ユーベと言えど [ FC東京 ]
一部報道で薄々知ってはいたが、何が悲しくてあのユベントスの一員として
本来無関係な柳沢なんぞを見なければならんのだ。
今回私はチケット買わなかったから関係ないっちゃないのだが、
わざわざ金払って観に行く人の気持ちを考えると笑うに笑えない。
第一私はどうも日本に来るヨーロッパのクラブを信用できない。
実際に観戦に行ったのは、2001年のトヨタカップでのバイエルンと
小野の凱旋試合となったさいたまシティカップのフェイエノールト、昨シーズンのローマくらいだから
ほんの個人的な印象の域を出ていないが。
バイエルンにしてもローマにしても、とにかくやる気がない。
(一応)世界一のタイトルのかかったトヨタカップでさえそうだったのだから、
遠いアジアの小国で行われる、たかがプレシーズンマッチで本気になるわけがない。
タイトル等のモチベーションアップが望めないなら、
ものすごい負けず嫌いであれば多少本気度の高い試合になるかも知れない。
なんとなくイタリアなら、どんな位置づけの試合であれ勝ちを目指すことに期待がかけられそうだ。
しかしセリエAの終盤で見受けられるが、例えば降格争いしているチームに簡単に勝ちを譲ったりしてしまう。
これは自分たちにとって勝利が実質的な意味を持たなくなると
勝利というものそのものに価値を見出さなくなることを意味しているわけで、
ちょっと私などには理解が及ばない。
お金を払って観に来ているお客さんに対して、そんな半ば八百長みたいな試合はどうなの!?
と思うからであるが、それはつまり、そもそもお客さんが求めていないからなのだろう。
本気で戦わないならば、あとはロナウジーニョのようなサービス精神があるかどうかだが、
イタリアにそんなサービス精神がないことは去年のローマでよくわかったし、
そもそも、どんな形、内容であれ10で勝つのが最も美しいという特殊なメンタリティを持つイタリア人に
サッカーにおけるサービス精神を期待する方が間違っている。
そして、それに加えて柳沢である。
フロントの狙いはもちろん理解しているつもりだが、やっぱり私は行く気にはなれない。