完全復活 [ FC東京 ]
J1第11節 東京対千葉は4-1の勝利。
漲る気迫。これに尽きる。
試合中傍らの友人が
「千葉は前より走らなくなったな」
と呟いていたが、これも勝因の一つだろう。
千葉との試合では、2列目の飛び出しにマークが引き連れられて、
バイタルエリアがら空きの状態が頻発するが、今日の試合ではそれがなかったことが
そうした特徴が余り出ていなかったことを端的に示している。
それほど流動的でないために、千葉のボール回しは東京ディフェンスの視野内に収まり、
加えて連敗に危機感を持った選手たちの、あの鬼気迫るチェイシングである。
伊野波の羽生へのマンマークで一番のボールレシーバーを押さえたことも奏功し
東京は高い位置でのボール奪取に成功した。
しかしこのGW連戦の最終日に、よくもあれだけの動きが出来たものだ。
私は前半の時点で既に軽く感動を覚えていた。
もし石川が出場していたら、壊れるまで走っていたかも知れない、
そういらぬ心配をしてしまうほどだった。
ゴール裏の気合いも凄かった。
コアなメンバーが各所に分散していた効果もあったのか、
音圧がいつもより20dBくらいでかかった。
私の周りにはイングランド人はいなかったので、彼らのおかげではないだろう。
今までできそうでできていなかった、原東京が完全復活した試合だった。
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