ヒトリジャデキナイヨ [ FC東京 ]
第4節まで東京の試合を観て来て(ただし新潟戦はTV観戦、その他3試合もすべてゴール裏から)
ムクムクと頭をもたげている不安は、ガーロ監督に己の理想を具現化する手腕があるのかどうかだ。
Jリーグでポゼッションサッカーを実現して成功を見たチームは少ない。
ヴェルディ川崎とNBOX前後のジュビロ磐田くらいしか思い付かない。
少なくとも日本人にとっては、ポゼッションサッカーは難しいと言えるのではないだろうか。
ヴェルディのサッカーについてはサッカー観戦を始めた頃だったのでわからないが、
磐田があの華麗で、日本代表よりも強いのではないかとまで言われたサッカーを実現する過程には、
膨大な量の反復練習があったと推察される
(練習を見たわけではないが、監督・選手のインタビューや磐田の強さを分析する記事を読んでそう思うようになった)。
例えば、Variety Footballのこの記事(の下の方)で紹介されている磐田の高度な攻撃は、
選手同士の話し合いだけで実現出来るものではないだろう。
当時の磐田よりもボールスキルで劣る(直截に言えば、ボールを持てない)東京の選手達にとってみればなおさらだ。
いきなりあの頃の磐田では比較対象のレベルが高すぎる?
じゃあVariety Footballの同じ記事内の札幌レベルでは?
ポゼッション時にやろうとしているプレーの意図が感じられないという点で、札幌レベルにすら達していない
(記事は新体制になって第4節終了時点での話なので充分比較対象になりうる)。
それは何故か?
最も懸念されるのは、ブラジル人であるガーロにとって、
”ポゼッションサッカー自体がよくわかっていない選手達”という存在自体が理解不能なのではないかということだ。
ポゼッションするのに必要な、どうやってパスコースを確保するのか、スペースを空けるのか、フリーの選手を作るのか、
といったことを1から理解させていかなければならないということに、初めて直面するのだとしたら。
私の杞憂に終わればいいのだが。
って心配ばっかりしてるな。