大久保デビュー戦迫る [ その他サッカー ]
マジョルカ大久保は9日のデポルティボ戦でデビューかとの報道。
むろん楽しみである。
チームの格的には西澤のエスパニョールと似たようなものだと思うが、
何せチームを率いているのはクーペルである。
バレンシアを2年連続CL決勝の舞台へ導いた監督だ。
その監督に認められて試合に出られるとなれば、これは期待は高まるというものだ。
しかし、大久保が結果を出せるかどうかという点に関しては、
あまり期待できないと私は思っている。
その理由は、精神的に未成熟で、自分のメンタルをコントロールできないことである。
2004シーズン2ndステージ第11節浦和戦でマークに苛立って鈴木啓太を肘打ち、
退場したのは記憶に新しい。
また別の浦和との試合では、浦和サポの野次に精神状態を乱され、
思うようなプレーが出来ずに終わったこともあった。
大久保がそういう弱点を抱えているとスペインリーグのディフェンダーが知れば、
まず間違いなく神経戦を仕掛けて抑え込もうとするだろう。
そしてそれは簡単に成功するはずだ。
少なくとも、22才にもなって”やんちゃ”という言葉がぴったり来る今の大久保なら。
しかも大久保の周囲には、(以前も取り上げたが)自分をコントロールする必要はないというような空気がある。
スポーツ紙の報道だから割り引いて考える必要があると思うが、
大久保自身もこのメンタルの弱さを改善しようとは思っていない節がある。
精神的未熟さを表す一つの指標として、イエローカード枚数を見てみる。
2001シーズン 19試合出場イエロー5、レッド2
2002シーズン 28試合出場イエロー8、レッド1
2003シーズン 24試合出場イエロー(リーグ最多の)14、レッド2。
2004シーズン 22試合出場イエロー10、レッド2
多い。
オフェンスの選手である大久保が何故このような数の警告を受けるのか。
相手DFのマークに苛立ったラフプレイ、報復行為、判定を不服とした審判への侮辱。
この警告の数が大久保のメンタルの弱さを端的に表していると私は見ているが、
結果を見る限り、これまでのところ大久保にそういった教育をする人間はいないようだ。
日本でならまだしも、海外に行ったら大久保のメンタルは明確な弱点だと思うのだが。
果たして、結果は如何に。
マルセイユのトルシエ [ その他サッカー ]
ワールドサッカーダイジェスト2005年1月6日号に、フランス人記者による
現在のマルセイユとトルシエの状況に関する記事が掲載されている。
記事の筆者シモンはフランスフットボール誌の記者だそうで、初陣となったカーン戦で
リザラズ、ペドレッティ、リュインドゥラの3人をベンチ外に追いやったことに触れ、
「とりわけ人気の高い選手に冷たい仕打ちをする傾向があったようで、
日本でもヒデトシ・ナカタと確執があったと聞いている」と続けている。
しかしそれを言うならシュンスケ・ナカムラだろう。
つまり、日本におけるトルシエについて詳しいことは知らない、そういう先入観は持っていない。
なぜこのようなことを殊更書くかというと、日本におけるマスコミの間での評判と似ているのだ。
シモンのトルシエ評は大体以下のようなものである。
・フランス国内で実績のないアウトサイダー
・頑固で傲慢な男
・エゴイスト
マルセイユを含めてフランス国内の一般的なサッカーファンには、
その名前を知られてはいるものの、人となりまでは一部の関係者が知るに止まり、
知っている人にとって彼に対するイメージは”かなりダーク”であると述べている。
文面から窺う限り、シモンもそんなイメージを持つ一人のようだ。
日本でもそうだった。
協会やマスコミなど、直に接する人間からは”鼻持ちならない”とすこぶる評判が悪かった。
しかしこれが選手になると、
「ちょっとエキセントリックなところはあるけど、付き合い方がわかればたいした事はない」
というように、やや好意的になる。
カズのように30を過ぎてから出会って大きく影響を受けた一人、とまで評価する選手もいる。
この温度差は何故生まれるのか。
おそらくトルシエは、個人的には付き合いづらい部類の人間なのだろう。
だが選手と監督といったような、プロフェッショナルな関係になると、
サッカーに対する熱意、理想を追求する姿勢、理論と経験に裏打ちされた仕事振りなどが
監督として認めるに足る存在へと押し上げるのだと思う。
そしてサポーターはアウトプットとして現れるサッカーの内容および結果によって評価するから
ワールドユース、オリンピック、アジアカップで内容、結果ともに高いレベルを出し続けたトルシエは
好意的に受け止められている。
