組織と個人(自由)は二項対立ではなく [ 日本代表 ]
湯浅健二は、ハンガリー戦を評したコラムで次のように述べている。
でもそれ(ジーコが意図するサッカー)は、誰もが知っているとおり、一番難しいやり方ですよ。要は、ブラジルのような
世界トップの技術・戦術力を持ち合わせているチームの専売特許だということです。
多くの人が、
トルシェに代表される組織偏重サッカーと、
ジーコのブラジル流自由なサッカーを
二項対立として捉え、組織か自由かという論点で議論を行い、
最終的には現在の日本人に可能かどうかを問題の焦点としている。
だが、カルロス・ケイロスも言っているように、組織と個人(自由)は不可分だ。
日本人に可能かどうかという以前に、
”個人を生かすための組織作り”という発想自体がないジーコは、
例え目指す方向が正しくとも、実現に至るまでの具体的手段を持たないという意味で
監督として失格なのだ。
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