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清濁合わせ飲まず [ その他サッカー ]

水曜日の甲府戦で”ベンチ外”だった甲府の選手が2試合の出場停止になっている。
試合終了後に主審に向かって侮辱的な発言をしたそうな。
ベンチにいたならわかるが、ベンチ外ってのは初めて聞いた。

そしてつば吐きで退場になった茂原の処分はまだ未定というからある意味すごい。
一体何試合の出場停止になるのやら。

これまで何度もやり玉に挙げられ、今回も話題を提供してくれた家本主審だが、
審判に対してはレフェリーインスペクターによる評価制度が実施されており、
Jリーグも下手な審判の把握は当然している。
Jリーグだってバカじゃないのだ。

それでも下手な審判が跳梁跋扈し、あまつさえスペシャルレフェリーにまで登用されているのは、
一筋縄では行かないしがらみにとらわれているからだろう。
私あたりがいくら理想を掲げようと、悲しいかな、それが現実である。

しがらみと言えばこちらも
アジアカップと言えば、ワールドカップ本大会、そのアジア予選に続く重要な大会と言っていいだろう。
過去を振り返っても、記憶に残る名勝負がいくつもある。
オシムの皮肉

新しい経験だ。準備をせずに大会に出るという新しいアプローチを、日本はしている。
には思わず笑ってしまったが、現実を直視するとそう笑ってもいられない。

日本代表としてのブランド力を上げるには大会で好成績を残すことが必須であり、
本来なら日本サッカー協会としてもそれは望むところな訳だが、
おそらくJリーグやらTV放映権やらのスポンサーの関係で
国外で開催される大会には冷淡にならざるを得ないのだ。

しかし当然ながらそんなことでは代表の強化は出来ない。
日本サッカーの頂点に立って牽引すべき代表の姿としてあってはならないことだ。
練習のための合宿はしないと言っていたり(強化、練習のプランが元からないのだからどっちみち無理だが)、
人気選手を無造作に起用していた前任者は協会にとっては好都合だったが、
オシムはそんなわけには行かない。

当然オシムにだって一朝一夕に変わるものではないことはわかっているんだろう。
記者会見での発言それ自体によって事態を好転させようというよりも、
そういう現状を発信することで改善の土壌を作るような意図なのではと勝手に推測する。

だからと言うか何と言うか、私も納得はしない。
しょうがないんだよ、なんてわかったような顔して諦めたりはしない。
清濁合わせ飲むなんてまっぴら。
私はきれいな水しか飲めないし飲まないのでね。
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