記事には、マルセイユ人はよそ者(トルシエはパリ出身)に手厳しいとある。
フランス国内で実績がなく、得体の知れないトルシエには尚更なのだろう。
しかもマルセイユは八百長事件以降の不振から10年来立ち直っておらず、
サポーターが納得する結果とは、優勝以外にはあり得ないとのこと。
おそらく日本のサポーターよりも、マルセイユサポーターがトルシエを見る目は冷ややかだ。
マスコミとサポーターからの厳しい目、トルシエはマルセイユに温かく迎えられたわけではないのだ。
逆境である。
だが逆境こそトルシエの本領。
何度も解任の危機から蘇り、地獄の淵を垣間見てきたトルシエなら、この逆境も乗り越えられる。
目にもの見せてやれ。
席は我々が見た通り、選曲は8:2だそうですよ [ その他サッカー ]
当ブログで2回(これとこれ)の後半触れてきた天皇杯準々決勝の席問題
(問題っていうほど他のサイトで盛り上がってはいないが)。
こちら東京都蹴球部AOA課さんの記事で埼玉県サッカー協会からお詫びが出ていることを知った。
12月19日、埼玉スタジアム2002で開催されました天皇杯準々決勝におきましてバックス タンドの席数の関係でFC東京サポーターの皆様に大変なご迷惑をおかけ致しまし たことをお詫び致します。今後この様なことのない様細心の注意を図り、サポー ターの皆様が安心して観戦できる運営に努めて参りますのでご理解、ご協力をお 願い申し上げます。あぁ、クレームがたくさん行ったんで善処してくれるのかなと思った。
今回は見込みが甘かっただけで、次回からは改善され、
どちらか一方に偏ることなく公平に運営してくれることを期待した。
少なくとも一方が(今回のように)迷惑を被らない限りにおいては。
が、サポティスタのタレコミ掲示板で、浦和サポ系掲示板へのリンクがあった。
そこには、同じく準々決勝@埼スタの試合前に流す曲に
浦和おなじみの曲ばっかりを意図的に流したことを暴露する書き込みがあった。
暴露しているのは選曲に関わった当人である。
おそらく浦和サポからの賞賛を得たかったのだろう。
以下に引用する。
■GRG工作活動情報
++ なぎなぎ (ボール拾い)…4回
12/19(日)
第84回天皇杯 準々決勝
『REDS vs FC東京』 埼玉スタジアム2002 13:00Kickoff
GRG工作活動は12:20頃〜
担当は埼玉県サッカー協会潜入中、なぎなぎ。
あくまでも中立的立場ですが、工作活動に勤しんできます!
..12/18(Sat) 13:53[9654]
こりゃあかんわ。
++ なぎなぎ (ボール拾い)…5回
県協会潜入中のGRG工作員のなぎなぎです。
FCの曲はリラックスとテクノファイアー(選手紹介)だけでしたので、
中立といいつつも8:2位でしたか。
選手紹介の時にはFC側も盛り上がっていたらしいので、勘弁して下さい。
でも、クレームがこないか、ちょっと不安でしたが・・・。
..12/21(Tue) 00:25[9699]
”中立といいつつも8:2”なんだから。
最初からフェアにやるつもりなんてさらさらないんだから。埼玉県サッカー協会は。
クレームなんて出るわけない。浦和でいつもかかってる曲なんて知らねーんだから。
ここに掲載されていたのは選曲に関することだけだ。
席については関係ない。
だが、推して知るべしだろう。
一方的な選曲を許す土壌が埼玉県サッカー協会にはある。
それを知っただけでもよかった。
さすがだよ、埼玉。
情報量の壁 [ その他サッカー ]
楽しみにしてた入れ替え戦だが、はっきり言ってよくわからんかった。
今回は早めにつないだし、観ることは観れた。
そしてもちろん試合の流れはわかる。
でも、選手に漲っているはずの気迫が、緊張感が感じられない。
これは、単に私が画面から感じ取ることが出来なかっただけなのか、
それともそれなりの大きさの画面でないと伝わって来ないものなのか、
あるいはそもそもモニタ越しにでさえ漂って来るような何かが発散されていなかったのか。
数100kbpsの情報量では伝わって来ないものなのだとしたら、
私のような、結果ではなく内容至上主義とも呼べるような感覚の持ち主にとっては
これはなかなかにショックなことだ。
ブロードバンドが普及している日本においては、ストリーミングコンテンツ配信サービスの
最大のネックは、サーバの処理能力であろう。
現在のストリーミングコンテンツ配信ビットレートの一般的な速度、数100kbpsが
劇的に向上して数Mbpsになるとは、あるいは数100kbpsに圧縮できるようになるとは
ハードウェア、ソフトウェアの進歩の速さから見て、当面は考えにくい。
となればサーバを増強するほかはなく、つまりはそれだけ料金がかかるということである。
