アーセナルのこだわり [ その他サッカー ]
今日の深夜にチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦が行われるが、
この日程が私には非常にもったいなく感じる。
なぜなら、アーセナル対ユベントス、ベンフィカ対バルセロナの
準々決勝の好カード2つが同日だからだ。
もちろん好カード基準は私の個人的なものであるが。
この2チームは現在の欧州リーグの中でも、トップクラスのポゼッションサッカー完成度を誇る。
(アーセナルは国内リーグでは不調である。これまで内弁慶と言われ続けたアーセナルが
ベンゲル就任以降最低の成績の今シーズン、CLで最高の成績をあげそうなのは皮肉だ)
引いた相手に対してパスをつなぎ、効果的なフリーランで、ワンツーで、はたまたドリブル突破で
DFを崩し、シュートに持っていく。
現在世界最高と評されるバルセロナは言うまでもなくすごいが、
ことパスサッカーという点に関しては、アーセナルの方がこだわっている。
特徴的なのが、サイドからのクロスの頻度と、終了間際のビハインド時の攻め方だ。
バルセロナは左サイドだとロナウジーニョやシウビーニョ、ファン・ブロンクホルストから、
右サイドだと主にベレッチからクロスが上がる。
だが、アーセナルの場合、サイドで相手陣地深くまでボールを運んでも素直にクロスが上がることは少ない。
あくまで、直接ゴールを狙えるエリアに崩しのパスを入れ、シュートを打とうとする。
また、1点ビハインド、残り5分というような場面でさえ、中盤を省略したりは決してしない。
丁寧にパスをつなぎ、必ず相手DFを崩してからシュート体勢に持ち込む。
得点するに到る経過にとことんこだわった結果だ。
2005年12月18日に行われた対チェルシーの試合では、ホームで02と敗れ、
内容的にも完敗だったアーセナル。
私はアーセナルのこだわりパスサッカーの時代ももはや終焉かと思った。
だが、最近また持ち直してきた。
そのアーセナルがリアリズムユベントスを相手にどう戦うのか、
今回は結局、アーセナル対ユベントスを選ぶことにする。
いやー楽しみ。