信頼を胸に [ FC東京 ]
東京系ブログを見て回ってみると”気持ちが入っていない”ことが
一番の問題としているところが多いようだ。
だが私はそうは思わない。
最大の問題点は、昨日(3/18)の記事で指摘したように、
現状を打破する具体的な方策がピッチ上で示されていないことだ。
確かに気持ちの入ったプレーは見られない。
以前から来て頂いている方は”内容至上主義”を掲げ、勝利よりもむしろ選手の戦う姿勢を問うて来た当ブログが、
それについて言及しないことを不思議に思うかもしれない。
その点については、トーチュウのこの文と全く同じ考えである。
気持ちで負けるのは、戦術が十分浸透していない選手たちが悩みながらプレーしているため課題ははっきりしている。
逆にこれだけはっきりしているのに、何で手を打たないのか奇異に思えるくらいだ。
ただ、手を打つと言っても、今の時点で以前のようなリアクションサッカーに戻すのはやめてほしいと思う。
リアクションサッカーは、ポゼッションサッカーよりも頑張りやすい。
DFラインを高く保ってリスクを背負いつつ、ガンガンプレスをかけて、ボールを奪ったら一気呵成にゴール前へ。
そういうサッカーは、チーム内で意思の統一が図りやすく”頑張りやすい”のだ。
対してポゼッションサッカーは、どうボールを運ぶのか、どうスペースを作るのかといったことが
よほど整理されていないと、だらだらボールを回すだけになってしまい、
日本代表のような、今の東京のような、ちんたらしたサッカーに陥りやすい。
だがそれを乗り越え、人もボールも速く動く、アグレッシブなポゼッションサッカーに到達してほしいと思う。
ハードルは高いが、東京というクラブでそんなサッカーが観られたら最高だ。
それにはやはり監督の手腕が不可欠。
しかし現状で判断する限り、大いに不安に駆られる。
監督経験の浅さに加えて、課題の露呈した第2節から第3節の一週間のインターバルで何の改善点も見られなかったからだ。
しかも今週から2週連続でミッドウイークに試合が予定されており、
修正が利かないままズルズル行ってしまいそうなことも不安をあおる。
けれど今はガーロ監督を信じるしかない。信じるしか。
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