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もうひとつの入れ替え戦 [ 女子サッカー ]

今日はなでしこリーグディビジョン1・2入替戦を観に多摩市立陸上競技場へ。
PK戦にもつれこんだ試合は伊賀が制して残留を決めた。

開始時刻を間違えていて、着いたら前半40分くらいだった。
キックオフ12:00だったんだよな。
前日までちゃんとそのつもりでいたのに、当日起きたら13:00キックオフの頭になっていた。
あちゃーである。

なでしこリーグの入替戦なんてそこそこの人しか来ないだろうと高をくくっていたら、結構な人数。
特に市原千葉側のメインスタンドは遠目にはほぼ満席。
なのでメインスタンド伊賀側に座った。
千葉の方はさらにゴール裏にまでたくさんいて声を張り上げている。
なで2なのにずいぶんといるんだね千葉サポは。

でもなでしこリーグの試合で初めて聞いたブーイングはこの日の千葉サポだった。
主にレフェリーに向けてのものだったが、何回かあった。
そんなに観戦歴があるわけではないから他の試合でもあるかも知れんが、少なくとも私は初めて。

以前、アテネオリンピック直前のベレーザ対TASAKIの試合を観に行った時、ベレーザサポが
「なでしこリーグの選手達はプロではありません。なのでブーイングに慣れていません。
ブーイングはしないようお願いします」
と頼んで回っていたことがあった。

その頃はちょうどアテネオリンピックの直前でなでしこリーグへの注目が高まっており、
私を含めて一見さんが多く来ていたことによるベレーザサポの行動だった。
あの頃の紳士協定はもうなくなってしまったのか。
残念。

それで試合である。
後半序盤は伊賀が押し込む展開。
平均的な個力では伊賀の方が上回っているのでその差が出たか。
千葉はボールを奪ってもロングボールを蹴るだけで全く攻撃の形が作れない。

ところが一度千葉が、複数の選手が絡み、ボールの周辺を縦横に動き回ってサイドを完全に崩して
良い形でシュートを撃つと自信を回復。
以降、千葉がボールを保持して押し込み、伊賀は確率の低い一発狙いのパスを
千葉DFに奪われるという展開にシフトした。

千葉の選手は勤勉だ。
よく動く。守備にも攻撃にも。

守っては寄せにカバーに迅速な対応。
伊賀の宮本にボールを集めてそこから展開しようとするのに対し、
ボールが出た先でカットするか、囲んでボールを奪う。

攻めてはパスを丁寧につなぎ、周囲の選手はフォローに追い越しに走る。
ひとつのボールに対し、複数の選手が同時多発的にアクションを起こすのは、
本家千葉の良かった時を彷彿とさせる。

ボランチがボールを持つとトップの選手がひとつ落ちて顔を出す。
入れ替わるようにサイドハーフが前線に上がる。
その大外をサイドバックがオーバーラップを仕掛ける。

この辺、選手同士の距離や動きのタイミング、スピードなどを
意識してやってる感があって非常に好感が持てる。
先に欠いたように伊賀側の席に座っていたが、知らず知らずのうちに千葉に肩入れしていた。

伊賀は宮本のものすごいロングシュートがあった以外はほとんど有効な攻撃が出来ず。
伊賀の4番の選手が足をつって負傷退場を余儀なくさせられるなど、
消耗戦の様相を呈してきた中、延長戦へ突入。
延長戦でも千葉優勢は変わらずも得点には至らず、遂にPK戦へ。

結局PK戦を制した伊賀が残留したが、心情的には内容で上回った千葉に昇格して欲しかった。
えてしてサッカーとはこんなものであるかも知れないが。

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