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蹴唯雑音 忍者ブログ

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見慣れた光景 [ FC東京 ]

J1第27節 東京対千葉は2-3で敗戦。
つくづく帳尻合わせの好きなチームだなぁと。
前半の動きの少なさ、攻守の切り替えの遅さは一体なんなんだと。

市原みたいな縦のポジションチェンジやらダイアゴナルやらクロスする動きやらを駆使してくるチーム相手に
ボランチの片割れが福西ってのはつらい。
ただでさえバイタルを空けさせられることが多いんだから。
まぁ福西だけのせいじゃないし、決定的チャンスに絡むポジショニングはさすが
(PKを誘った抜け出しへの茂庭のスルーパスは見事)。

千葉はいい動きしてフリーの選手を作るのがうまいけど、
3人目の選手にお前はこう動けって指示してたりする。
そのあたり、息ぴったりあうんの呼吸ってわけじゃないかも知れないが、
どうすれば相手DFを振り切れてフリーになれるかというイメージを共有出来ている。

東京の場合、受け手だけじゃなく出し手にもイメージがないから
いいポジションを取った選手がいても、パスが出てくるのが遅い。
千葉なんかヤバいと思った瞬間にはもうパスが出ている。

前半を観る限りこりゃ勝てんわと思っていたが、後半から前への意識が高まった。
しかし3失点目のPKは、ちょうど出て来た勢いを削がれる形になっただけに余計だった
(あれがなければ2得点目のPKもおそらくなかっただろうが)。

後半は盛り上がったけど、思い返すとそれはあまりにも見慣れた光景で、
試合終了時には少し醒めた自分がいた。

以下はスタジアムについて。
フクアリは2回目になるけど雨の日はつらい。
晴れていればこじんまりして良いスタジアムだが、雨の場合、居られる場所が限られるので狭苦しい。
座席も横幅、縦の間隔ともに最近のスタジアムにしては狭いし。

Jリーグの配っているビニールバッグは結構役に立った。
こんな記事で批判するような物ではないだろう。

それから運営。
トイレの少なさにはアホかと。
南2ゲート下りたところにトイレがあるなんてアナウンスしてたけど実際は開いてなく、
東京サポが指摘してあわてて開けてた。

浦和の場合はアウェイサポに対して確信犯的にホスピタリティを放棄しているが、
千葉の場合は、下手かどうでもいいと思っているかのどちらか
(結果としてはどれも同じ)。
10年以上仮設スタンドでサポーターを”歓迎”してきた千葉だから今更と言えばそうだが。

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目には目を [ FC東京 ]

FC東京“おしんサッカー”で5連勝&J1通算100勝狙う
おしんサッカーっていうとなんだそりゃって感じだが、要は仕返しをするなと。

サッカーを始めた時に先輩から言われた。
「やられたらやり返せ」
でも私には出来なかった。やろうとも思わなかった。
いくら向こうからやってきたからって、性格的に無理なのだ私の場合。

サッカー界では仕返しするのが当たり前の風潮だ。
でもそれは間違っている。
そんなものを見せられて愉快な気になるわけがないからだ
(もちろん最初にやった方が悪いのは言うまでもない)。
私はプロサッカーを観に来ているのであって、アマチュア格闘技を観に来ているのではない。

こんなことがニュースになってしまうことこそが問題だ。

官軍 [ FC東京 ]

J1第26節 東京対清水は2-0で勝利。
スコアの上からすると快勝だが、私のような趣味趣向の人間からすると、
非常に評価のしにくい試合だった。

シュートは8本。
このうち決定的チャンスが何回あったか。
安定した守備と強力な攻撃陣を備える清水に快勝した試合にしては、内容に乏しい。

先制の場面はクロスのタイミングに集約される。
今日の石川は多少早めのタイミングを心がけて
抜ききらないうちでも上げることを意識しているように見えたが、普段からやって欲しい。

大体にして東京のサイドアタッカーはクロスのタイミングが遅過ぎる。
相手DFが待ち受けているところへクロスを入れる場合、クロス自体の精度はもちろん、
FWの予備動作を含めたポジショニングのうまさ、ヘディングの強さが必要とされる。

相手が戻りきらない早いタイミングでのクロスは、やはり精度は必須だが
FWのうまさ強さは比較的必要とされない。
もちろん中に詰める選手がいることが前提なわけだが、
観ていてここだ!というタイミングで上がるクロスの何と少ないことか。

オウンゴールを誘った石川のクロスはベストタイミングだった。
タイミングを逃したら得点の可能性は半減すると言っても過言ではない(と思う)ので
これからも続けて欲しい。

塩田を含めた守備陣の健闘が光った。
清水で印象的だったのが確実に収めるポストプレーとうまいサイドチェンジ。
逆に言えばつなぐパスの効果をそれほど発揮させなかったということだ。

途中からルーカスは守備の時にはやや下がり目に位置してプレッシャーをかけていた。
相変わらずよくチェイシングをする。
前節横浜FC戦でカウンター時にリチェーリへのパスをミスしたルーカスに向かって
「やる気あんのか!」と叫んでいる人がいたが、
あれだけチームに貢献している選手に対して何故そんな発言が出るのか不思議でならない。

