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「サッカーはディテールの集積である」 [ 日本代表 ]

再び、Number593(1/22 特集 語ろう、代表を)ネタ。
ブルーノ・メツインタビュー。

02年ワールドカップでの日本よりは、コンフェデ杯のチームの方が私は好きだ。これは好みの問題だが、ワールドカップの日本は
ステレオタイプで、堅固なチームではあったが、プレーの喜び、熱狂を欠いていた。あまりに形にこだわりすぎて意外性がなく、
怖さを感じなかったから、セネガルの対戦相手としてもさほど心配はしていなかった。

以上のように日本代表に対する評価を語り、「私は攻撃を志向する」と明言するメツは、方向性において
”攻撃的””自由””創造性”を掲げるジーコとほぼ同じであると思っていいだろう。

そのメツが挙げる日本の課題は、
堅固さと創造性の2つを調和させること

である。

「この(コンフェデ杯)のときの日本の印象は、はじめてセネガル代表を見たときと重なる」
と言うメツは、セネガル代表にどんな指導を行ったのか。

高めたのは、オフ・ザ・ボール動きの質だ。それはセネガルでもアル・アインでも同じ。もの凄く時間をかけて、綿密にディテールを
詰めていった。ディテールこそサッカーのすべてで、サッカーはディテールの集積のみで成り立っているといってもいいぐらいだからね。

目指す方向は同一でも、教えられるディテールはシュート技術だけのジーコと
魅力的なサッカーでワールドカップ初出場のセネガルをベスト8に導いたメツ。
両者の差はあまりにも大きい。
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