アルビオン。

本当に稲本はレギュラーとして出場が可能なのか。
ワールドサッカーダイジェスト(WSD)8/19号から情報を拾った。

各国代表級のメンバーをピックアップすると、
前線にはW杯予選メンバーから落選したカヌ(28)、ハンガリー代表キャプテン、ゲラ(25)がいる
(日本代表が東欧遠征した時に対戦している)。
右サイドバックにスイス代表のハース(26)。
センターバックにデンマーク代表のアルブレヒトセン(24)。

さて問題の中盤。
ボランチには”主軸”でウェールズ代表コンビのジョンソン(30)とクーマス(24)がいる。
中でもクーマスは、「昨シーズンオフにはビッグクラブが軒並み触手を伸ばした
チーム最大のスター、両足を使いこなし、芸術性も高い」と紹介されている。

うーむ、ここに稲本が割って入るのは少し難しいかも知れない。
しかも稲本はプレシーズンに加えて、開幕後2、3ヶ月はチーム練習に参加できない。
この出遅れは大きい。稲本がボランチとしてレギュラーを獲得できるかは、
ジョンソンとクーマスが築き上げてきたコンビネーション以上のものを
稲本が発揮できるかにかかっている。

ボランチでレギュラーを獲得できなかった場合、フルハムでのようにサイドに流れることになる。
しかし左サイドには今オフにミドルスブラから獲得したグリーニング(25)。
既に埋まっている左に、あえて稲本を想定してはいないだろう。
すると残るは右サイド。

右サイドにおわすは、グレガン(30)。
この選手に関してWSDには何の記述もない。
現時点での情報では、最もレギュラーを奪う確率が高い相手だと言えるだろう。
しかしこのポジションにも、バックアッパーとしてであろうか、
バーミンガムからパース(27)という選手を獲得している。
一体稲本をどこで起用するつもりで獲得したのか。

うーむ、もしかすると、また控えボランチというポジションなのか。
いや、今シーズンの終わりにはプレミア残留の立役者となった稲本の雄姿が見られる。
うーむ。

哀悼の念を胸に選手は戦った [ その他サッカー ]

シンクロナイズドスイミングのため、試合開始後10分ほど経過してから中継が始まった
昨日のアテネ五輪男子サッカー3位決定戦イタリア対イラク。

試合前にイラクの主将がピルロに花束を渡して哀悼の意を示したという。
イラクでイタリア人記者が武装組織に殺害されるという事件を受けてのもの。
試合の当該国同士の間でそんな事件が起きるとは。
タイミングの悪過ぎる話だ。

中継では、イタリアの選手たちが喪章を付けてプレーしていることには言及されていた。
が、それ以上の情報を知らずにいて(聞き逃していたのかも知れない)
先入観のなかった私には、両国間に試合に勝とうという意思以外には
余計なものは微塵も感じられない、完全にフェアな試合だった。

できればイラクに銅メダルを取らせてあげたかった。
でも、いい試合だった。
今はただ、イタリアと、イラクへの賛辞をここに。



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