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オシムの基準 [ 日本代表 ]

日本代表第1回スタッフ会議開催
まずオシムが代表選考の際の見るべきポイントを挙げたそうな。

(1)メンタル
(2)技術
(3)コンディション
(4)戦術理解度

記事中に、

基準として4本の柱を挙げた。とくに熱弁をふるったのがメンタル面。そこでカンナバーロが理想像として挙げられた。
とあるが、メンタルを第一に考えるあたりはオシムらしいと言える。
だが考えてみれば、上記の条件4つは代表に限らず選手に求められる基本的なことだろう。

しかし、あらためて日韓W杯以後を振り返ってみると、その基本的なことがないがしろにされていたのだ。
上記4つの中でジーコが重視していたのは(2)の技術だけ。

(1)のメンタルを言い換えると、どんな試合、どんな相手、どんな状況でも戦うということだろう。
ジーコジャパンも、たとえ負けたとしても、力を振り絞って戦ってくれさえすれば、
あそこまで脱力感を味わうこともなかったのにと思うし、
コンディションは無視、戦術理解度に及んでは、監督が戦術を掲げないから基準自体が存在しなかった。
いや全く異常な4年間だったことを痛感する。

理想の選手にカンナバーロを掲げ、体格では世界基準でなくても
そのほかのメンタル、技術、コンディション、戦術理解度を磨いて
世界に伍するサッカーという目標を明確にしたのは
体格を敗因に挙げた前監督へのアンチテーゼも(もちろんそれだけではない)込められている気がする。
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