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結果と内容−この多くの場合対立する2つのもの [ その他サッカー ]

サポティスタからリンクが張られていた4/26の練習後のジーコ会見から抜粋。

その(試合)前の10日間を見たうえの批判なら私も受けるが、試合だけを見ていろいろ言うのは、
自分の誇りをかけて絶対に許せない

また不思議なことを言うな、この人は。
監督に対する評価を試合だけで下さずに、練習も加味しろなどと言う人を初めて見た。
しかも、勝ちはしたが内容の乏しい試合の後は、「勝ってるから良いだろ」とのたまってるわけで。
こういうのを二枚舌と言う。

サッカーの監督は、結果が伴わなければ内容、内容が伴わなければ結果で評価される職業だろう。
もちろん両方兼ね備えているのが理想。
(練習内容は言うまでもなく評価の対象外である。何のための練習かを考えてみれば自明だ)

個人的には、結果よりも内容の方が重要だと思っている。
ここで言う内容とは、”サッカーの質”もあるが、私の中では”プレー姿勢”の比重が高い。
それは前に記したように、観る者の心を動かすのは、勝敗や技術を超えた無形のもの
ひたむきさや一生懸命さ、真摯さであるからだ。

また長い目で見て、スポーツを文化と捉えたり、あるいは後続の世代に与える影響を考えた時、
その時々の結果を追求するよりも、内容を追求した方が伝わるものが大きく、後々まで残るはずだ。

プロ(の選手)ならば結果が重要だと言われる。
ハンガリー戦中継の際、ラモスも同様の主旨のことを述べていた。
だがそれは違うと思う。

もちろんプレーヤーが一生懸命になるのは、勝つためだ。
ゆえに結果が最も重要かと言えば、そうではない。
私達は結果ではなく、過程を観にスタジアムへ足を運び、お金を払っている。
プロだからこそ、結果よりも内容(過程)が大事なのだ。
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