棲んでいる何か [ Jリーグ ]
土曜日味スタから速攻で帰って来て、TVで浦和対横浜FCを観戦した。
この試合、試合終了間際に永井が決勝点を入れて、結果的に浦和が順当な勝利をあげてしまった。
貴重な勝点2を失わせる機会を逸してしまい、非常にがっかりさせられたわけだが、
1-0浦和のリードで迎えた前半44分に飛び出したあるワンプレーによって観てよかったと思える。
ダイジェストなどで観た人も多いだろう、久保のロングシュートである。
まさにゴラッソと呼ぶにふさわしい、豪快なロングシュート。
ああいうシュートを見せられると、久保は他の日本人FWと感覚が違うんだなぁと実感する。
あそこから打とうと思うか、ふつー。
その感覚は、外国人のものとも違っている気がする。
欧州や南米のシューターは、ロングシュートを打つ時に
自分自身のシュート精度にある程度の確信を持っている。
が、久保の場合はそういう確信を持っているような感じがしない。
久保の中で何だかわからないものがはじけ、次の瞬間にはシュートを打っている。
そんなロジックでは表現出来ないものが久保を突き動かしている。
あくまで私の印象に過ぎないが、そんな気がするのである。
スケールのでかさは感じるものの、結果としてそれほど成功を収めることが出来ていないのは
久保が自身の中に棲んでいる何だかわからないものを飼い慣らせていないからなのかも知れない。
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