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解説 [ その他サッカー ]

「実況」という記事を書いたすぐ後に、A3の中継で藤井貴彦というアナウンサーによる
何だかよくわからない出来事があったが、それは置いておいて。
次は解説者について。

まず最初に解説の使命とは、存在意義とは何か。
それはピッチ上で起こっている現象を的確に把握して原因を分析し、
さらにはその対策案を提示することである。

例えば、簡単な例を挙げる。
サイドからチャンスを作られている。
これが現象である。

3バックのサイドのスペースへのタイミングのいい走りこみと、パスの供給がされている。
これが原因である。

ウイングバックをDFラインまで下げればスペースの埋め立てが出来てチャンスも減る。
しかし攻撃に移った時の前線へのフォローが遅くなり、
かつ中盤で主導権を握れなくなるのでなるべく下げたくない。
なのでボールホルダーへの寄せを早くして、まずはパスを自由に出させないようにする。
そのためにはDFの背後のスペースを拡大することになるが、
DFラインを上げ、前線もチェイシングを始める位置をやや下げて中盤をコンパクトにする。
これが対策である。
対策案は、それが正しくなくてもいい。
その人の主観によっていいと思う意見を述べてもらえば。

だが視聴者をなめているのだかどうか知らないが、
この解説・分析を行う解説者というのが実に少ない。
たいていが「ちょっとシュートが浮いてしまいましたね」などという現象面を述べるにとどまっている。

解説者のレベルは、スカパーに数人それなりに聞ける解説者がいる程度で、
地上波は言うに及ばず、NHK、WOWOW、J SPORTSのレベルもおしなべて低い。

なかでもひどいのがWOWOWによく出てくる奥寺康彦だ。
彼なぞは、実況が言ったことをそのままオウム返ししているだけなのがよくある。
実況が話の振りとして言ったことを繰り返してどうすんのよ。

そんな解説ぶりからは、ドイツでの現役時代に、あらゆるポジションをこなして
その戦術、ポジション理解力の高さから「東洋のコンピュータ」
という異名まで付いていたとは思えない。

ホントに分析が出来ていいないのか、それとも適当に仕事してるだけなのか。
金田喜稔のように地上波とJ SPORTSとで解説のテイストを変えている人もいるので
一概には言えないこともあるが、それにしても奥寺の解説はひどい。

いわゆる分析をあまりせず、情報量の多さで勝負するタイプもいる。
スカパーに多いタイプだが、それはそれでいいと思う。
解説者という言葉の意味からは若干逸脱するが、
視聴者にとって有用な情報の提供を行うことが出来れば、ひとつの存在価値だと思う。

悲しいことに、いてもいなくても同じような解説者が実に多い。
以前わざわざ記事を書いて解説者ならぬ”サポーター”松木安太郎を擁護したのには、ここに理由がある。
松木は確かに解説者としては失格だ。
しかし他の解説が解説らしい解説をしているかといえば、そんなことはない。
どうでもいいような事しか言わない解説者ばっかりだ。
そんな解説者よりも、よっぽど日本代表を必死に応援している松木を好きになるのは
私にとっては当然の帰結だ。

話が逸れた。
解説者のレベルは、実況よりもさらに低い。
TV局により良い人材の選定を期待しても無意味だろうから、
ここはやっぱり、視聴者がもっとレベルアップしなくちゃならないんだろうな。

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