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国際親善試合と称するチーム練習 [ 日本代表 ]

既に3日前のことになるが、日本代表対イラク代表の試合を観てきた。
この試合は、このところA代表の試合を観戦する度にわだかまってきた思いが
はっきりとした形を取った、私にとってはある意味エポックメイキングな試合だった。

その思いとは、国際親善試合と称するチーム練習を、
仕事を抜け出し、金払ってでもわざわざ観に行くのがアホらしくなってきた
というものである。

ドーハ以後、Jリーグ開始以降のにわかファンである私は、
初期のJに東京をホームタウンとするクラブがなかったことで、
応援する対象を、まずは日本代表に見出した。

以来私は、人に自慢できるほどではないが
それなりの金と時間と情熱を代表戦の観戦に費やしてきた。
当然ながら、上記のような思いを抱くことになろうとは思いもよらず。

原因は二つある。
最大の原因はジーコの方針によって、プロの興行である国際親善試合が
チーム練習の場になっていること。

ジーコは自ら戦術を掲げない。
戦術はとりあえず試合に臨んでみて、その場その場で選手同士が話し合い、
90分の中で「今日の戦術」を固めていく。
場当たり的である。カッコ良く言えば臨機応変だが、
骨格となるべき戦術がない現状では、やはり場当たり的というほかない。
これなら私が所属しているチームと大差はない。
その意味では、草サッカーと同レベルだということだ。

いくら代表レベルとは言え、チーム練習を見せられておもしろいわけがない。
こちらは選手の戦う姿が見たくて、仕事を抜け出し、金を払ってスタジアムに来ているのだ。

2番目の原因は、これもジーコの方針に起因する、
国内組のモチベーションの低下である。

前回も書いたが、ジーコは海外組と国内組を明確に区別している。
いくら良いプレーをしようとも、海外組からはレギュラーを奪うことが出来ない。
頑張っても報われない、そんな状況下でモチベーションを保つことは
いくら代表選手といえども生半なものではないだろう。
そのモチベーションの低さが試合に現れてしまうのは、
結果から見ても必然であると言わざるを得ない。

このようにして、観るべき価値のない代表戦が繰り返される。

W杯が終わりジーコ新監督が就任して約1年4ヶ月。
ついに私は、日本代表のサポートを開始して以来初めて、
冒頭のような心境に至ってしまったのである。


でもまた結局は観に行くんだよなぁ。
良い試合を期待して。

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