魅惑のショートパスカウンター [ その他サッカー ]
昨日はチャンピオンズリーグ準々決勝 ローマ対マンチェスターUをTVで観た。
最近のローマはなかなかいいという噂は耳にしていたが、
イタリアのサッカーはつまらないという強固な偏見を持っている私は、
スカパーの契約上、セリエAを観るのに何の問題もないにも関わらず全く観ていなかった。
試合前のトッティのこの発言
イングランドのサッカーは大嫌いだ
に至っては、何言ってやがるという感じだ。
だが、この試合を観て、なるほどと思った。
ただ私の場合、巷でよく言われているシステム論ではなく、カウンターの撃ち方がについてである。
別にローマが最初というわけではなかろうが、ショートパスをつないでカウンターを撃つ。
普通カウンターは2、3人でミドル、ロングレンジのパスを使って速く相手ゴールに迫ることが多いが、
4、5人ショートパスを1タッチ2タッチで回してカウンターを撃つ。
このシーンでは4人が絡んでシュートまで行っている。
シュートは遠目の位置からではあるが、他にも選択肢がいくつもあり、
味方の上がりが遅いからと仕方なく撃ったシュートではない。
この試合では回数は少なかったが、なるほどとこりゃ評判になるわと思った。
特にローマなんて、(偏見も混じっているかも知れないが)少し前まで
デルベッキオやカッサーノ、トッティなんかの2、3人でロングボール頼むぞサッカー
だったという印象が強いので尚更だった。
さらに、現監督のスパレッティは名波がベネチアにいた時の監督だが、
この人今まで私の中では”降格請負人”だった。
98-99シーズンのサンプドリア、99-00シーズンのベネチアと
2シーズン続けて降格させた監督をよく起用するなと思っていたその監督があれだから驚きだ。
これからはセリエのローマの試合を観よう。
180度考えが変わった試合だった。
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