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おっさんがまたやってくれた [ 日本代表 ]

何って、アジアカップの登録選手である。
柳沢。。。

どれほどの重きを置くか、考え方に違いはあれど、
キリンカップにアジアカップの準備試合としての側面を見出している人なら
大多数が疑問に感じたであろう柳沢(のみ)の交代出場。
宇都宮徹壱もスポナビのコラムで指摘している。

 今日のゲームは、アジアカップに向けた壮行試合でもあるのだ。にもかかわらず、ジー コが切ったカードは
たった1枚。それも、今日の時点で大会に出場するかどうかも分からない、柳沢の起用だったのである。
 坪井の負傷で急きょ招集された松田、あるいは三浦や中田浩二といった各ポジションのバックアップ、さらには不安の
残る前線のオプション。間近に迫ったアジアカップのことを考えれば、いくらでも試すべきことはあったはずだ。それが、
結局は「玉田アウト、柳沢イン」のみ……。果たしてジー コ監督は、ディフェンディングチャンピオンとして臨むアジアカップを、
どのようにとらえているのだろうか。

アジアカップをどのようにとらえているのかは私の知るところではないが、
何故柳沢なのかについて、私の答えはこうだ。
あとさきの事を何も考えていないから。

そうとしか思えない。
今日発表されたアジアカップのメンバーに柳沢は入っていないのである。
その理由も
FW柳沢敦(メッシーナ)が新所属チームのキャンプに参加するため
だ。
柳沢はセル・モン戦後半27分の時点ではアジアカップに参加するはずだったが
今日午後のメンバー発表に至るまでに、状況に何らかの変化があったのか?
まずないだろう。

これは何を意味するだろう?
アジアカップに向けて試すことなど何もない?
あるいはジーコには我々の計り知れない深慮遠謀がある?
ならば今までに「実はそうだったのか!」と、我々を驚かせたことがあったか?
問い掛けるだけ空しいだけだ。

ジーコはコンフェデで指摘された、選手起用の過ちを繰り返すだろう。
前回王者として臨むアジアカップの舞台で再び。

コンフェデも暑かったが、日本のグループリーグ3戦が行われる重慶も
武漢、南京と並び中国三大釜と称される酷暑地帯である。
大会全体を見通した選手起用が求められるが、もはや望むべくもないだろう。

状態はあまり良くないが戦力的には上の選手、逆に状態は良いが戦力的にはやや劣る選手を
コンディションと戦力のバランスを見つつ、やりくりする必要がある。
これは、本大会の直前の試合で選手を試すのどーのこーのより、はるかに難易度の高い問題である。
考えなしのジーコに到底クリアできるレベルの話ではない。

アジアカップの成績不振の責任を取ってジーコ辞任。
これが日本にとって最も望ましい道だ。
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