真髄 [ その他サッカー ]
11月18日(土)にBS1で放送された
「スーパーカメラ ドキュメント サッカー新ボール 軌道の謎に迫る」を見た。
ワールドカップドイツ2006で一躍脚光を浴びた”無回転シュート”が
予測不可能な軌道を描くメカニズムをハイスピードカメラを駆使して解析した番組だ。
番組を見て感じたのが、メカニズム解明のおもしろさよりも、
三浦淳宏のフリーキッカーとしての凄さだ。
ボールが+チームガイストになってから”無回転シュート”の頻度が高まった理由は次の2つ。
その1 構造上、ボール表面がなめらかになった
その2 かつ、固さが均一になった
その1によってボールの芯を捉えやすくなり、その2によって変化しやすくなった。
+チームガイストがキーパー泣かせのボールと言われる所以である。
三浦淳宏はボールの芯を蹴りやすく、変化しやすくなる以前から”無回転シュート”を撃ってきた。
それも、FKの名手と言われる(例えば)ベッカムや中村俊輔らが回転をかけて
曲げる落とすフリーキックが全盛の時代に、である。
回転をさせないという逆転の発想、
確実に芯を捉える正確な技術、
ロングレンジから、強く速いボールを蹴るキック力。
三浦淳宏は凄い。
+チームガイスト以降、”無回転シュート”を蹴り始めたにわかシューターが
その凄さを際立たせる。
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