ジーコの人間性 [ 日本代表 ]
SOCCER UNDERGROUND BLOGのジーコ解任運動賛同BLOG用トラックバック
に送られてきているトラックバックをたどって各サイトの賛同趣旨を読んでいると、
「批判の対象はジーコではない、会長、そして協会だ」
という意見が結構あることに気付く。
代表監督だけではなく会長および協会を批判の対象にすることには、いささかの異論もない。
しかし私は、ジーコほどチームを勝利に導く、あるいは良い内容のサッカーをするための
具体的方法論を持たない人物が、一国の代表監督の座についているという行為自体に、
(例え心底日本サッカーの充実を願っていたとしても)人間としての不誠実さを感じる。
そして夥しい数の言行不一致。
就任当初の、
「例え海外組であっても、結果を残していない選手は召集しない」
「年代別代表からはA代表に召集しない」
「練習のためだけの合宿はしない」
といった発言に始まり、キャバクラ事件の
「処分は協会に任せる」
まで、この言行不一致さ加減は一体何なのだ。まさに枚挙に暇がない。
ジーコを評する言の一つに、素晴らしい人間性が挙げられることは多い。
私個人はジーコの人となりをじかに知る機会などないし、
選手としてのジーコもJリーグに来てからしか知らない。
が、日本代表監督としての公式な発言をこうも簡単に覆し、
そしてその数たるや、細かく数え上げればきりがない程である現在の彼の姿には、
その人間性に大いなる疑問を抱かざるを得ない。
ジーコは、代表監督としての能力うんぬん以前に、
その人間性において糾弾されるべき人間だと思うのである。
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