情報量の壁 [ その他サッカー ]
楽しみにしてた入れ替え戦だが、はっきり言ってよくわからんかった。
今回は早めにつないだし、観ることは観れた。
そしてもちろん試合の流れはわかる。
でも、選手に漲っているはずの気迫が、緊張感が感じられない。
これは、単に私が画面から感じ取ることが出来なかっただけなのか、
それともそれなりの大きさの画面でないと伝わって来ないものなのか、
あるいはそもそもモニタ越しにでさえ漂って来るような何かが発散されていなかったのか。
数100kbpsの情報量では伝わって来ないものなのだとしたら、
私のような、結果ではなく内容至上主義とも呼べるような感覚の持ち主にとっては
これはなかなかにショックなことだ。
ブロードバンドが普及している日本においては、ストリーミングコンテンツ配信サービスの
最大のネックは、サーバの処理能力であろう。
現在のストリーミングコンテンツ配信ビットレートの一般的な速度、数100kbpsが
劇的に向上して数Mbpsになるとは、あるいは数100kbpsに圧縮できるようになるとは
ハードウェア、ソフトウェアの進歩の速さから見て、当面は考えにくい。
となればサーバを増強するほかはなく、つまりはそれだけ料金がかかるということである。
サッカーのライブ中継のような、同時に多数の視聴者が観るようなコンテンツでは尚更、
物量を投じるという解答しかないと言えるだろう。
ということは、内容至上主義者たる私の満足するようなネット中継は、
安価には得られないということである。
新聞記事を読む限りでは、どうやらそういう試合ではなかったような気配もあるのだが
数100kbps程度の画質ではわかりにくいのは確かだ。
これから普及するであろうネット中継の恩恵にあずかることが出来ないかも知れないという
不安を抱く、今回のネット中継だった。
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