目指すのは私にとっては結果ではなく [ FC東京 ]
6/29付 原語録から抜粋。
(チームの方向性について)
例えば、横浜Mのように、すぐに優勝を狙って、奥や安貞桓や中沢のような即戦力を取ってくるチームもあるが、
うちのクラブのように、馬場や梶山、増嶋のような若手を育てながらとなると、ちょっと時間をかけながらになる。
もちろん、サポーターはすぐ優勝してもらいたいと思っているだろうけど。でも、この方向性は間違ってないと思うし、
その中で若手は確実に伸びている。
物量を投じて監督を獲得し選手を補強し、そんなんで優勝するのは当然という向きもあるだろう。
だが、それでも優勝してしまうのはやっぱりすごいことだ。
いくら金をつぎ込んでも優勝できないクラブというのも、洋の東西を問わず存在するのだから。
横浜の場合、岡田武史という優秀な監督を引っ張ってこれたことが勝因の多くを占めるだろう。
いくら良い素材を与えられようとも、「常勝チームを作る」と宣言して、
その通りに結果を出してしまう手腕には素直に脱帽である。
「私の信念は勝者のサッカーをすること。W杯で優勝したブラジルのように強いサッカーを目指したい」
と宣言したはいいが、2年を経過してもからっきし実現できない監督も存在するのだから。
とは言え、私はそれを羨ましいとは思わない。
地味に地道に強化をして、選手たちが一生懸命戦ってくれればそれで満足である。
だから原監督の言う”すぐ優勝してもらいたいと思っている”サポーターの数には、私は入らない。
優勝はあくまでクラブの地道な強化の結果、選手が頑張った御褒美としてあげたいな、くらいである。
私にとっては、優勝という結果自体はさして欲しいものではない。
やるからには選手たちが目指すのは優勝、それは当然だが
一戦一戦一生懸命戦って行き、気がついたら優勝していた、それが理想だったりする。
だから焦らなくていいよ、そう言ってあげたいのだけれど。
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