サッカーのライブ中継のような、同時に多数の視聴者が観るようなコンテンツでは尚更、
物量を投じるという解答しかないと言えるだろう。
ということは、内容至上主義者たる私の満足するようなネット中継は、
安価には得られないということである。
新聞記事を読む限りでは、どうやらそういう試合ではなかったような気配もあるのだが
数100kbps程度の画質ではわかりにくいのは確かだ。
これから普及するであろうネット中継の恩恵にあずかることが出来ないかも知れないという
不安を抱く、今回のネット中継だった。
それでもプロか [ その他サッカー ]
いよいよ入替え戦第2戦なわけだが。
ShowtimeがLive中継ページでこんなことを言っている。
当日の入れ替え戦中継は非常に多くのアクセスが予想されます。一定以上のアクセスが集中した場合、映像に乱れが生じたり、一部繋がりにくい状況になることがございます。また、事前の告知なく中継を中断する場合もございます。その旨ご了承ください。「事前の告知なく中継を中断する場合もございます」って。
金取ってやってんのに何なんだこの体たらくは。
有料サービスがこのようなふざけたことを言って、一体許されるものなのだろうか。
この視聴者に甘え、かつ舐めきった態度。
大概にして欲しいものである。
今後何があろうとも、Showtimeだけは利用したくない。
もう一人のタレント [ その他サッカー ]
Jリーグは横浜のJ1連覇で2004シーズンの幕を下ろした。
チャンピオンシップのMVPは浦和の攻撃を顔色一つ変えずにはね返し続けた中澤に。
中澤の活躍は確かに凄かった。
だが横浜の鉄壁の守りは、中澤一人によってもたらされたものではない。
そう、横浜の3バックにはもう一人、日本でも有数のタレントがいた。
ダウンタウンの松本人志である。
こっちが本物。
似過ぎだって。
川口能活 その真髄 [ その他サッカー ]
川口が磐田に移籍。
互いに幸せな結婚だと言えるだろう。
以前からフィールドプレーヤーのレベルに対して、
ゴールキーパーのレベルが明らかに劣っていた磐田と、
欧州への挑戦を果たしたものの、実力以外の面で出場機会を失い、
デンマークへ都落ちする羽目になった川口。
両者が互いに活性化しあい、ジュビロ磐田と代表GK川口に
それぞれのポジションで再び日本をリードする存在になって欲しい。
ところで、川口と言えば”神懸るとものすごいが、ポカミスもする”
なんてなのが共通のイメージだと思うが、その波が激しい原因について
本人のインタビューを元に書かれている記事をNumberで読んだことがある。
それを非常に簡単に書くと、
”レベルの低い相手に対しては集中力を上げられない”
ということなのだが、つまり、
我々がスーパーサイヤ人モードだと思っている時の川口のプレーは
集中力を高めた時に発揮される、言ってみれば当たり前のパフォーマンスだということだ。
恐ろしい話である。
レベルが高くないと集中できないというのもすごいが。
どんな相手であれ集中力を保って、ある一定の水準以上のプレーができなければ
(GKは特に)プロとしては望ましくないと思うが、
当たり前のプレーの水準が高過ぎるために、
川口のような強い相手の時はとんでもなく頼りになり、
そして弱い相手の時にはネタキャラ化するという稀有なGKが現実に存在しているのだ。
欧州移籍当時、レベルが低いと判断したJリーグに川口は再び戻って来た。
欧州で経験を積んだ後、今度はどんなプレーを見せてくれるのか。
日本の全てのサッカーファンが注視している。
いい加減にしろ [ その他サッカー ]
楽しみにしていたJリーグ入れ替え戦のネット中継。
結局ほとんど観られなかった。
最初ソネットにつないだが、最初は快適に見られたものの、
徐々に遅くなって紙芝居状態から完全な静止画に。
音声も途切れ途切れになったので、ほかの配信サイトを探すが
日刊、スポナビ、MSNは入り口さえ見つからない。
どうやら人数一杯になったのでリンクそのものを削除したらしい。
Showtimeは会費が必要な登録をしなけりゃダメだし、Nifty、アサヒも混雑して観られないので
仕方なくJ'sGoalの音声のみを聞こうとしたら、それさえも聞こえない。
なんだこれは!
「より多くのサポーターの方々に様々な環境で注目の熱戦を楽しんでいただく」だと?
ふざけるな。
できもしねーことを偉そうに宣伝してんじゃねーよ!
J'sGoalのネットライブ特設ページにあるご意見・ご要望送信フォームから苦情を入れたが、
送信後に出るでっかい「THANK YOU!」の文字に更なる徒労感を煽られ、虚しくなったのであった。
あーあ。