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フェアプレーの基準 [ その他サッカー ]

戦前、イタリアが互助試合の懸念をしていたスウェーデン対デンマーク。
スウェーデン対デンマークが22以上で引き分けると、
イタリア対ブルガリアの結果によらず、イタリアの1次リーグ敗退が決定するからである。
朝日新聞から抜粋すると

欧州選手権で、フェアプレーを巡って逆転現象が起きている。「ずる賢い」「汚い」と
悪評の高いイタリアが、同じC組のスウェーデンとデンマークに「フェアプレーをお願い」と訴えている。

 中略

イタリアは第1戦でFWトッティがデンマーク選手の顔につばを吐いたことが発覚して、3試合出場停止中。
デンマークの訴えがきっかけだっただけに、DFカンナバロは「フェアプレーの下に訴えたのなら、
自分たちもそうすべきだ」。

ところがそう言っておきながら、自分たちはブルガリア戦で平気な顔をしてナイスタッチキック
(本来なら相手に返すべきプレゼントボールをタッチラインに蹴り出し、
相手のスローインに対してプレッシャーをかけてボールを奪おうとするプレー。
フェアプレーに見せかけたアンフェアなプレー)をする。
さすがはイタリアである。
(ちなみにブルガリアもプレゼントボールをタッチラインに蹴り出していたが、
スローインに対してプレッシャーはかけていなかった)

もっとも、イタリアは1−0で勝つことに最上の喜びを感じる国民性である。
我々日本人とは全く異なる(おそらくは世界的に見ても変わった)メンタリティーを持つ国と言える。
彼らにしてみれば、ナイスタッチキックなぞ、アンフェアでも何でもないのかも知れない。

国によってサッカースタイルに千差万別あるように、
フェアプレーの概念にも国によって違いがある。
Jリーグでも幾度か物議を醸したが、ブラジルでは自チームが不利な状況下では
ボールをプレゼントする必要はないと考えられているようだ。
例えばtotoGAOLが始まった時の、京都対大分であったロドリゴのプレーがそれである。

こうなるとフェアプレーとは一体何なのか根幹が揺らいでしまうような気がするが
日本のフェアプレーは日本人が感じるフェアプレーでいいと思う。
別にイタリアやブラジルなどのサッカー先進国の真似をする必要はない。
ナイーブと言われようが何だろうが、自分の価値感を変えてまで列強の仲間入りなんてしたくない。
そう思うのである。
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