嗚呼、またここにも一人。 [ その他サッカー ]
欧州選手権大会最年少ゴールを決めたルーニー。
彼について気になる記事があったので朝日新聞6/18付夕刊から抜粋。
彼らしいのは、歴史に残るゴールの直前に警告を受けていることだ。後方からのスルーパスに滑りながら右足を伸ばす。
飛び出したスイスGKの頭をスパイクがかすめた。すかさずイエローカードを出す主審に毒づいた。
「もっと冷静になれって言う人もいるけど、タックルは110%の気持ちで行くのを変えるつもりはない。
少し興奮しているぐらいの方が、僕はいいプレーができる」。悪びれる様子など、これっぽっちもない。
最初にこの記事を読んで思ったのが、ルーニーと大久保は似てるなぁと言うこと。
大久保も今のスタイルを変えるつもりはないなんてことを言っていたっけ。
しかし、
最後までボールに食らいつくのはいいプレー。
相手にケガをさせるのはやってはいけないプレー。
審判に悪態をつくのはスポーツマンシップに反するプレー。
彼ら二人は、これらのプレーをそれぞれ分けて考えることができていない。
最初に起こしたアクションが良ければ、その結果として生まれるプレー、
あるいは延長線上にあるプレーも、当然肯定されるべきものと考えているようだが、
そんなことあるわけがない。
たとえボールに行っていたとしても、相手の足にかかればそれはファールなのである。
それによってケガをさせても平然としていたら、そんな奴にスポーツをやる資格はない。
ルーニーも大久保も、才能ある若者だ。
だが彼らは明らかに勘違いをしている。
周囲はそれを間違いであると指摘してあげなければならない。
彼らを好きな子供達が、勘違いを当然だと思い始めたらどうする?
ルーニーや大久保を指導する立場にある人間は、彼らだけを指導するのではない。
ルーニーや大久保のその先も指導しているのと同義なのだ。
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