何はともあれ、順位が10位に上がった。
ほとんど恒例の帳尻合わせの季節である。

激震 [ FC東京 ]

自転車にサイクルコンピューターを取り付けてひと月。
走行距離が170kmになった。
平均すると、えー3.7km/dayか。

伸ばすと焼津辺りだね。
この調子で行くぞ!南アフリカまで!!
いや、まずは北京か!?
(もちろん実際に行くのではなく、トータル走行距離の話)

なんてバカなことを書いていたら、目に入ってきたこのニュース。
U22梶山全治3~4カ月で今季絶望
おいおい。

今の五輪代表には梶山は絶対に必要な存在じゃない。
重要な選手ではあるだろうし、秘めたる才能は深淵のよう。
だが、五輪代表での梶山は代替可能だ。
五輪代表の中盤はそれだけ人材が豊富であり、また梶山の良さを生かせていないということでもある。

東京はそうは行かない。
梶山は今や、必要欠くべからざる選手だ。
代わりに誰がボランチに入るんだろうか。
パッと思いつかない。
栗澤か?

横浜FC戦を前に東京を襲った激震。
乗り越えることが出来るだろうか。

このまま行けるか [ FC東京 ]

J1第24節 東京対神戸は3-1で勝利。
広島戦の大勝の勢いをそのままホームに持ち込んで、
攻撃にも守備にも前への意識が高い内容になった。

神戸が広島ほどつないでくるサッカーではなく、ミドルレンジのパスを用いるので
前からのプレッシングに引っかかってショートカウンターを撃つ場面はあまりなかった。
だが東京は、広島での成功体験で得た自信を胸にアグレッシブな姿勢を崩さなかった。

逆転弾となったルーカスのゴールが素晴らしかった。
赤嶺からの速いパスを絶妙なワンタッチでDFラインの裏へ飛び出し、正確なシュート。
スピードのあるパスで相手に猶予を与えず、その一瞬に炸裂した個人戦術がDFを破った。
もっと観たいねこんなプレーを。

夏の連戦の最後を2連勝で終われたのは大きい。
連敗の泥沼に完全にはまってしまう前に運も重なって脱出。
少し前まで残留ラインすれすれだった順位からも、一歩抜け出た。

この調子で行きたいところだが、A代表と五輪代表の試合が重なるため、ここでいったん中断が入る。
これは東京にとっては痛い。
これまでの様子を見ると、中断期間で何かが改善される期待は持てないし、
逆に構造化されていないだけに、今の勢いを削がれる心配の方が大きいのである。

中断明けの横浜FC戦はアウェイと言えどもホームのようなものだから、
ホームで勝てない病がぶり返したりしてね。

花火は夏の風物詩 [ FC東京 ]

J1第23節 東京対広島は5-0という大勝。
J SPORTSの録画放送で観戦。

キーワードは前からの守備。
パスをつないでくる広島の戦術も相まってこれがハマった。

象徴的だったのが前半4分。
相手CB2人に赤嶺と栗澤がプレッシャーをかけ、ボランチにボールが出たところを
なんと梶山と福西が2人がかりでボールを奪いに行った場面。
暑さも峠を越したんでこれからはガンガン行きますよと、そんな宣言にも見えた。

そして前から守備に行く意識が、攻撃へのアグレッシブな勢いにもつながる。
栗澤や今野といった、運動量の多い選手が中盤に配置されていたことも大きい。
今での試合より、ひとりひとりのボールを持つ時間が短く、
選手が動きながらボールを受けることが格段に多かった。

でも、DFを崩した決定的チャンスは広島の方が多く、東京にはあまりなかった。
どうすれば相手DFを崩せるか、というのが東京にはまだない。

また、これだけ得点が入った理由のひとつに相手GKのヘボさがある。
今時珍しくないか、あのレベルのGKは。
逆にストヤノフはやっぱり欲しかった。
あれだけの攻撃センスを持ったDFは日本人にはいない。

いい試合だった。が、この勢いはおそらく長続きしない。
この試合はいろいろなものがうまくハマった試合だからだ。
(前にも書いたように)ちょっとした条件の違いでまた煮え切らない試合に戻るだろう。

視野狭窄 [ FC東京 ]

J1第22節 東京対浦和。
2-3で敗戦。

筆が重い。
ひとつは負けてブルーなため。

もうひとつ、最大の理由は、これまで多少分析めいたことを書いて記事のネタにしてきたが、
目前のプレーを夢中で応援するあまり、試合を客観的に捉えられなくなっているから。
もはや、何が良くて何が悪かったのかすらわからない。

とにかくがんばるしかない
(当ブログにご来場される(奇特な)方々には大変申し訳ないが)。
私に言えるのはそれだけだ。

これはダメだ [ FC東京 ]

J1第19節 東京対大分は1-2で敗戦。

試合後にみんながブーイングしてる中、私は座席から立上がれなかった。
あれだけ激しいブーイングがチームに浴びせられたのはいつ以来だろうか。

煮え切らない試合、出口の見えないチーム状況、
頭の悪い選手と監督。

良い時には根拠なく”負ける気がしない”ものだが、今はダメだ、
勝てる気がしない。



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