大久保 -シーズンを終えて [ その他サッカー ]
大久保である。
以前スペインデビュー直前にメンタルの未成熟さを理由として、成功しないと書いた。
しかし結果は大成功とは言えないまでも、なかなかのものだった。
残留を決めた最終戦でゴールを決めていればもちろん文句なしだったが、
それでも最初と最後で強烈な印象を残し、来季に十分つながるシーズンだったと言える。
松井の成功といい、大久保の成功といい、私の予想は外れてばかりだが
大久保に関して言えば、予想とのズレが生じた理由として、メンタルにおける成長があったと指摘したい。
大久保が3得点に絡み、自身も1得点したデポル戦。
大久保の先制アシストがよほど頭にきたのだろう、「ちょっとそれはどうなの?」と突っこみたくなるような
あからさまに足を狙ったファウルをデポルDFが連発した。
大久保はそれに対して全く取り合わず、冷静さを保ち続けていた。
やはり結婚や子供が出来たことで精神的な成長があったのだろうか。
相手とやりあう場面もあるのだが、デポル戦の様子を見てしまうと
ある程度コントロールし、ある程度計算してやっているのではないかと思えてくる。
監督に実力を知ってもらう手間はもう割いた。
メンタル面の問題もクリアした。
来シーズンは開幕からレギュラーとして活躍し、リーガ内におけるステップアップの年としたい。
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