引き出しには何が入っているのか [ FC東京 ]
Jリーグ第2節新潟戦は02の敗戦。
TVで観戦したが、やろうとしてることが全く出来ない、最悪に近い内容の試合だった。
DFライン+ボランチでボール回しをするものの、
新潟の前からの執拗なチェックをかいくぐれずに苦し紛れに出すパスは通らず、
プレスに屈してボールを奪われ、広大なスペースが開いている東京の左サイドに展開、
そこから再三クロスを入れられる。
先制点で決勝点となった寺川のゴールもそこから生まれた。
今日はとにかくFWにまでボールが渡らなかった。
シュート数の比較でも、新潟の18本に対し東京は半分の9。
その差はFW同士の比較ではさらに顕著になる。
矢野が5本、エジミウソンの5本に対して、ササが1本、リチェーリが1本。
やはりボールの出所であるボランチをつぶされるとサッカーにならない。
ある程度崩しが出来ていた甲府戦では、ボランチが余裕を持ってボールを保持し、
サイドバックの上がりを待って展開する攻撃が出来ていた。
新潟は前からのプレスによってボランチに時間的空間的猶予を与えず、東京の攻撃を封じた。
プレスをかわしてつなぐための各選手のポジショニング修正と
どうやって人とボールが入り込むスペースを作るか、
それが今後の課題であり、監督の手腕の見せ所だ。
おそらくポゼッションを志向するチームがまず突き当たる壁、
そして乗り越えたと思ってもさらに高くなって現れるであろう障壁。
それを乗り越えるアイディア、あるいはぶち壊す武器が入っている引き出しを持っていなければ、
ガーロ監督にポゼッションサッカーを掲げる資格はない。
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