久保は3バック、1ボランチなら今野 [ 日本代表 ]
日刊スポーツのコラム「解析料理」久保を生かす3バック
久保を生かすなら3バックだ。サッカー解析システム「opta(オプタ)」によれば、久保は3バックシステムの時に
力を発揮している。30日アイスランド戦も3バックで2ゴールを決めた。4月の欧州遠征2試合を含め、3バックでは
6戦6発。4バックの3戦1発を上回っている。
インド戦前のコラムなのでインド戦のデータは含まれていない。
しかし、御承知の通りインド戦ではデータを裏付ける活躍をした。
4バック時のデータは3試合なので母数が少なく、いまいち信頼性に欠けるかも知れないが
並記されている横浜でのデータは興味深い。
横浜においても、4バックよりも3バックの方がゴール、シュートおよびアシストで上回っているのだ。
久保の活躍なしには語れない最近の日本代表の戦績。
その久保の活躍度に、システムによってこれほど明確に違いがあるとは。
3バックはこのまま継続するとしても、中盤に中田が戻って来た時に中村との兼用をどうするか。
中村を左サイドに出すか。中田をボランチにするか。
あるいは超攻撃的に1ボランチでトップの下に中田と中村を2枚並べるか。
1次予選の相手なら出来なくはないだろう。
あまり見ない352の1ボランチシステム。
1ボランチの守備的負担が大きく、バランスが悪いからだが、今の日本には適任者がいる。
今野である。
あの超過密日程の五輪最終予選に6戦全発した男。
全発しただけでなく、日本に場所を移してからの最終盤には352の1ボランチまでやっていた。
当時は、山本監督は今野を殺す気かと思ったものだ。
1ボランチを既に経験済みの今野だが、残念ながらジーコ好みの選手では全くない。
まず選出されることはないだろう。
だがとにかく、久保は3バック、1ボランチなら今野。間違いない。
PR